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エッセイ

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2021年7月の記事一覧

オリンピック

オリンピック

昨日の開会式は華やかでした。本当にやるんだ〜という気もしながら世界中からの選手の嬉しそうな様子を見ていました。演出は考え抜かれたセンスと予算をふんだんに駆使したもののように見受けましたが皆様にはどのように映りましたか?

今はただ、コロナが広がりませんようにと願うぱかりです。

本当のおもてなし

本当のおもてなし

東京オリンピックを誘致するときに一世風靡した言葉は滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」ではなかっただろうか。十分におもてなしをする機会もないままオリンピックが数日後に迫ったことは残念としか言いようがない。

新しく親せきになるお家を訪問した時、これこそ本当のおもてなしとお手本にしたいように迎え入れられたことはなんと幸せなことかと思わずにはいられなかった。タクシーで到着する時間を見計らってお宅

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初めての福岡は懐かしい感じがした。

初めての福岡は懐かしい感じがした。

仕事のようなものでどうしても一泊で福岡に行くことになった。飛行機に乗るのが久しぶりすぎて搭乗の仕方も進化してすっかり浦島太郎のよう。これまでに100回は乗ったはずなのにおかしい。どうしちゃったんだろう私。

とりあえず乗り込んだ機内は隣は空いているもののこんな緊急事態にみなさん何の御用かほぼ埋まっていた。夫が手配してくれた窓際の席から瀬戸内海の島々が美しく見えた。日本列島の形状は奇跡のように思える

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和室のこと

和室のこと

生まれ育った家は昭和初期に建てられたもので最初は和室しかなかったと思われる。生活スタイルの変化に伴ってリビングや応接間というものが途中造られはしたが私にとっては畳や障子やふすまはごく身近なものだった。今国語の講師をしていて都会の生徒たちには畳や障子やふすまを知ってますか、と確認してしまうほどマンション生活ではあまり見かけないものになった。

たまたま13年ほど前に購入した中古マンションには一部屋和

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歯も車も家もこまめにメンテナンス

歯も車も家もこまめにメンテナンス

新築戸建の内見に行ったときに不動産屋さんから聞いたことが

「家の寿命を延ばすためにはこまめに外壁を塗りなおすなど手を入れることです」

というものでした。マンションの場合は毎月修繕積立をしていますが戸建ては自分で管理するので毎月貯めていく必要があります。大事になるまで放置しておくと家が早く傷むというのです。

その時にタクシーがなぜ40万㎞も走れるかということも教えてもらいました。それはこまめに

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地獄と餓鬼と畜生

地獄と餓鬼と畜生

義母のススメで月参りに行き始めた私たちは素直な息子夫婦と言えるだろう。おかげで良いお話を聴くことができた。

今月は代理でお若いお坊さんの講話。ご本人は謙遜なさるけれどもとてもお話上手でつい引き込まれる。もともとミッション系の学校に通っていたのでお経よりも聖書の方が親しみがある私。それにこれまで折に触れて出席してきた法事などでお坊さんのお話で心に残るほどのことは残念ながらあまりなかった。近所の噂話

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モデルルームは厚化粧

モデルルームは厚化粧

私が今住んでいる中古マンションに十分満足しているというのに隣の駅前にできた15階建てのマンションのショールームに行ってみようと言い出したのは間違いなくごきげんパパ♡。休日の午前中にそれならと軽い気持ちで出かけたのがなかなか素敵なお部屋でした。

来年の今頃完成予定なのに既に9割くらいは売り切れて人気ぶりがわかる物件。実物を見ないで皆さんよく決断されることです。懇切丁寧な説明を受けたあとようやくモデ

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【ドラマ】『ライオンのおやつ』

【ドラマ】『ライオンのおやつ』

瀬戸内海のホスピスを舞台にした小川糸さんの小説『ライオンのおやつ』がドラマ化されて先週日曜日から放映が始まっています。

その世界観が美しく映像になっているのをうっとり見入ってしまいました。長い三つ編みのマドンナさんは大好きな鈴木京香さん。これまでの役柄とは少し違っていて、それはまたいい味を出しておられます。

景色といいお部屋といい、小説を読んだ時に思い浮かべた以上のなんとも言えない優しくて切な

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