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至極のおつまみレシピ その0.0000 水切り 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 大根じゃないでしょうというお話です。
(ステンレス製の網と保冷剤、というソリューションのご紹介です。)

 至極のおつまみって、そりゃあお刺身でしょう。
刺身好きの私としては、おつまみには外せない一品です。但、いつもの気になるのが時間とともに出てくる水分。

 これがお刺身の味を頗(すこぶ)る悪くします。生臭みとか、お刺身同士の味の汚染(コンタミネーション)等。

 その辺りの事前の処理は以下にまとめましたので宜しければお楽しみ下さい。

 しかし調理の時に配慮しても食事中にじんわり出てくるものは始末に負えません。まして私のように温度管理に気を遣うと、お刺身と刺身皿の温度が室温より20℃程度低い為に室内の空気に含まれる水分も結露して、お刺身自体から滲み出す水分を正に水増ししてしまいます。
 加えて、お刺身皿の下に保冷剤を置いてお皿の熱容量だけではなく、お皿の下からの冷却も加わってお皿自体も結露して視覚的にも醜いことになってしまいます。

お刺身から水分が随分出ますよね。
(すいません。水分と随分のダジャレ)

お皿を冷やして、しかも下に保冷剤を置いて
お刺身を適温に保つと尚更

 スーパーでパックになっている調理済のお刺身の場合は大根に吸わせるわけですが、これも吸収量に限界が有ります。お刺し身を摘むと下の大根が着色していて視覚的にも醜いです。下の写真の様に葉を置いて着色を隠したり、葉からの香りで誤魔化す手も有りますが、雑味による味の劣化は歴然。

 根本的なことを解決しないまま放置するのは物理屋として性に合わない。

大根にお刺身から出る余分な水分を吸ってもらうのもアリ

 ご飯に吸わせるのもアリかも知れませんが、私には論外。

ご飯に吸わせてしまうのもアリ?

 ということで、一つのソリューションとしては大量の氷に吸わせるというはイケてると思います。
 但し大量の氷の廃棄が勿体なく、自宅向きではないかと思います。

大量の氷に吸わせるというはイケてる

そういう店を選んて現役時代は会食をしていました。

 ということで、自宅での私のソリューションは適温に冷却したステンレス製の網の下に受皿を用意し、かつその下に保冷剤を置いて食事中も適温を保ちつつ、雑味成分となる水分を落して食するという方法です。

 重力って有り難い
 (絶対に網の下に落ちます。物理屋っぽい発想です。)

 梅雨時等でそれでもほのかに雑味がしだしたら、直ぐにこのまま台所に戻して、水か塩水で雑味を処理して保冷剤を取替え、再度食します。金網ならその作業は簡単です。
 蕎麦好きなので、蕎麦の竹網も試しましたがステンレス網の細さ、金属自体のの殺菌効果も有ってステンレス網が最適です。

これがスマートなソリューション

 是非お試しください。

蛇足
 丸いステンレス網と受皿は入手し易いのですが、角型は結構気に入ったものが見つかりませんでした。専門店で受皿とセットで買いました。今はインターネットで簡単に買えますが。(笑)

超蛇足
 これも当たり前過ぎますが、雑味をこれで受けてもだめなら潔く台所に戻して水か塩水での再処理しちゃいます。それぐらいの手間を惜しんでは、食材に申し訳ないです。

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