わかり合えることはきっとない
昨晩、私と夫の冷戦が終わった。
私が、最後まで持ち続けたしょうもないプライドを捨てたこと。
夫が、話したいという気持ちを最後まで持ち続け捨てなかったこと。
一方は捨て、一方は持ち続ける。
全く異なる行動で、全く異なっていた気持ちが一つになった。
なんか不思議だ。
私たちは、しっかりとお互いのことを話した。
この数日思っていたことや考え、そして気持ちについて。
私は、自分について改めて話すことが嫌だった。
嫌われるのではないかと不安を抱いていたからだ。
とにかく一生懸命伝えた。
自分と言う人間を。
夫も、今回は自分の考えをしっかりと伝えてきた。
いつも私は自分の核となる部分に他人が触れようとすると、逃げる癖がある。
しかし、今回は逃げるのをやめた。
そして、夫もいつもは聞き役であまり自分の気持ちを話さない。
しかし、今回は本当にたくさん話し、聞き役に徹するのをやめた。
夫婦になって8年。
まだまだ知らないことは山ほどあるようだ。
そして話終わった後、夫が言った。
「ゆうのとやっと話せた〜。
よかった〜。」だって。笑
私は、自分の性質や特性を話すと、夫は不快感を示すと思っていた。
だからこそ、頑張って繕って隠した。
しかし、夫からしたらそんな事はどうでもいいのだそうだ。
それよりも話せずいる。
それが何よりも辛いし、不快らしい。
そのまんまでいいのだ。私たち二人とも。
私は私。
夫は夫。
わかり合えることはきっとない。
全く異なる人間で、全く異なる性質の持ち主だから。
でも、わかり合えないことを確認する言葉はある。
違うこと。
理解できないこと。
ただ話す。
それでいいや。
互いを隠し、偽り合わせることではない。
私たちが私たちのまんまで、ここで暮らすために話す。
それで今はいいのだ。
そう思えた夜だった。
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