マガジンのカバー画像

考えること

47
運営しているクリエイター

記事一覧

私にとっての小さな旅の必要性について

私にとっての小さな旅の必要性について

旅をして来た。大好きな東京に3泊4日で気ままな旅だ。
人と会う約束は極力少なくした。
私のこれからの生き方にヒントをいただけそうな方と初対面。
聡明な方で、天然なところがあるとご本人はおっしゃるけれど、
私から見れば、私が形にしたいことを既に始められている行動的な方だ。
私より3つ歳上なだけなのに、聞けばその業界に入ったのは10年前だと言う。10年前と言えば、これからの人生をどういう方向に進んでい

もっとみる
子どもからのSOSに気付ける大人に

子どもからのSOSに気付ける大人に

https://youtu.be/BL7ugDTyQYI?si=OVJ0gyQgp-mv_qfv

悠々ホルンさんのトーク&ライブに参加して来ました。
子どものサイン(SOS)に気付ける大人を増やしたいと言う悠々ホルンさん。それは同時に私が日頃思っていることでした。助けて欲しいと言えない子どもや大人への支援は行きづらいこと、生きる意味さえこの年齢になってでもいまだ、模索していたものでした。

講演

もっとみる
親としての威厳ってなに?敬うとは?

親としての威厳ってなに?敬うとは?

最近ふと思っていた。
世の中が変化し続ける中で、昨今は上の者を敬うと言う教え、教育がされていないと言うこと。
そもそも上の者ってなに?と言う疑問も出てくるが、子育ての中でも上の人に従いなさい、なんて言ってこなかった。
子どもが学生の頃は、上の者と言えば分かりやすく学校の先生だ。
先生に失礼のないような振る舞いをすると言うことは、親が言わなくとも自然と息子達が感じてきたところもあっただろうが、特に昭

もっとみる
社会的養護は他人事じゃない

社会的養護は他人事じゃない

https://youtu.be/XJnfFesGJ-w?si=eSPJzY0HeCbLSv8Y

早川先生のお話はすーっと入ってくる。
過去に学んだ、経験したことと併せて今思うのは、大人や困ってない人の当事者意識の薄さ。
今や、児童福祉の前に社会福祉のあり方、結局、国のあり方、、

児童養護施設や児童相談所の関わる子どもや家庭のことを他人事と思っている社会構造、、一般家庭の中で生きている人が、そ

もっとみる
親孝行と言う名の呪縛〜もう時代遅れなのかも

親孝行と言う名の呪縛〜もう時代遅れなのかも

親孝行と言う名の下に苦しんでいる人がどれだけ多く居ることか。。。
ふとその一人がこの私だと、先ほど突然に気付いたのだ。
いや、心の底の方ではとっくに気付いてた。
親が生きているうちは、この呪縛に縛られ続ける、と。
かと言って、親には長生きしてもらいたいとは思っている。
けれど、後期高齢者になったばかりのひとり親である母親に対しては、育ちの中からずっと確執と葛藤があって、そのために私はかなり生きづら

もっとみる
<児童虐待に起因する傷の見方について、の講習を受けて>保育士として感じたこと

<児童虐待に起因する傷の見方について、の講習を受けて>保育士として感じたこと

昨日、業後、児童虐待に起因する傷の見方について、と言う講習会に参加しました。当初、園から聞いていたのは、虐待に関する講習会、と言うだけで内容は全く分からなかったのですが、参加してみました。
虐待については今までも色々と学んで来ましたが、今回の講習は、大阪府児童虐待等危機介入援助チーム委員の橋爪さんの講習で、真に迫るとても内容の深いものでした。丸2時間、釘付けで学びつつ、実際の虐待による傷の写真を何

もっとみる
小さな世界から広い世界へ〜2023年1月3日の朝にふと思ったこ

小さな世界から広い世界へ〜2023年1月3日の朝にふと思ったこ

小さな世界から広い世界へと
子どもの視野は広がっていく。

人生としての大きな括りの中で見た時も
5年、10年単位で見た時も。

子ども時代の環境は、人生の中では短い時間。
同じ釜の飯、という言葉あるけど、親子で同じ釜の飯を食べる時間も人生を通して見れば僅かな一部分だ。
人生の大半は、自分で作っていくもの。
そのベースを保護者と言う立場で帆走していただけ。

自分をとって見ても、
母親の作ったご飯

もっとみる
とある保育士が1月3日の朝に思ったこと〜子どもらしさとは

とある保育士が1月3日の朝に思ったこと〜子どもらしさとは

今の子ども達は、以前より子どもらしく生きられている分、幼いと言われる。
子ども時代を子どもらしく過ごせているか否か、は、人権の面から見るととても大事。
でも、今の子ども達、果たして子どもらしく親に甘えられてるかな?
保育園にずっと居なきゃいけない子ども達…。

きちんと親に甘えられていないから、
次(家族以外の社会)に適応し辛いと言うケースもある。
乳幼児期にしっかり親に甘えて過ごせたら、
次は外

もっとみる

ルール作りは誰のためのものか

新しい保育園に勤務し始めて、3日間が過ぎました。
乳児クラスと幼児クラスにフリーで入りました。
園全体の雰囲気と流れが見えて来た中、感じた第一印象は、
自由の中での伸び伸びとした育ち。

子ども達は実に自由に遊んで、活動しています。
何かによって縛られることなく、遊びを選ぶこと、過ごし方を選ぶことが出来ます。
お昼ご飯の準備が出来ると、遊びに満足した人から入室して食べ始めます。
まだ遊びたい子ども

もっとみる
日曜日の香港滞在で感じたこと

日曜日の香港滞在で感じたこと

前の投稿(https://note.com/miho517/n/n56bdc1e23a5d)に続く内容になるかと思うけれど、
私の視点は、先進国における貧困層の抱える問題なのだろう。
けれど、香港と言えども諸外国からの出稼ぎ労働者(移民)も多いので、
まず、視点を元から居る香港人とその他外国人労働者に分けるべきだろう。

私が思いを寄せていたのは香港人の一般庶民だけれど、その多くは日本のそれと比べ

もっとみる
華やかな世界とその裏の世界を見ながら香港の貧富の差について考える。

華やかな世界とその裏の世界を見ながら香港の貧富の差について考える。

アジアの中のニューヨークと言われる香港。
世界のあらゆる金融機関が集まり、華やかな世界だ。
日本から飛び立った飛行機が、高度を下げた時に初めてこの目に飛び込んで来た香港の景色は、無数の高いビルが隣接するものすごい景色だった。
日本とは全く異なるもので、ビルか山か海か、と言う感じに陸地の大部分はビルに見えた。
地震がないことからそのような建築も可能なのだろうが、隙間なく建てられた高層ビル群には驚いた

もっとみる
命の大切さについて考える

命の大切さについて考える

ほんの少し前までは、露核兵器のニュースを見ては、「もう日本も終わってる感じだし、何が起きてもおかしくない時代になったんだな」と思ってた。
これ、ネガティブな思考でなくてね。
だからやりたい事は先延ばしせず今を正直に生きよう。
私は遠い未来の為に今我慢する生き方は出来ない、と思ってた。

「〜に限って!とか、まさかそんなこと!って事が起こる時代なんだよね。父親が突然亡くなった時からずっと私はそう言う

もっとみる
自分主体で生きると言うこと

自分主体で生きると言うこと

アラフィフ、シングルマザー歴のある私にとって、
これが意外に簡単ではない。
二人の息子達の子育てを終え、人生初めての一人暮らしが始まって約半年。
ようやく本当の意味での考え方のシフトができ始めているところ。

私は保育士としていつも主張して来たのは、子ども主体の保育。
何度も何度も子ども主体、を唱えて来たにも関わらず、こと自分に関しては、この観念から程遠い思考の癖があった。

何でも子育て優先。何

もっとみる
家族の死を迎えた時〜悲しみの共有の大切さ

家族の死を迎えた時〜悲しみの共有の大切さ

10歳の時、父は海の事故で突然この世を去った。
楽しい夏休みの思い出が一変、私達にとって忘れられない暑くて苦しい思い出となる。きっとそんな出来事がなかったら、忘れてしまっているような当たり前の夏休みの1日だった。

母にとってそれは、私達姉弟が感じるものとは遥かに想像を超えた悲しみと恐怖だっただろう。これからこの幼い子ども達をどうやって一人で育てて行くのか。弟は7歳、私は10歳の夏だった。

母は

もっとみる