石部統久@mototchen

不可知論的唯物論のネクシャリストもどきです。右翼左翼ではありません。でも中立中庸でもあ…

石部統久@mototchen

不可知論的唯物論のネクシャリストもどきです。右翼左翼ではありません。でも中立中庸でもありません。

最近の記事

政治リテラシーのサブテキスト リンクを作ってみました

 ネットで以下の論文をみつけたので、私なりのテキストリンクを作ってみました。 教職キャリア高度化センター教育実践研究紀要 第3号 2021 75 政治的リテラシーを高める政治教育のために ―高校生専門体験講座での実践から― 荻野雄 https://www.kyokyo-u.ac.jp/Cece/3-09.pdf 政治とは何か政治とは何か 権力とは何か ホモ・サピエンスの政治を理解するにはサル類アルファメールやチンパンジーの政治などの参照が不可欠です。またpowerをも

    • 『「スーホの白い馬」の真実』の真実

      日本人におなじみの「スーホの白い馬」についての小論が興味深いのでnoteしておきます。 ソイルト「ミンガド・ボラグ著『日本人が知らない 「スーホの白い馬」の真実』の真相」についてミンガド・ボラグ『日本人が知らない 「スーホの白い馬」の真実』で、「スーホの白い馬」伝承を否定し中国の創作としてることに対し内モンゴルチャハル地方の伝承であるという反論小論がありました。 『日本とモンゴル』第 56 巻(142 号) ミンガド・ボラグ著『日本人が知らない 「スーホの白い馬」の真実』

      • Science for All Americans すべてのアメリカ人のための科学

        一般にはほとんど知られていない、科学一般論、科学リテラシー習得のためにアメリカの団体で作られたテキストを紹介します。アメリカ人用ですが日本語訳も作れており、誰にでも読むことができます。 http://www.project2061.org/publications/sfaa/SFAA_Japanese.pdf

        • 「日本の黙って理性的事実を宣伝」は「中国のウソの感情的プロパガンダ」に常に敗北する

          今も昔も変わりない日本のプロパガンダ下手についてです。 『戦時宣伝論』による解説小山栄三『戦時宣伝論』(1942)において既に論じられていました。

        政治リテラシーのサブテキスト リンクを作ってみました

          免疫力を高める、免疫強化への批判記事

          免疫強化への批判海外で免疫強化への批判記事がありました。 免疫力を高めるへの批判日本のちまたで流行る、「免疫力を高める」ということは、そもそも医学にはないそうです。 ゆえに「免疫力を高める」方法もないとのことです。 「腸内細菌を整えて免疫力を上げる」と書かれた宣伝は全く科学的ではないし、実際にはウソであることがほとんど。 「免疫力を高める」方法への批判記事

          免疫力を高める、免疫強化への批判記事

          やる気、動機づけ は、行動できるようになってから

          モチベーション、やる気、動機付けについて知られていないのでnoteにしてみました。 池谷裕二先生による「やる気」の解説 脳科学者池谷先生によると、やりはじめないと「やる気」はでないそうです。「やる気」は行動の原因ではなく結果だそうです。 Motivating Goal-Directed Behavior Through Introspective Self-Talk: The Role of the Interrogative Form of Simple Future

          やる気、動機づけ は、行動できるようになってから

          うつし世は夢 よるの夢こそまこと

          出典がわかりましたのでメモしておきます。 なお、ポーとウォルター・デ・ラ・メアの英文原文と出典は調査中です。 https://www.library.pref.chiba.lg.jp/information/east/Rampo100th.pdf

          うつし世は夢 よるの夢こそまこと

          下手な稽古と万年稽古(ダメな稽古)

          ネット上にあまり関連記事がないのでまとめてみました。 下手な稽古とダメな稽古出典は武術家 黒田鉄山師範の著作です。意思によって体の動かぬ所を働かせようと稽古する際の教えです。 静かな稽古 以下の効用あります。 武技の量質転化

          下手な稽古と万年稽古(ダメな稽古)

          脳は手に持った道具を身体と感じる

          人間の脳は道具などを身体と認識していました。 不思議な道具上の皮膚ウサギ脳は手に持った道具を身体と認識していた 人間の

          脳は手に持った道具を身体と感じる

          パーソナルスペースとあいさつ あいさつ行動 Greeting behavior

          知り合いだとかなりの距離でも緊張します。でも近い距離だとどうでしょう。 実在のATフィールド パーソナルスペース人間同士近くにいるとお互いに緊張します。その距離がパーソナルスペース(個人空間 対人距離)です。 女は真円、男は縦長楕円で相手により伸び縮みします。 対人距離(interpersonaldistance) Hall (1969)は自身と他者問の距離空間が対人的に重要な意味を持つことを指摘し、これを学問分野の一つとして捉え、近接学(proxemics)と名づけた。

          パーソナルスペースとあいさつ あいさつ行動 Greeting behavior

          わかりあえない

          コミュケーション不全について書いてみました。 人間はわかりあえない誰でもあるコミュニケーション不全体験。 どうしてそうなるのか以下『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』からの引用です。 記憶力の問題 人間はアンドロイドでもAIでもありません。その記憶には限界があります。 なにがおきているのか 以下『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』の目次で

          わかるとは、どういうことか

          わかるということは頭の中にある枠組み(スキーマ)の要素、構造が一致するということだそうです。 わかりやすい畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書)わかるとは何かをわかりやすく解説した本があります。 畑村式「わかる」技術(畑村 洋太郎)です。 この本の紹介は以下を参考にしてください。 頭の中の枠組みによるわかるとは畑村式「わかる」技術(畑村 洋太郎)による頭の中の「枠組み」によるわかるとは 以下まとめてみました。 テンプレート

          わかるとは、どういうことか

          パーソナリティと読書(人格の完成)

          パーソナリティと読書(人格の完成)についてまとめてみました。 パーソナリティの翻訳語「人格」と「人格の完成」概念について井上鉄次郎は、教育(能力開発”Education”の翻訳語)の目的を人格者=人格を完成した聖人 仏陀、キリスト、ソクラテスになることとしました。 大正期に大流行した「人格の完成」の方法論は「読書」という教養主義教養主義今なお片鱗が残っています。 学生の読書量と自我形成の関係性https://www.tatsuki.org/DoshishaThesis3

          パーソナリティと読書(人格の完成)

          最近の若者は...の出典

          「最近の若者を嘆く」の古代を含め出典が分からないものが多いのです。 そこで出典がわかるものをそれぞれ歴史順にならべてみました。 出典歴史 Xで「最近の若者」について出典を動画にしていただけているようです。 ただ枕草子については誤りだそうです。 古代エジプト 古代エジプトの発掘文書や墓に「最近の若者」があったと言われていますが調べてみると日本では柳田国男、英語ではバックミンスター・フラーまでしか遡れませんでした。 楔形文字 楔形文字や粘土板(タブレット)についてもエ

          最近の若者は...の出典

          軍用馬として徴発された馬の末路

           動物とお話できるドリトル先生シリーズの作者ロフティングの執筆のきっかけは第一次世界大戦でボランティア兵で従軍している際に負傷した軍用馬が治療も受けられないまま銃殺されていることでした。そこで軍馬について書いてみました。 第一次世界大戦の徴発馬 ロフテイングのいうとおり戦争が国家総力戦となった第一次世界大戦において、自動車がまだ普及していなかったため、軍隊の移動に必要な膨大な数の馬が徴発されており、悲劇的最後を遂げました。 太平洋戦争に徴発された馬 日本においても太平洋戦

          軍用馬として徴発された馬の末路

          天地を動かし鬼神を感じさせる 詩 歌という慣用句

           言霊の根拠として古今和歌集仮名序の うたは「あめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ」が引用されています。それについてくわしくみてみましょう。 鬼神とは何か中国では鬼とは亡くなった死者のことです。では「鬼神」とは何でしょうね。目に見えないのだそうです。墨家では重視されたそうです。 天地鬼神に感応するのは漢詩の韻天地鬼神に感応するのは漢詩の韻だそうです。 天地鬼神は詩集の序の慣用句となっていた 漢詩についての詩集の序に天地鬼神について以下のように慣用句

          天地を動かし鬼神を感じさせる 詩 歌という慣用句