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2024年3月の記事一覧
昭和史をどう生きたか 半藤一利対談 (半藤 一利)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
著者の半藤一利さんの著作は、今までも何冊も読んでいますし、先日も「墨子よみがえる」や「戦争というもの」を読んだところです。
やはり、半藤さんの戦争反対・平和希求への想いや言葉は強く心に沁み入ります。
本書もそういった流れの中で手にした本です。
澤地久枝さん、保阪正康さん、戸髙一成さん、加藤陽子さん、梯久美子さん、野中郁次郎さん、
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか (鈴木 忠平)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
気になっていた本ですが、いつもの図書館の新着書リストで見つけたので早速予約して読んでみました。
主人公落合博満さん、現役時代も監督時代もリアルタイムで知っていますが、当時からそのユニークなキャラクタには大きな興味と少しの共感を抱いていました。
本書は、担当記者だった鈴木忠平さんが、8年間にわたり中日ドラゴンズ監督を務めた落合さんの
最強脳 ―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業― (アンデシュ・ハンセン)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
いつも利用している図書館の新着書リストで見つけた本です。
少し前に、ベストセラーになった「スマホ脳」を読んだのですが、私としては、それほど目新しい情報はなかったので、正直あまり興味を惹きませんでした。
本書は、同じアンデシュ・ハンセン氏の著作です。
典型的な “柳の下の泥鰌” 狙いの本ですが、その点も気になったので手に取ってみま
センス・オブ・ワンダー (レイチェル・L. カーソン)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
いつもの図書館の新着書リストを覗いていて目に留まった本です。
環境問題にいち早く警鐘を鳴らした書物として有名な「沈黙の春」の著者レイチェル・カーソンの遺作ということで手に取ってみました。
幼いロジャーとともに自然溢れるメーン州の海岸と森を散策した様子を綴った小品です。
エッセイのような体裁で、とても大切なレイチェルからのメッセー
わかりあえないことから ─ コミュニケーション能力とは何か (平田 オリザ)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
講談社のpodcastで紹介されていたので手に取ってみました。
著者の平田オリザさんは日本の劇作家、演出家です。
本書でのコミュニケーションに関する議論の出発点として、平田さんは、最初に「企業が求めるコミュニケーション能力はダブルバインド(二重拘束)状態にある」と規定します。「ダブルバインド」とは、“二つの矛盾したコマンドが強制さ
新ジャポニズム産業史 1945-2020 (マット・アルト)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
いつも聴いているピーター・バラカンさんのPodcast番組のゲストで著者のMatt Altさんが出演していて、この本の内容のさわりを話していました。その話がとても面白かったので手に取ってみた次第です。
Mattさんは1973年米ワシントンDC生まれ、ウィスコンシン州立大学で日本語を専攻したあと慶應義塾大学に留学。その後来日し、翻訳や通
九十八歳。戦いやまず日は暮れず (佐藤 愛子)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
いつも利用している図書館の新着書リストの中で見つけていたのですが、予約待ち列が長く、手元に届くのが遅くなってしまいました。
佐藤愛子さんの著作は、家族の蔵書から引っ張り出して、今までも「九十歳。何がめでたい」「日当りの椅子」とかを読んでいますが、本書は(同時進行のものとしては)佐藤さん最後のエッセイ集ということで、大きな寂しさを感じつ