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いいなあ!とか、おもしろい!!と思った記事を集めてます。書いてくださったnoterさんに感謝。
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2024年3月の記事一覧

美しき流れに心をゆだねる

美しき流れに心をゆだねる

第52週 3月30日〜 の記憶。 それを探る試みです。
一年間のルドルフ・シュタイナー超訳に挑戦中です。

今週は、1年間の締めくくりです。
この地球で美しき流れに心をゆだねられるように、という祈り
そして、ひとつになる。

では、読み解いていきましょう!



  心奥の
  気持ちが地球での存在へと向かう
  そして、宙の広がりから美がうねり出し
  そのとき、身体に宿すべき生命力が
  

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まどみちおさん

まどみちおさん

数年前
こんまりさんの
お片付けメソッドで
本コーナーを
片付けていた時

ときめくか
ときめかないかで

楽々ときめいて
残っている本

いわずにおれない
     まどみちお
         集英社ビイ文庫

インタビュー方式でまどさんに
その作品たちがどうやって生まれて来るのかを
たずねていく本です。

本の、前表紙の裏に
H17、1、18
H22、6(日付けが抜けています)
と、自分が読

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サークルの在り方~令和版早稲田宝生会での学生稽古の意義~

サークルの在り方~令和版早稲田宝生会での学生稽古の意義~

「師匠から稽古を受ける」
これほど日本国民の特徴を詰め込んだ一文があるでしょうか。

礼に始まり礼に終わる師匠との稽古の時間。

濃密な緊張感のなか、震える手で扇を取り、呼吸を整えて舞台に声を放つ。
頭の中まで見透かされるような師匠の視線を肌で感じながら手足を懸命に動かし声を出すも、中々思い通りとはなりません。
そんな自分に苛立ちが込み上げてきた時ふと感じる、師匠からの厳しい視線。
「やべ、集中し

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ご縁が素敵ノォト❷(播州織のこと)

ご縁が素敵ノォト❷(播州織のこと)

3月24日~26日は、

姫路の「proper_ingredients」(アイスクリームと焼菓子のお店)にて、
テキスタイルデザイナー、大塚さんの新柄のお披露目展示会でした。

今回、新柄は、なんと「姫路城」をモチーフにしたデザイン。

織機再生プロジェクトを、およばずながら「いち仲間」として見ていたわたしにとっても、少なからずうれしいお知らせでした。

早速、3月24日の雨の日、
展示会に伺いま

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怪奇ベビースター

怪奇ベビースター

ただいま、と玄関の扉を開ける。
今日も一日頑張ったと自分を労いながら足を一歩踏み入れる。

「ペキッ」という音。
足を持ち上げるとそこにあったのは1センチ程のベビースターだった。

なぜだ。ここは玄関だぞ。

不思議に思いながら拾い上げ、ゴミ箱に捨てた。
鞄を置き、我が子が毎日何枚も学校から持ち帰るプリントをチェック。
3枚目をめくると同時に何かが落ちた気がした。
足元を見るとそこにはベビースター

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探せない過去最高に埋もれている日々へ

探せない過去最高に埋もれている日々へ

自作において、過去最高の作品というものに出会った人達は、一体どれくらいいるのだろうか。

私には、ハッキリとした過去最高の作品というものが存在する。厳密に言うと、その作品の記憶が無くなりかけていて文体や形も説明出来ない。だが、あの日の自分の頭の中で物語が勝手に浮かんだ感覚と、何を書いていても上手く行き着くという絶対的な自信と、それに準じた快感に襲われたのは、生まれて初めてのことであり、あれ以来味わ

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熊野の表情・・大地のエネルギーが満ち溢れる清浄なる聖域「大斎原」

熊野の表情・・大地のエネルギーが満ち溢れる清浄なる聖域「大斎原」

大斎原。おおゆのはらと読みます。
大斎原は地名で熊野本宮大社の旧社地。
熊野は、滝、岩、川、樹木などを神として信仰してきた自然崇拝が起源。
その自然崇拝の地である熊野に、神々は大斎原にある櫟(イチイ)の木に三体の月となって降臨しました。
真ん中の月は熊野本宮大社の家都美御子大神(素戔嗚尊)であり、両側の月は熊野夫須美大神(伊弉冉尊)と速玉之男大神(伊弉諾尊)でありました。このことより、崇神天皇65

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(絵本)Chwile z motylem[蝶とのひととき]

(絵本)Chwile z motylem[蝶とのひととき]

この絵本は、1968年ポーランドのワルシャワで発行された絵本である。
挿絵は、ミェチシュワフ・ピオトロフスキ(Mieczysław Piotrowski)が描いている。
彼は、1910年リヴィウ生まれで、ワルシャワ美術大学を出た。
作家、小説家、映画脚本家、児童書の著者でもある。

私がワルシャワでこの絵本に出会った時、軽い衝撃を受けた。
絵が、子供の絵・・に、とっても近いからである。
まるで子供

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ジョージアの男

ジョージアの男

ジョージアの男

ジョージアという国がある。
ロシアとトルコに隣接している。昨今、世界的にもよく名前が上るウクライナのすぐ近くだ。
あんまり日本人が行くことはない国だ。それでも、お相撲さんでグルジア(少し前にジョージアに名前が変わった)出身の力士さんもいる。

日本人の彼がジョージアに住むようになった経緯は複雑なようでシンプルだ。

日本は彼の肌に合わなかった。
それで大学はアメリカに行こうとした

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スクナビコナノカミさまのかっこいい登場シーン。

スクナビコナノカミさまのかっこいい登場シーン。

スクナビコナノカミは、古事記に登場する小さな神さまです。ガガイモの船に乗ってやってきて、大国主命と共に国造りをされたそうです。

こんなに小さな殻に?

一寸法師のモデルになった神さまのようです。

どんな感じなのだろう?
紙粘土をこねこねして作ってみました。

登場シーンはこちら( *ˊᵕˋ)っ

ちなみにスクナビコナノカミさまは、わんぱくな性格だったそうです。そして……

優しく頼もしい素敵な

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吹雪の小樽港へ行ってみたら演歌だった

吹雪の小樽港へ行ってみたら演歌だった

 前回の続きです。

 この日の小樽は雪が降ったりやんだりの空模様でした。

 そんな中をテクテクと小樽港まで歩いてみました。もし波があったら、いつもびわ湖でやっているスローシャッター遊びをしてみたかったんですよ。

 で、港に着くころには雪がすんごいことに。(^^)

 これはもう紛れもなく演歌の世界ですねえ。日本海、雪、港、海鳥、たれこめる雲、そして酒。www
 山川豊さんの「函館本線」とか鶴

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お帰り

お帰り

お帰り 小さな牝鹿
わたしは寒い森
迷いの小径をたくさんに抱えて
おまえの目路の果てにさすらう幻の森

お帰り 小さな牝鹿
おまえの夢が描く牡鹿の角は
わたしの森の裸木たち
年ごとに増えていく悲しみの塚

わたしが輝いて見えたのは
冬の太陽のいたずら
おまえの浅い眠りの束の間に
春のさきぶれのしかけた罠

お帰り 小さな牝鹿
この道はおまえのしなやかな足には
とても耐えられない石ころばかりの道

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自叙架空#144

自叙架空#144

カツオは病んでいた

 
毎週日曜日に公共の電波で一家のプライベートを面白おかしく晒され、そのおかげでカツオやカツオの家族の知名度は上がったものの、数十年に渡って私生活を切り売りする生活にほとほと嫌気がさしたようで、カツオは時々荒んだ眼をしたかと思うと、こたつで寝ている私を捕まえて悪さをしたり、何の落ち度もない妹のワカメに陰湿な罵声を浴びせ掛けたりしていた

 
更にマスオの浮気三昧のせいでサザエ

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餃子がすき

餃子がすき

餃子が嫌い、というひとにであったことがない。

アイルランド人、カナダ人、フィンランド人、スペイン人、スコットランド人、ウェールズ人、フランス人、イングランド人…。

「また、ギョーザ、つくってね!」とたいていお願いされるばかりか、この前なんて、日本食レストランのないバルセロナ郊外の小さな村で、「お父さんとお母さんに餃子を食べさせたいから」と、スペイン人2人と一緒に皮から手作りしてきたくらいだ。

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