わかりあえないことから

わかりあえないことから、はじめよう 僕らの学習帳 vol.147

わかりあえないことから、はじめよう 僕らの学習帳 vol.147

私たちはとっくにバラバラの社会を生きている。それなのに、それに気づかないふりをしてしまっている。 バラバラの社会と言ってしまうと、不安定で争いの絶えない社会をイメージしてしまうかもしれない。しかし、そういうことではなく、ただバラバラ、それだけです。 いい意味でも悪い意味でも、事実として社会はとっくの昔にバラバラになっているんじゃないか、そう考えると身の回りのいろんなことに納得がいきます。 同じ商品が爆発的に売れることも、同じテレビ番組をみんなが見ていることも、ブームやト

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性差が激しいという日本語の弱点 僕らの学習帳 vol.146

性差が激しいという日本語の弱点 僕らの学習帳 vol.146

前回は、日本語には褒め言葉が少ないという弱点について紹介しましたが、日本語の弱点は他にもあります。 その1つが、性別による差が大きすぎるというものです。つまり、男性が使う日本語と女性が使う日本語が大きく異なるというものです。 不思議な話ですよね。同じ日本語を使っているはずだから、性別が違っても使う言葉が変わるわけがありません。日本語はいつだって同じ日本語のはずです。 しかし、実際に日本語を見ていくと、そんな単純な話ではないことはよくわかります。男性の使う日本語と女性の使

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日本語には、褒め言葉が欠けている 僕らの学習帳 vol.145

日本語には、褒め言葉が欠けている 僕らの学習帳 vol.145

日本語には、褒め言葉がありません。0と言ってもいいくらいありません。 そんなはずはない。えらい、素晴らしい、よくがんばりました、よくできました、いい感じ、など褒め言葉はたくさんあるじゃないか、と思われるかもしれません。 たしかに、これらも褒め言葉ではありますが、どの言葉も対等ではない関係性で使われるものばかりです。 目上の人間から目下の人間へとその頑張りを褒め称えるものか、その逆に下から上へと敬意を示すようなもののどちらかです。つまり、日本語の褒め言葉には、上下関係の意

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「みんな一緒に」「同じ」であり、「察する」ことを大事にする文化では、
あなたも、わたしも、同じ前提であると勘違いしてしまう。
そもそも別の人間で、同じものを見ても、お互い違うように見ているのだ。
お互いわかり合えていない、だから対話が必要なんだ、と再認識する。

「みんな一緒に」「同じ」であり、「察する」ことを大事にする文化では、 あなたも、わたしも、同じ前提であると勘違いしてしまう。 そもそも別の人間で、同じものを見ても、お互い違うように見ているのだ。 お互いわかり合えていない、だから対話が必要なんだ、と再認識する。

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人間らしさの本質は、「無駄」にあった? 僕らの学習帳 vol.144

人間らしさの本質は、「無駄」にあった? 僕らの学習帳 vol.144

私たちはドラマや映画を見ながら、あの役者は演技が上手い・あの役者の演技はわざとらしい、とよく言ってしまいます。 でも、そこで、その演技の上手い・下手はどこで決めているのですか?なんて聞かれたら、きっと言葉に詰まってしまいます。 いったいどこで判断しているのだろう?演技がうまいとはどういう状態を表すのだろう?その答えの一つが(あくまでも一要素です)その演技に「無駄」があるかどうかです。 無駄、工学者がよく言うところの「ノイズ」であり、認知心理学で言う「マイクロスリップ」の

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わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書) 新書 – 2012/10/18 劇作家、演出家、平田 オリザ
日本経団連の調査によると、もっとも重視している能力は、「コミュニケーション能力」です。
https://amzn.to/3xTHuOd

わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書) 新書 – 2012/10/18 劇作家、演出家、平田 オリザ 日本経団連の調査によると、もっとも重視している能力は、「コミュニケーション能力」です。 https://amzn.to/3xTHuOd

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わかりあえないことを、わかりあえたじかん【6月の本で遊ぶじかん2】

わかりあえないことを、わかりあえたじかん【6月の本で遊ぶじかん2】

親のこと、兄弟のこと、親友のこと、結婚相手のこと、パートナーのことを、あなたはわかっていますか?お互いに分かり合えていますか? わかっている、理解している、心がつながっている、と言いたい気持ちはありつつも、素直に「もちろん」と返答できる人は少ないと思います。 真剣に相手と向き合えば向き合うほど、もしくは長い時間を一緒に過ごせば過ごすほど、わからない・わかりあえないと思ってしまうことが増えてくるものです。相手のことを理解したと思った瞬間に、遠く離れていくような、掴み損ねるよ

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結局、コミュニケーション能力ってなんだろう? 僕らの学習帳 vol.143

結局、コミュニケーション能力ってなんだろう? 僕らの学習帳 vol.143

「コミュ障」という言葉がはやったのは、コミュニケーション能力が低ければ、それは「障害」になってしまう社会だということを、意味していました。 ただ、ここで言われている、コミュニケーション能力が低いとはどういう状態なのでしょうか。改めて考えてみると、コミュニケーション能力というものの説明はとても難しいものです。 たとえば、就職活動の場面。ここ数年、コミュニケーション能力の高い学生が求められているということは、よく言われています。そのために、グループディスカッションや面接などが

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美しい瞬間

美しい瞬間

人生は大変なことが多い でも、たまに、 たま~に 「あ~、生きててよかった」 って思えるときがある。 ホントにたまにだけどね 「人生は長く悲しいことばかりだけれど、ときに、このように美しい時間に巡りあえる 普段は不定形でつかみ所のない「学び」や「知性」が あるとき その円環を美しく閉じるときがある。  その円環は 閉じたと思う先から、また形を崩していくけれど」[1] [1]わかりあえないことから 平田オリザ

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終わってしまった「トランスレーションズ展」を、自分なりに翻訳してみた

終わってしまった「トランスレーションズ展」を、自分なりに翻訳してみた

先週まで六本木の21_21DESIGN SIGHTで開催されていた「トランスレーションズ展 -『わかりあえなさ』をわかりあおう」に行ってきた。 開催期間の最終日、滑り込みでの鑑賞だった。 情報学研究者のドミニク・チェン氏が展覧会ディレクターを務めた本展では、その名の通り「翻訳」をテーマにした展示が催された。 ここでいう「翻訳」は、たんなる異言語間の意思疎通にとどまらない。 目で見たもの、触れたもの、聞こえた音、嗅いだ匂い、食べたもの、感じたこと、考えたこと、湧き上がるもの

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