2024年3月の記事一覧
サークルの在り方~令和版早稲田宝生会での学生稽古の意義~
「師匠から稽古を受ける」
これほど日本国民の特徴を詰め込んだ一文があるでしょうか。
礼に始まり礼に終わる師匠との稽古の時間。
濃密な緊張感のなか、震える手で扇を取り、呼吸を整えて舞台に声を放つ。
頭の中まで見透かされるような師匠の視線を肌で感じながら手足を懸命に動かし声を出すも、中々思い通りとはなりません。
そんな自分に苛立ちが込み上げてきた時ふと感じる、師匠からの厳しい視線。
「やべ、集中し
探せない過去最高に埋もれている日々へ
自作において、過去最高の作品というものに出会った人達は、一体どれくらいいるのだろうか。
私には、ハッキリとした過去最高の作品というものが存在する。厳密に言うと、その作品の記憶が無くなりかけていて文体や形も説明出来ない。だが、あの日の自分の頭の中で物語が勝手に浮かんだ感覚と、何を書いていても上手く行き着くという絶対的な自信と、それに準じた快感に襲われたのは、生まれて初めてのことであり、あれ以来味わ
熊野の表情・・大地のエネルギーが満ち溢れる清浄なる聖域「大斎原」
大斎原。おおゆのはらと読みます。
大斎原は地名で熊野本宮大社の旧社地。
熊野は、滝、岩、川、樹木などを神として信仰してきた自然崇拝が起源。
その自然崇拝の地である熊野に、神々は大斎原にある櫟(イチイ)の木に三体の月となって降臨しました。
真ん中の月は熊野本宮大社の家都美御子大神(素戔嗚尊)であり、両側の月は熊野夫須美大神(伊弉冉尊)と速玉之男大神(伊弉諾尊)でありました。このことより、崇神天皇65
吹雪の小樽港へ行ってみたら演歌だった
前回の続きです。
この日の小樽は雪が降ったりやんだりの空模様でした。
そんな中をテクテクと小樽港まで歩いてみました。もし波があったら、いつもびわ湖でやっているスローシャッター遊びをしてみたかったんですよ。
で、港に着くころには雪がすんごいことに。(^^)
これはもう紛れもなく演歌の世界ですねえ。日本海、雪、港、海鳥、たれこめる雲、そして酒。www
山川豊さんの「函館本線」とか鶴