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生い立ちや過去の振り返り

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脊髄性筋萎縮症という難病になった話や病気を抱えた上で大人になるまでを中心に書いています。
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会社員だった寝たきり。

会社員だった寝たきり。

今回は私が高校を卒業して社会人として働いていた時期の話をしたいと思います。

紆余曲折も紆余曲折な時期でしたが今の自分にとってはかなり人生の土台となっている時期です。

それでは書いていきます。

「働く」という道をくれた先生僕が働けるようになったのは間違いなく高校時代に学校の先生方が様々なことに動いて環境を整えてくださったから。

まず高校一年生の一学期の最終日。
学校自体にもようやく慣れたかど

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気管切開をしても声を出せた人間の話。

気管切開をしても声を出せた人間の話。

皆さんこんにちは。ウッディです。

僕は幼稚園の頃に呼吸状態が悪くなり気管切開をしました。その話は時々noteでも書いてますが今回はその時の話をより深く、そしてどういう経緯があってはっきり今くらいの声が出せるようになったかをお話ししていこうと思います。

今回の記事につきましては私の経験談や発声方法を見たからと言って同じ境遇の方にどれほど参考になるかはわかりません。

なんの知識もない人間の我流の

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壁に激突して足首がぶっ壊れた話。

壁に激突して足首がぶっ壊れた話。

皆さんどうもこんにちは。
車椅子界隈の変わり者こと愛媛の佐藤健です。

※おいお前挨拶だだ滑ってるぞのご指摘は受け付けません

さて、気を取り直しまして(笑)

今回お話しするのは私の身体について。
私の身体はびっくりするほど弱いです。
軽ーく触ったつもりが月単位でも治らない痛みになる程痛めてしまうくらい弱い。

今日は私のそんなよわよわな身体についてお話ししていきます。

怪我と常に隣り合わせ今

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「いつ歩けるんだ」その言葉が消えた祖父と孫

「いつ歩けるんだ」その言葉が消えた祖父と孫

皆さんどうも。ウッディです。

今まで自分のことや両親の話が多かったですが今日は祖父母について書いていこうと思います。

余計な一言も二言も多い祖父母ですが(笑)
昔も今も優しく見守ってくれていて、何か大きな出来事には喜んでくれるそんな祖父母です。

祖父母との幼少期僕が幼い頃。
まだ幼稚園くらいの頃は親が共働きだったので日中はよく祖母と一緒にいました。

今思えば祖母もよく僕のことを毎日見てくれ

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「二度と関わるな」母と絶縁した日

「二度と関わるな」母と絶縁した日

タイトルから見ると私がとんでもないやつみたいに見えますが…まあおおよそは間違っていません。

なんたって実の母に本当に言った言葉なのですから。

以前にも一度母について書いた事があります。

この時にも書きましたが
私は母の事が嫌いで、タイトルの通り今はほぼ絶縁状態です。

もう二度と母について思い出す事もnoteを書くつもりもありませんでしたが前回のnoteに本当に多くのメッセージや反応を頂いた

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母に鼻で笑われた時、僕は夢の話をしていた。

母に鼻で笑われた時、僕は夢の話をしていた。

うちの家庭は父しかいません。
今は私も一人暮らしをしているので別々で暮らしていますがずっと二人で暮らしていました。

と、言うと「お母さんもしかして…」と思われるかもしれませんが生きています。多分、知らんけど。

文章を見てあからさまに出ているように私は母が嫌いです。離婚する前から好きじゃなかったけど大人になってからは特に嫌いです。

今まであまり書いてこなかった母との話ですが今回は覚えてる出来事

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寝たきりが育った教育方針

寝たきりが育った教育方針

今回はうちの父の話を中心にどんなふうに育てられて私のような変わり者が爆誕したかをお話ししていきたいと思います(笑)

(父が見ることがないのを願いますw)

今の僕より若かった父僕は父が25歳の時の子供なので今の僕(26歳)の年にはもうすでに親になっていました。

今自分がこの歳になって父は当時どんな気持ちだったのか最近ふと思う時があります。

25歳で子供ができて、その子供に障害がある。しかも周

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あの日人生が終わる予定だった

あの日人生が終わる予定だった

それなりの障害を抱えて生きてる僕。
そしてメンタルが昔から強くはない僕。
日々病んだり凹んだりして生きてきました。

そんな僕は高校生の時に一度だけ。
生きる事を本気で諦めようと思ってた時期があります。

今日はその時のお話をしていきたいと思います。読まれてる方が気持ちがいい話でもないしなんの情報もない話にはなるけど。

これも含めて僕の人生なので良かったら聞いて頂けたらと思います。

病院生活以

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寝たきりが初めて人に勝てる事ができた日

寝たきりが初めて人に勝てる事ができた日

僕は脊髄性筋萎縮症という難病。

病気の進み具合で動ける範囲は変われど歩いた事もなければ運動をした事もない。

輝いてる努力を見るのが苦手だった僕は昔から人と競ったり何かを努力した事がありませんでした。だから子供の頃は頑張ってる人を見るのがあまり得意ではありませんでした。

もともとスポーツを見るのが好きだったけど甲子園でガムシャラに頑張る球児や24時間テレビで目標に向かう人を見ると感動はするとと

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引きこもり不登校児だった僕は病院で育った(後編)

引きこもり不登校児だった僕は病院で育った(後編)

前回投稿した前編に引き続き今回は後編を書いていきたいと思いますので前編がまだの方はぜひそちらを見て頂けたらと思います。

今回は前編の有料部分の続きなので後編は本編全て有料になります。ご了承ください。

本編に入る前に今回自分の子供時代の事を改めて書き綴ったり思い出したりしていく中で自分はたくさんの出会いと奇跡的なタイミングの重なりで今があるのだなと感じました。

嫌な事辛かった事が数え切れないほ

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引きこもり不登校児だった僕は病院で育った(前編)

引きこもり不登校児だった僕は病院で育った(前編)

僕が今住んでいる場所は愛媛県。
生まれ故郷も愛媛です。ですが学生の間大半の時間を香川県で過ごしました。

時間で言うと約9年間。
家族と離れて生活をしていました。

今回は僕の子供時代の話をしたいと思います。 

物心がつく前の話まず幼少期の話。親が僕の体の異変に気づいたのは一歳を過ぎた頃。ハイハイと掴まり立ちまではするものの一向に歩く気配がない為、不審に思い、病院に連れて行ったそうです。

最初

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