cool な kumano

熊野での感動を伝えたくてnoteを始めました。自然崇拝が起源の聖地。とびっきりの自然、…

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熊野での感動を伝えたくてnoteを始めました。自然崇拝が起源の聖地。とびっきりの自然、かっこいい熊野、私だけが知る熊野を連載します。山西毅治といいます。よろしくお願いします。インスタグラム@take__sun

マガジン

  • coolなkumano

     自然崇拝の聖地である熊野のとびっきりの自然、カッコいい熊野、私だけが知る熊野を紹介します。

  • HOTなSHIRAHAMA

    和歌山で一番HOTな白浜の特集!!「綺麗な海と圧倒する景観を持つビーチ」「泉質抜群のいにしえからの温泉」「美味しい海の幸」「バラエティに富んだ宿」。そして利便性、周遊性を持つ白浜はリゾートとしての条件を備えている数少ないところなのです。

  • 熊野とは

    熊野とは①~⑥。coolなkumanoのプロローグ!熊野のことをわかりやすく。 こんな遠いところに神社があって世界遺産にもなっている。なぜ?熊野のことを何も知らずに熊野に来る。それはそれで面白いと思いますが、熊野のことを理解してから来るともっと面白い。海外で人気があるのは、熊野のことをある程度理解をして訪れてくれているから。先ず、熊野のことを知っていただきたく、熊野のストーリーと奥深さを紹介します。「熊野とは」①〜⑥(完結です)のマガジンです。

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奥深い熊野の姿を発信していきます!!

 山西毅治(やまにしたけはる)と申します。私は、和歌山県の観光に携わって9年、現場の世界遺産センターで4年、熊野に関わってきました。そのときの熊野での感動を伝えたくnoteを始めました。 おかげさまで熊野は、今や世界的な評価をいただく人気スポットになっています。 熊野の旅は、  ・熊野三山(*1)に参拝  ・熊野古道を歩く  ・極上の温泉 が定番となっています。  実は、熊野にはその起源となった「すごい」「ダイナミック」「圧倒的」な自然があります。「自然崇拝」。それが熊野が

    • KUMANO映え・・朝

      一昨年に熊野の写真を展示する機会をいただきました。 コンセプトは、熊野信仰の源泉である「自然崇拝」。人々の信仰を生んだ熊野の自然。今の熊野の自然が、どれだけ今の人々に心にささるのか? という思いで撮影してきたもののなかでお気に入りを展示しました。 写真展のテーマは 「KUMANO映え」。 そう。現代の人の心をつかむ「映え」です。 今回から時間毎の写真で熊野を紹介します。 私の思いは、 熊野は「熊野三山」があって、それらと都を結ぶのが「熊野古道」、「いい温泉」もあって、しかも

      • 心揺さぶられる白浜の海・・HOTなSHIRAHAMA

        白浜の海は、心を揺さぶられる絶景。いにしえから、温泉とともに人を集めてきました。 何回行っても、感動させてくれるものが白浜にはあります。 うまく表現できませんが、「大地が生み出す景観」だけでなく、「太陽が創る空と海の色・輝き」と「それらからあふれ出す開放感」なのでしょうか。 でっかい青い空と海のキャンバスに彩りを加える景観、刻一刻と変わる太陽の輝きと色。それが目の前に広がります。 円月島 白浜のシンボル。浸食された中央の穴に夕陽が入る瞬間は、白浜一の「映えスポット」「映え

        • 和歌山でもっともホットなところSHIRAHAMA

          ~「白浜」のことも書いて~~リクエストをいただいたこともあって、今、和歌山で最もHOTなところである白浜を紹介します。 白浜へは、東京羽田空港から南紀白浜空港まで約70分。 JRでは特急くろしおで新大阪から南紀白浜駅まで約2時間30分。 高速道路もあり、東京や大阪からの高速バスも運行しており和歌山では最も利便性の高い観光地です。 観光地としての白浜の魅力 ■数々の魅力的な絶景、映えスポット 白良浜・・まっ白な砂とまっ青な海。日本のベストビーチ10選や渚百選などのビーチとし

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          (続)Modernな熊野とDeepな熊野があるまち・・新宮市②

          前回、熊野Modernな新宮は、熊野観光のハブになり得ることを紹介しましたが、今回は、新宮にあるDeepな熊野を紹介します。 意外かもしれませんが、熊野(和歌山県)の最深部は新宮市にあるのです。 古道らしい雰囲気が残る熊野古道大雲取越・小雲取越の真ん中は新宮市ですし、私が大好きな天然林の森やまったく美形な数々の滝など熊野の自然信仰を感じることができるところが新宮市にあるのです。 森 熊野の山も、多くは人工林に覆われ天然の森は少なくなっています。 そんななかで、熊野の自然信

          (続)Modernな熊野とDeepな熊野があるまち・・新宮市②

          Modernな熊野とDeepな熊野があるまち・・新宮市①

          新宮市は、熊野を観光するうえで最も利便性が高くモダンな熊野と奥深い熊野の両面を味わうことができます。 新宮市が熊野観光のハブになり得るわけ ・JR新宮駅に大阪からの特急「くろしお」と名古屋からの特急「南紀」が停車する。 ・新宮市内にある熊野速玉大社の他、熊野本宮大社、熊野那智大社・那智山青岸渡寺、花の窟神社へは、公共交通機関(路線バスまたは鉄道利用)での周遊が可能である。これらは新宮市を中心に1時間圏内にある。 ・熊野古道の人気ルートである熊野古道大雲取越・小雲取越ー小口

          Modernな熊野とDeepな熊野があるまち・・新宮市①

          熊野らしいところ・・三重県の熊野②「自然崇拝の熊野」

          前回、三重県の熊野地方の大きな特徴は、下記と紹介しました。 ・熊野と伊勢神宮の間にある。 ・今も熊野信仰の起源となった自然と信仰が多く残る。 今回は、この地域にある心が動かされる自然崇拝の熊野を紹介します。 明治時代の神仏分離令やその後の神社合祀令で、神仏習合からの仏教の分離、修験道や陰陽道の廃止だけでなく小さな神社や自然を神とする神社が廃止されます。 自然崇拝を起源とし、神道に仏教、修験道などが習合し聖地となっていった熊野は、大きな影響を受けました。 ここには、その影

          熊野らしいところ・・三重県の熊野②「自然崇拝の熊野」

          熊野らしいところ・・三重県の熊野①「古道周辺の絶景」

          熊野には、三重県も奈良県も和歌山県もないので、「○○県の熊野」という表現はいやなのですが。 その三重県の熊野地方の最も大きな特徴は、 ・熊野と伊勢神宮の間にある。 ・今も熊野信仰の起源となった自然と信仰が多く残る。 「伊勢神宮」(は通称で正式には「神宮」。)は、最高神の女神「天照大神」をお祀りする最高の社格を持つ「日本国民の総氏神」。 至高の聖地なのです。。 「熊野」は自然崇拝を起源に、神道、仏教、修験道、陰陽道が習合した自然崇拝、神仏習合の聖地。熊野の三社一寺には天照

          熊野らしいところ・・三重県の熊野①「古道周辺の絶景」

          わっはっはっは!山笑ふ。熊野の森。

          桜の花が終わると、熊野はあちらこちらで笑い声が聞こえてきます。 うるさいくらいに山が笑い出します。 「山笑ふ」・・俳句の季語。春になりみずみずしい若葉などによって山全体がもえるようになる様子。 「新緑」。1年で最もエネルギッシュな季節。 新緑の木の下は樹液がほとばしっています。 熊野の森もほとんどがスギ、ヒノキになってしまいましたが、照葉樹は「春」を実感させてくれます。 私が思う「熊野らしい森」。少なくなりました。 いにしえは、こんな森が紀伊半島を覆い妖艶な雰囲気を醸

          わっはっはっは!山笑ふ。熊野の森。

          思わず笑顔になる岩・・三重県の熊野は熊野らしさがいっぱい!

          ♪楽しいお方も・・悲しいお方も・・ 誰でもみんなうかれだす バドジズデジドダー♪ こんな楽しいところがありました。三重県紀宝町。 笑顔にしてくれるところは熊野にはなかなかない!!! 私のインスタグラムでは絶景よりマジックアワーよりここがバズりました。 三重県の熊野地方には、熊野の原風景がいっぱい。 これぞ熊野って感じです。 これを見て笑顔になって、元気をもらってください!!! ★これまでの記事は各マガジンに収納しています。 こちらもよろしくお願いします。 マガジン「熊

          思わず笑顔になる岩・・三重県の熊野は熊野らしさがいっぱい!

          熊野の表情・・大地のエネルギーが満ち溢れる清浄なる聖域「大斎原」

          大斎原。おおゆのはらと読みます。 大斎原は地名で熊野本宮大社の旧社地。 熊野は、滝、岩、川、樹木などを神として信仰してきた自然崇拝が起源。 その自然崇拝の地である熊野に、神々は大斎原にある櫟(イチイ)の木に三体の月となって降臨しました。 真ん中の月は熊野本宮大社の家都美御子大神(素戔嗚尊)であり、両側の月は熊野夫須美大神(伊弉冉尊)と速玉之男大神(伊弉諾尊)でありました。このことより、崇神天皇65年(紀元前33年)、今から2057年前に大斎原に熊野本宮大社の社殿が創建されまし

          熊野の表情・・大地のエネルギーが満ち溢れる清浄なる聖域「大斎原」

          クマノザクラ・・100年ぶりの桜の新種

          クマノザクラは、100年ぶりに発見された新種の桜です。 地域では、「早咲きのヤマザクラ」と思われていましたが、 2017年新種の桜と判明しました。100年ぶりの発見です。 特徴はいろいろあるようですが、早咲きであることとピンク色が鮮やかであることがクマノザクラのだれもがわかりやすい特徴でしょう。 3月上旬~中旬にかけて熊野で咲いている桜はほとんどクマノザクラです。 続いてソメイヨシノでその後にヤマザクラ。 熊野のサクラシーズンは長いです。 古座川のクマノザクラ クマノザク

          クマノザクラ・・100年ぶりの桜の新種

          熊野詣は日本人の旅の始まり。

          熊野の成り立ちを振り返る 熊野は、自然崇拝が起源。山、森、水、岩、滝、川・・が神さま。 今でさえも、信仰を理解できる自然が何とか残されていますが、当時は火山活動(熊野カルデラ)に起因する人々を圧倒する景観に加え、温暖多雨のなか折り重なる深い山々には、密林のごとく自然林が天を覆うほど生い茂り、幽妖な空気を発していました。 紀元前後になると具体的に神さまをお祀りするようになります。 熊野本宮大社の社殿が大斎原に創建されたのは紀元前33年と言われています。熊野の三社それぞれが、

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          ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦編④-coolなkumano23

          那智勝浦編①・・山、②・・海、③・・温泉と美味しいもの で④は、道です。まさしく熊野古道。 熊野詣のクライマックス。 山には、黄泉の国の入口である妙法山と熊野詣の最終目的地である神の滝があり、その神の滝である那智の滝から流れ出る那智川が谷を創り、谷には湯量豊かな温泉が自噴し、白蛇弁天や蛇の浦がある那智の海に通じています。 那智の谷は、那智の滝を龍頭とした龍の谷。 まさしく最強の霊地なのです。 那智参詣曼荼羅のみちを歩く 那智の谷を海から那智の滝や熊野那智大社がある神域まで

          ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦編④-coolなkumano23

          ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦③-coolなkumano22

          那智勝浦①では、山。 那智勝浦②では、海。 那智勝浦が持っているハンパないポテンシャルを紹介していますが、 今回は、私がおすすめする温泉と美味しいものです。 熊野とは①で紹介したように、熊野信仰は自然崇拝が起源。 それは大いなる大地の営みへの畏敬。 大地の営みは、世界最大級の「熊野カルデラ」が大きな要因。 その熊野カルデラに沿って泉質抜群の多くの温泉が湧き出ています。 ハンパない湯量と泉質の温泉の数々 ■南紀勝浦温泉 那智勝浦の温泉と言えば、南紀勝浦温泉ですね。 ガイ

          ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦③-coolなkumano22

          ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦編②-coolなkumano21-

          那智勝浦といえば、那智の滝、熊野那智大社・那智山青岸渡寺、勝浦温泉、まぐろですが、それだけではありません。 ・神を感じる山 ・いにしえの雰囲気を残す古道 ・ビッグスケールな海の絶景 ・誰でも楽しめるビーチ ・質、量とも豊富な温泉 ・美味しい米、醤油、酢、茶 ・お肉がうまい漁港 ・美味しい店の数々 観光資源のポテンシャルは和歌山ナンバー1と思っています。 ロケーションアドバンテージがないだけなのです。 那智勝浦編①は、那智の源流や色川などを紹介しましたが、知られていない凄いとこ

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