わかることはないのかも

わかってもらってないな、って感じたんです。

今日相談に来た学生さんの一言。


今朝出勤し、いつものように朝一の作業として
相談の予約状況を確認します。
昨日帰宅する前はなかった、予約があり
台風が来ているのに来るの大変じゃないかな。と少し心配になりながらも

相談内容が
「就職活動について」のひとこと。


詳しくは割愛しますが、昨日ちょっとした案件があって
そこに関わっている学生さんと同じ名前でした。


昨日のことも関係あるかもしれないけど、そこは余り関連付けてはいけないから、まっさらな気持ちで相談に入りました。


その案件というのも、一般的に捉えると
「それはまずいね」「社会人として…」
そんなことが二の次に出てくるような内容でした。


私も一瞬「これはちょっと…」と思ったのですが
そうはいっても、この時期。
もしかしたら事情があるのかもしれないな、と考え直します。


そんな学生さんが目の前にいます。


就職活動についてが相談予約したときの「相談したい事」

でも違いました

就職活動にくっつく、「近しい人との関係性」「自分の性格への想い」
そんなことが、本当に話したかった事でした。

近しい関係の人に対して最初は「心配かけて申し訳ない」
そんな言葉で語っていましたが

相談の中盤で冒頭の言葉
わかってもらえてないな、って感じた。
徐々に学生さんの抱いている感情を話始めたのです。


近いしい人でも、大事にしているものとか、価値観は違います。
それでも
自分自身で足を運んで、確認して、いいなって思ったものに対して
”すべてではなくていいから、わかってほしかった”
んだと思います。


話しを聴いていて、「わかってほしかった」のはどんなところだったんだろうか。と学生さんの話から


ただ、ノリで決めたんじゃなくて
自分で考えて、いいなって感じたという
学生さんの行動・行動につながる想い。

そこなんじゃないかな?と思って問いかけると


・・・・・・。そうかもしれません。確かに自分なりに考えたから。


絞り出すように一言。



他者を「わかる」ってことは本当に無理に近いことだと
個人的には実感しています。
わかりあえない。のは大前提。


ただ
わかろうとする、というのは本当に大切。
同じように見る、一ミクロンでも、ここはわかったかもしれない
その”姿勢”が伝わるだけでも2億点。

そして「外側」もだけど「その人の内側」で起きたこと
そこに触れられたら最高。+5億点です。(謎のポイント制)


ただ近しいこそ、難しいのかもとも思います。
自分たちはこれでよかったから、ちょっと違う事だと心配だし
こんな良くない可能性もあるのでは?


どちらも「互いを思うが故」のすれ違いってこともありますから…

それでも、こんな風にできるかも。と
その後問いかけながら、自分が話した中に「わずかな可能性」を見つけたようでした。


わかりあえない、そんな絶望を見たからこそのわずかの可能性。
少しでも、何か生きやすさに繋がりますように!と台風の日に思う事でした。



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