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記事一覧
同世代にお薦めのオースター本「ブルックリン・フォリーズ」
この4月末に逝去したアメリカの作家ポール・オースターについての記事です。
note 内にも多くの追悼記事が投稿され、改めて、ファンの多い作家さんなんだと感じました。
自分自身としても大好きな作家さんなんで、ちょっとタイミングは逃してますが、私なりのお薦め本を紹介して追悼としたいと思います。
+ + + + + +
以前の記事にも書いたんですが、ポール・オースターを読むように
読書記録「優しい死神の飼い方」
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
今回読んだのは、知念実希人さんの「優しい死神の飼い方」光文社 (2016) です!
・あらすじ
私は犬である。名前は「レオ」と名付けられた。
正確に言うと、私自身は犬ではない。犬の身体を借りて、下賤な人間が暮らす地上に左遷された(もとい降臨した)高貴な霊的存在である。
人間たちによると、我々は「死神」と呼ばれているらしい。我々の仕事は、人間が死んだ後
(004) 2023年の振り返り(その他の本編)
何をもって「その他」とするのか。考え始めると分類の沼にハマってしまう。ここはいっそのこと、割と明確な小説などの文芸、コミック以外をその他でくくっちまおう。
2023年に読んで印象に残った、その他の本のリスト
『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか 現代の災い「インフォデミック」を考える』
片岡大右(集英社新書)
『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』
田中優子・池上英子(朝日
2023年の振り返り、2024年の抱負……年末年始はnoteに投稿して、プレゼントをもらおう!
2023年12月25日(月)11:00〜2024年1月9日(火)10:59に、noteの連続投稿企画を開催します! 期間中に指定のお題に沿った記事を5本以上投稿した方には抽選で、noteのオリジナルグッズをプレゼントします。
2023年もあと少しで終わり。今年の振り返り、学んだこと、やり残したこと、年末にやっておきたいこと……noteにまとめてみませんか? そして年を越したら、2024年の目標や
【古典】私は今、新訳「源氏物語」と闘っています!
最近、私は闘っています。
本屋さんに行くたびに。
今月に新刊として発刊された河出文庫は
古典作品が多かった。
訳者もじつに豪華。
『平家物語』古川日出男、訳。
『古事記』池澤夏樹、訳
『伊勢物語』川上弘美、訳。
そうして私が今、闘っているのは、
『源氏物語』角田光代、訳です。
少し立ち読みしたんですが、
さすが、角田光代。
わかりやすく、
源氏物語もスラスラと
読めるではありませんか。
で
2023年11月、全体の空模様。
☆☆
12星座別の11月の占いは、以下でどうぞ!
☆☆
こんにちは、石井ゆかりです。
今回はアップが1日強遅れて、申し訳ありませんでした!
早速(?)、今月の空模様です。
牡牛座ー蠍座のオポジション、水の星座のエモーション
今月は蠍座に3星で牡牛座の2星とオポジションの状態からスタートです。火星は蠍座でオウンサイン、とても強い状態です。牡牛座は所有や物資や経済、蠍座は闘いや支配と関係の
もう一度、またもう一度。
たとえばここに、ビートルズが好き、という男がいたとする。
好きなアルバムは『ラバーソウル』。初期も後期もいいんだけど、『ラバーソウル』あたりのビートルズがいちばん好きなんだよねえ、なんて話をしている。いや、これはほかのミュージシャンの、ほかのアルバムでもかまわない。ただのたとえ話である。
それでこの場合、ほぼ間違いなく彼は『ラバーソウル』を何回となく聴いているだろう。何十回、何百回である可能性
ロマンス小説を脱構築したロマンス小説 エミリー・ヘンリー『本と私と恋人と』(林啓恵訳)+現在アメリカで大ヒット中の『HAPPY PLACE』
さて、みなさんは〈ロマンス小説〉といったら、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
地味で冴えない独身女性が、華やかな友人の彼氏として紹介された大金持ちのイケメン男性と突然恋に落ちる……
あるいは、美貌、富、みんなからうらやましがられるような婚約者まで、なにもかも手にしていた主人公が、ある日いきなり素朴で誠実な男性に心奪われる……
いま思い浮かんだのは、現実のロマンス小説にはありえないほど陳腐な
母性低め女が、妊娠出産エッセイを読んだら【#推薦図書】
子を産むことに対して、考え方は人それぞれだ。
女として産まれたからには、子どもが欲しいと願う人。
残念ながら恵まれなかった人。
私の周囲でも、いざ授かっても、自分の子どもを愛せなくて苦しんでいる人を知っているし、妊婦さんを"妊婦様"と呼んで、攻撃的に忌み嫌う人も知っている。
私は自分の中に母性をカケラも見いだせず、子どもを持たない人生を送ろうと決めた女、である。
かつて一瞬だけ「子どもをも