電動車椅子に乗るのに実は試験がある話。
皆さんどうもウッディです。
先日車椅子を新しくしました。
ここ数年で手が動きづらくなった事もあり
電動車椅子を引退致しました。
電動車椅子は歩けない人が自分の意思で自分の行きたい方向に行ける素晴らしい乗り物ではあるものの、それと同時にとても気を使う乗り物でもあります。
指一本で100kg近くある物体がまあまあのスピードで動くのです。安易に動くと人を傷つけてしまったり事故になってしまう可能性もあります。
人が多い場所では常に気を張って動く乗り物ではありますがそれでも歩いたことのない人間にとっては夢を手にできる乗り物なのです。
行った事ない場所、見た事ない景色、人から押して貰えば行けるじゃないかと思う方もいると思いますが、ふと思い立って自分の意思で行くからこそ見える景色はあります。
今日は私の電動車椅子の話について以前よりもさらに深く書きます。
電動車椅子に乗り始めた経緯
私は生まれた頃から歩くことができません。なので幼少期の頃から車椅子に乗って生きてきました。
と言っても幼少期の頃は車椅子というよりはバギータイプの車椅子に乗っていました。
このタイプにずっと乗っていて大きさは変われど小学校半ばくらいまではこのタイプを重宝して乗っていました。
小学校に入る時くらいから私にはある気持ちが出てきます。
それは「自分の意思で道を選びたい」という事。
抽象的な気持ちの意味ではなく物理的なそのまんまの意味です。
それまでは人に押してもらって移動をするしかなかったけど、それだとどうしてもいけないところがある。
例えば幼い子供で考えてみてください
いくら親がそっちは行かないよと言ったところで気になるものがあれば走って行くし見たいものは見たい。
そんな気持ちが私にもありましたが押す人の気持ち次第でその行動はいくらでも抑えられるのです。
だから早く自分の意思で動ける手段が欲しかった。
そう思っていた時期にある機会があってリハビリに特化した病院にかかる事のなりました。
確か年齢で言うと小2くらいだったかと思います。
リハビリや様々な身体のことで相談をしにその病院に行ったのですがそこにあったのはこの世のものとは思えないほど輝いて異彩を放っている車椅子(主観MAX)
そう、電動車椅子です。
多分僕は昔から喜びの感情があまり外に出ないタイプなので日常生活では目も割と死んでるタイプなのですが😂あの瞬間だけは人生で一番目が輝いていた瞬間だったのではないかと思います。
これが電動か!!!!!!!と思って見ているとリハビリの先生が乗ってみる?と声をかけてくれました。
実際乗ってみるとまあ楽しい、ええ、本当に楽しい。自分の手を動かすだけで見える世界が変わる、どこにだって自分で行ける。そんな時間が紛れもなく8年という人生の中ではダントツで楽しくあっという間に過ぎた時間だった。
初めて電動車椅子に乗った時は二時間ぶっ続けで部屋の中を往復して楽しすぎてお尻が痛くなってもおりたくなかった記憶があります。
ここまでの話は以前ここまでは深くは書いてないけど触りだけ書きました。
今回はその先の話。
電動車椅子を作る為に必要だった壁
初めて電動車椅子に乗った日からもうとんでもなく気持ちが爆発して絶対に電動車椅子が欲しいと思うようになります。
という事で電動車椅子を作る事になるのですがここからが意外と大変で…
どんな車椅子を作るにしても額がかなりの物になるので市役所に相談をして補助の申請をすることになります。
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