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メンタルヘルス

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何をしていようと時計の針は前に進む

何をしていようと時計の針は前に進む

みなさん、お元気ですか?
ここの投稿も飛び飛び、本名アカのnote投稿も飛び飛びになっております。

一年前を振り返ると、もうずいぶん前のことのように思える今日この頃。
ふり返る必要などないのに、ついふり返ってしまうのは人間の性でしょうか。

それというのも、昨夜、夫が同窓会を企画しようかと思う、など言い出しまして。それが嬉しかったんですね、私。ハイ。

もともと夫はグループの中心になる人物ではな

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ひとりで地獄に堕ちないで

ひとりで地獄に堕ちないで

すごいタイトル(汗)。

あるストレスから、メンタルの調子が落ちてしまった夫。
未明に目を覚まして、一人悶々としている夫に
「どうしたん」と声をかけると
「地獄に堕ちているところ」という返事がもどってきた。

それに対する私の言葉
「ひとりで地獄に堕ちないで」が今日のタイトル。

「ひとりで地獄に堕ちるなんて淋しすぎるから、私にも地獄を分けてよ」
と付け加える。

我ながらスゴイこと言うなぁ・・・

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怒りの成分分析

怒りの成分分析

 「夫が話を聞いてほしい」というので、料理の手を止めて話を聞いた。夫はある人物に腹を立てていた。仮にその人をAさんとする。
 夫の話によると、Aさんは明らかに事実とは異なることを言ったにもかかわらず、夫がそれを指摘すると「前にも3、4回、俺は同じことを説明しただろっ!」と自分が正しいと主張し、キレ気味に返してきたらしい。夫曰く「何度説明しようが間違っているものは間違っているんだ」とのこと。周囲はそ

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言葉の贈り物

言葉の贈り物

 夫が退職して、もうすぐ一年になる。服用していたメンタルの薬は徐々に減って、今は朝食後に半錠だけ。もはや飲んでも飲まなくても良くない?くらいのレベルになっている。

 夫の気分の波も安定し、半年前に始めた週2日のアルバイトにも機嫌よく通っている。一時期、低下していた夫の能力も回復し、今は頼もしいばかりだ。

 来春からは厚労省が新設する仕事にも挑戦しようと思っている、と今朝、夫から聞かされた。夫に

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承認を必要としなくなった

承認を必要としなくなった

たぶん、心のどこかで承認を求めていたんだと思う。
いまの自分が間違っていないということを。
あるいは、誰にも見せていないけれど、自分にしかない良いところが私にもあるんだということを。
誰かに知ってほしかったし、そう思われたかった。

 仕事を辞めて、しばらくは迷うし、焦るし、誰かに「それで良かったんだよ」って承認してほしかった。

 けど、しばらく充電して、次のことも見えてきて、自分のことが嫌いじ

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頼ることは信じること

頼ることは信じること

 私は「頼みごと」が苦手だ。

 ひとから頼まれるのは好きだし、何ならひとよりも頼まれごとを得意としていると思う。だけど、いざ自分が誰かに何を頼もうとすると、極端に身構えてしまう。

 先日も友だちに協力をお願いしたい場面があった。私が学んでいることの練習相手になってほしいというもの。複数人が必要なので、LINEのグループで投げかけてみた。すると、すぐに数人の友だちから「いいよ!」と返事してもらえ

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生き仏レベル?の癒される存在

生き仏レベル?の癒される存在

 皆さんは誰かに「あなたといると癒されるわ」とか「安心できる」とか言われたこと/言ったことがありますか?

 私は最近、立て続けにいろいろな人からこういう言葉をもらって、「はて?癒しになる存在って?」とあらためて考えている次第。

 これまで精神科で仕事をしていた時は、お仕事モードなので患者さんの癒しになるようなことを探していたし、できれば自分自身も患者さんにとって癒しの存在になれたらいいなと思っ

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過去の棚卸し

過去の棚卸し

 夫が学術大会で遠方に出かけている。一日目を終えて、二日目の朝。何となく話したいなと思って、電話をかけてみた。コロナ禍で長らく会えていなかった人との再会、昨年末に仕事を辞めて状況が大きく変わったこと、これから始めようとしている仕事…そんなよもやま話がたくさんあっただろう。

 電話に出た夫の声は、私の想像に反してトーンが暗めだった。最初は語ろうとしなかったが、話を聞いていくと、どうやら気分がブルー

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感情とできごとを分けると楽になる

感情とできごとを分けると楽になる

 届いた商品を開封したら、明らかな傷がついていた…という経験は、通販をよく利用している人であれば、まあ一度か二度はあるんじゃないだろうか。

 そういう時にどうするか。

 先日、うちに届いた折りたたみデスクを開封したら、デスクの表面にえぐれたような傷がついていた。どこで付いた傷なのかは分からない。開封時につけたものでないこと以外は。何か鋭いものに当たらないと付かないような傷だ。

 デスクの天板

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休息完了宣言

休息完了宣言

「俺、じゅうぶん休んだと思う」

 夫がそんなことを言い出した。仕事のストレスで不安定になってメンタルクリニックの通院や休職をしたのが一年くらい前。一度、職場復帰したものの年末に退職した夫の、事実上の“休息完了宣言”だ。

 8月に入ってから、夫の動きが変わってきたのは感じていた。

 自ら自宅の一室を事務所にリメイクするために粗大ごみを整理したり、商工会議所のセミナーに申し込んだり…という動きを

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空白を満たしなさい(最終回直前 感想)

空白を満たしなさい(最終回直前 感想)

 ああ、泣いたな。第四回。

 (以下、ネタばれあり)

 主人公と佐伯の関係については、第2回あたりからうすうす感じ取るものはあったのだけれど、佐伯が実在かどうかはちょっと訝しかった。あれだけ胸くそ悪いことばかり言う嫌な奴だし、もう観るのやめようかなとすら思ったのだけれど、そこはさすがのNHKドラマ。みごとにひっくり返してきたなという感じ。

 佐伯の部屋の壁にびっしりと貼られたゴッホ。それも自

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別れの儀式

別れの儀式

 長らく夢など見なかったのに、最近、元職場の夢を時々見る。「ああ、ここ私、もう辞めたのになぁ」と、夢の中で私は退職したことを自覚している。
 自覚した上で「一度、辞めて戻ってきている」感覚があるのだ。で、その夢のほとんどが悪夢というか、とても後味の悪い感じの夢で終わる。

 目が覚めると、なんだかぐったりしている。「戻りたかったのかな、私」という気持ちと「戻らなくてよかった」という気持ちがない交ぜ

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率直でありたい

率直でありたい

 久しぶりに職場に顔を出した。必要な資料があって、それをコピーさせてもらいに行ったのだ。長居するのも迷惑かと思って、業務のすき間時間に前もって予告した上で出向いた。

 15分弱の滞在で、近況をざっと話して、用事を済ませて帰った。自分のことばっかり話して相手の話をほとんど聞かなかったな、と帰り道に思った。なんと自分勝手な登場だろうと自分で呆れる一方で、私はそれくらいワガママでも良かったんじゃないだ

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やってみたいことを伝えた結果

やってみたいことを伝えた結果

 先日、「やってみたいことを伝える」という記事を書いて、実際にやってみた結果の話。

 オンラインで学校の先生と打ち合わせをした。その先生とは初対面で、ぎこちないスタートにはなったのだけれど、私の考えていることを勇気を出して伝えてみた(上記の記事参照)。うまく伝わったのかどうかは分からない。それというのも、その先生は精神科領域が専門ではないようで、私のやりたいことのイメージを具体的に思い浮かべるの

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