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書くことをライフワークにしていきたい、子なし・40オーバー・おひとりさま。 読んで、書…

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書くことをライフワークにしていきたい、子なし・40オーバー・おひとりさま。 読んで、書いて、何者かになっていきたい! note上のお題や企画に、ひっそりとチャレンジしています。 まずは、細々と書き続けることが目標です。 #読書の秋2022 文藝春秋 受賞

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誰でも発信できる世の中だから【#読書の秋2022】

どうして今、この物語なんだろう。 noteの読書感想文企画、#読書の秋2022の推薦図書に、横山秀夫・著『クライマーズ・ハイ』 が含まれていることを知って、率直にそう思った。 20年近く前に刊行された当初、本屋大賞でベストテン入りし、後に映像化もされた人気作。 あまりに有名になりすぎて、これまで手に取るきっかけを失っていた。 名作とは聞くが、ハッキリ言って「何で今さら?」。 読み始めるまで、そんな思いが拭えなかった。 物語は日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落した、198

    • 旅先には御書印帖を持って【#わたしの旅行記】

      1泊2日の弾丸で、東京に遊びに行ってきました。 普段は博多に住んでいる私。久々の東京です。 今回の旅の目的は観劇だったのだけど、他に楽しみにしていることがありました。 それは、書店に御書印をもらいに行くこと。 御書印帖については、以前、noteにも書いたことがあるのだけれど。 私の住んでいる博多だと、御書印帖企画に参加している書店さんは、まだまだ少ない。 だから東京に行くなら、絶対御書印帖は必須!と思ってカバンに入れてきました。 今回まず伺ったのは、丸善 丸の内本店

      • ブログに悩んでいる人に贈りたい【#うちの積読を紹介する】

        1冊読み終わった勢いで、このnoteを書いている。 文章で注目されたいとか、もっとリアクションが欲しいとか、書くことに悩んでいるあなたに、この本をぜひ読んでほしい!  朱野帰子・著『会社を綴る人』 実はこの本、ずっと積読になっていたんです。 ホントは、あらすじの「『文章を書くこと』で社内で起こる小さな事件を解決していく」ってところにひかれて購入したんですけど。 いざ読みはじめると、主人公のポンコツぶりがツラ過ぎて…。 いや、ひどくないですか? うちの職場にいたら、イラ

        • ZINEの即売会に行ってみた【#今こんな気分】

          前回の投稿で、書けなくなっちゃった、なんて書いていた私。 そんなタイミングで、noter仲間の辻村いちさん から、お誘いを受けて、福岡で開催されているZINEの即売会に行って来ました。 辻村さんご自身の作品も出品しておられるとのこと。 新作が読める!とウキウキしながら当日を迎えました。 実は私、そもそもZINEって、なぁに? って、ずっと思っていたんです。 同人誌やミニコミ誌とはどうちがうの?って。 いろいろ調べてみたけど、明確な違いはないみたい。 ただZINEの由

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        誰でも発信できる世の中だから【#読書の秋2022】

          書けなくなっちゃったなと感じているあなたへ【#眠れない夜に】

          書けなくなっちゃったって、何を隠そう私のことである。 書くのがイヤになったワケではない。 でも、仕事忙しいな。とか、 疲れちゃったな、って、なんとなく億劫になってしまっていた。 私ひとり、noteから離れても全然問題ないと思う。 かつて毎日のように投稿していた、あの方もこの方も、いつの間にかお見かけしない、なんてこともあるし。 でもnoteで繋がったご縁を大事にしていきたい。 やっぱりさみしい。 これまでいろんな方の投稿で刺激を受けたり、ステキな本に出会うことがたくさ

          書けなくなっちゃったなと感じているあなたへ【#眠れない夜に】

          人間が怖い【#本紹介】

          時々無性に、怖い本を読んでみたくなることがある。 怖いもの見たさというか。 たまたま書店で手に取ってパラパラめくると、続きが気になってしょうがない作品があった。 櫛木理宇・著『執着者』である。 著者の作品はたくさんあるのに、私にとってはじめましての作家さんである。 怖さ、というのはいろんな種類があると思う。 超常現象といった得体の知れない怖さかも知れないし、動物や虫に襲われるのも怖い。 でもこの本の怖さはズバリ、人間が怖い。 付きまとわれ、追い込まれる焦燥感を、じわじ

          人間が怖い【#本紹介】

          バカ売れしている間取り図ミステリーを読んでみた【#読書感想文】

          私は読書好きだが、あまのじゃくなので、ベストセラー作品とか、○○賞受賞なんて作品は、あまり手に取らない。 だが今回、縁あって、2023年一番読まれた小説、 雨穴・著『変な家』を読んでみた。 YouTubeの動画がきっかけで、書籍、マンガ化、映画化と、売れに売れている作品だ。 知人が購入を検討している一軒家には、不可解な点が多すぎる。 二重扉、窓のない子ども部屋…。 相談を受けたオカルト専門のフリーライターと設計士が、間取り図から読み解く不動産ミステリーである。 読む前

          バカ売れしている間取り図ミステリーを読んでみた【#読書感想文】

          介護は孤独だと感じているあなたに【#ミステリー小説が好き】

          「昔と雰囲気、変わったね~」 久々に再会したかつての同僚に、こう言われた。 彼女と知り合った頃、私は母がもう治らない病気だと知った。彼女が県外に嫁ぐことになって職場を去った時には、私は介護や病院通いに明け暮れていた。 その後、メールや年賀状のやりとりが細々続き、母が亡くなったことを知ると、「遅れてごめんね」と丁寧に書き添えた香典を送ってくれた。 ありがたい友である。 コロナ禍がようやくおさまり、数年ぶりに会った友は、 「昔は、ちょっとピリピリというか、張りつめたカンジが

          介護は孤独だと感じているあなたに【#ミステリー小説が好き】

          御書印帖もって書店へ行こう【#やってみた】

          書店が街からどんどんなくなる憂いを、これまでnote上で何度も投稿してきた。 本好きとして何ができるか、ずっと考え続けている。 まずは、欲しい本は街の書店で手に入れること。 何はともあれ書店に足を運ばないとっと思っている。 数年前、書店のスタンプラリー『御書印帖』なる企画があることを知った。 御書印参加書店を巡って、御朱印ならぬ御書印、つまり各書店さんのスタンプをもらうという。 (注:有料です) この企画を知った当時、「おおっ」と思ったものだが、その時は残念ながら私

          御書印帖もって書店へ行こう【#やってみた】

          クリーニング店がない!【#note感想文】

          衣替えの季節だから気づいたのだけど、最近クリーニング店が減ってきたように思う。 (え、ウチの近所だけですか?) なーんて思っていたら、クリーニング店つながりで、はじめましてのnoterさん・タダノさん の投稿に行き着いて、楽しませてもらった。 ちょー怖い店員さんとの攻防。 タダノさんの心の中のツッコミや、クセつよ店員さんの独特な口調に、思わずくすっとさせられる。 そういえば私にも学生の頃、苦手なクリーニング店の店員さんがいたっけ。 母親に言いつけられて店に衣類を取りに

          クリーニング店がない!【#note感想文】

          愛ある映像化に脱帽【#アニメ感想文】

          きっかけは、親知らずを抜いた後、痛み止めと抗生物質を処方してもらうために入った、薬局だったのだ。 張ってあった1枚のポスター。 電子処方箋普及のため、アニメとタイアップしたポスターだそう。 「これ、毒です」 って、薬局でヤバいでしょってのが第一印象。 ライトノベル小説、日向夏・著『薬屋のひとりごと』 のアニメだというのは知っていた。 超人気作だしね。 Web小説で人気を博し、書籍となり、コミカライズ作品も2種類あるという。 知り合いの娘さんも、この作品きっかけで 「

          愛ある映像化に脱帽【#アニメ感想文】

          一番の特効薬は本かも知れない【#今こんな気分】

          歯が地味に痛い。 いや、正確にいうと抜歯痕が痛い、というべきだろうか。 これまでnoteでも何度か書いていたけれど。 先日、長年の懸案事項であった親知らずを、ようやく抜歯してもらった。 親知らずの抜歯は、若いほどいいという。 (回復が早いからね) だが、既に40オーバーの私。 親知らずは歯茎に埋もれ、しかも横向きに生えている。 かかりつけ医からは、「抜歯は困難になるだろう」と宣告されていた。 そのため、地元で抜歯の神様と呼ばれる名医への紹介状を用意してもらったのだった

          一番の特効薬は本かも知れない【#今こんな気分】

          もう"いい人"はやめる【#推薦図書】

          「私、反対したのに。心の中で」 会議終了後、同僚がそうぼやいた。 どうやらミーティングで通った新ルールに、納得いかなかったようである。 彼女とは付き合いも長く、職場の中でも親しいと言えるだろう。 だが言いたいことがあるのにハッキリ言えない態度に、私は思わずムカっとして、 「心の中で言ったって伝わらない!」 言い返した。 私は女性ばかりの職場に勤務している。 チームには50名以上在籍しており、年齢も経歴もバラバラだ。 当然、考え方も人それぞれ。 最近、同僚たちに違和感を

          もう"いい人"はやめる【#推薦図書】

          "ゴッドハンド"に出会ってしまったかも知れない【#わたしの本棚】

          最近、地味に腕が痛い。 腕というか、肘というか。 特段、ケガをしたワケではない。 ドアノブをひねる、バッグからスマホを取り出す、といったとっさの動きで「イタタタタ」となってしまう。 ある日突然、こんな風になってしまった。 どうやら、こういった症状を世間では、テニス肘というらしい。 ぐぬぬ。 テニスなんて、やったことないのに。 文字を入力することも億劫になってしまって、自然とnoteから離れてしまっていた。 (言い訳である) ネットやYouTubeを見ながら、テニス肘に

          "ゴッドハンド"に出会ってしまったかも知れない【#わたしの本棚】

          "どんでん返し"が好きなあなたに【#ミステリー小説が好き】

          人に本をオススメするのが好きな私。 ある時、 「どんでん返しの話が好きなのねー」 と言われた。 確かに。ミステリー小説、好きだもんなー。 最近遅ればせながら、 相沢沙呼・著『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』 を読んだ。 表紙は、蠱惑的な眼差しを向ける美少女が印象的。 書店で気になった方もいるかも知れない。 あるいは2022年、清原果耶さん主演でドラマ化されて話題になったので、そちらでご存知の方もいるかも知れない。 刊行された当初、数々のミステリーの賞を受賞して「絶

          "どんでん返し"が好きなあなたに【#ミステリー小説が好き】

          源氏物語も大河ドラマも長いから【#本紹介】

          2024年、今年の大河ドラマの主人公は、紫式部だという。 …平安時代かぁ。 今までと違って、戦国時代とか幕末が舞台ではないので「NHK、攻めるなぁ~」というのが、正直な感想。 まだ始まったばかりなので、視聴しようかどうか迷っている。 紫式部といえば『源氏物語』。 子どもの頃は、その良さがあまりわからなかった。 源氏物語との出会いは、学生の頃に教科書と共に配布された国語便覧だったように思う。 国語便覧とは…学習に必要な豆知識を補ってくれるお役立ち読本のこと。 ヒマさえあ

          源氏物語も大河ドラマも長いから【#本紹介】