スペイン亭 この店が好きなわけ その2 嫁姑の素敵な時間 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
食事って本当にいいものですね。
嫁姑問題のソリューションの1つになり得る
経緯
美味しい食事は嫁姑問題
を超えての仲良しタイムへのゲートウェイ…
他愛もない会話が嫁姑の距離を縮める素敵な時間にして行きました。おばあちゃん(笑)、
気分が乗っています。
閑話
実は妹が順番を飛び越えて他界して人間卒業を見送ったのも影響している感じとお見受けします。
”楽しめるのも生きているうち“
という言葉が出るようになりました。
その辺りは此方から愚輩の連作に飛べます。
私なんて小学校2年生の時の父方の祖父の他界/卒業式以来、
ずっとその気持ちなのですが…(笑)
閑話休題
その心の機微を捉えての続編。畳み掛ける様にイタリアンからの
母(おばあちゃん、姑)御所望の川越の濃いスパニッシュの店。
店舗の内外装を店長と店のスタッフさんで常に手を入れるという進化の止まらないお店。
今回は、店内ど真ん中の4人席に陣取り、イタリアンレストランで達した和やかな雰囲気に…と言うところから。
来店するなり女子2人組はレストルームに… 11:30開店でいきなりのお昼時。お店の方としてはオーダーだけしてからゆっくりとして頂きたかった様子で、何度かオーダーを取りに来られました。その辺の荒っ削りな所作もおばあちゃんならではの御愛嬌の範疇かなぁ…
そして程なくして無事にオーダー完了。
ランチタイムは、ランチのコースメニューのみからの選択ということでした。
今回は私がその選択に加わって素案を提案。母と吾妹が承認という感じ。
パエヤ·ランチ·ラマンチャの華
イカの墨煮ランチ·ラマンチャの華
リオハ風 ビーフシチュー
という散らし方で、3人で取り分けて多様性を楽しむという寸法。
ハウスワインをキャラフ(フランス語風)でとお願いしたら、このお店ではワインセラーから自分でフルボトルを選んで持って来るという趣向とのことでした。面白い演出ですよね~。
暗い地下への階段での移動は… 流石母。コケて骨でも折ったら命に関わるとのことでこの辺の判断は見習いたい程極めて冷静。
気が進まない事には手を出さない…
これに近い感じ…
心の1番深いところにあるもう一つのキツい体験でもあります。それは此方。
大人しく自席で待つとのこと。なので吾妹と私の地下ワインセラーへの小旅行。
エンターテイメント性の高い店内演出のからくり。ワインセラーも雰囲気良くできています。湿度管理してカビ迄でというのは流石にやり過ぎという寸止め感。勿論私達以外は誰も居ませんでした。その雰囲気を…
写真多めですが、珍しいのでゆっくり楽しんで見て頂きたく…
選びに選んでの最終段階。珍しいワインとの2択でしたが初めてという事もあり定番のシャルドネ、しかも林檎風味の効いたお店のチョイスに決めました。これを持ち帰ると、程なく良く冷えた物が提供されました。
飲むのは吾妹なので、私の様に水代わりにガブガブ飲みませんから(笑)ワインクーラーを別途お願いして最後まで適温で飲める様に一工夫。
と、一段落して落ち着くと、Curiosity(キュリオシティ 好奇心)の塊の母がキョロキョロ…
テレビでは話好きのキャラで紹介された店長。母の頭の中はテレビの世界と現実とが一体化していて、店長とは顔馴染み気分。偶々近くの席に座った数人の中国語を喋る方々が、悪意は全く無いものの単にその民族性から大声で話し始めると… その店長が空かさず出てきて注意はしないもののその席の回りを間接的な注意喚起の為に巡回されていました。
その巡回している店長と喋ろうとトライすることしきりの母。勿論軽く無視されるのですが… まぁ、柔らかく母に諦めるように促しました。それでも気分は上々の御様子。そして自席の右手に見つけた壁面のサイン。
東京フィルハーモニー交響楽団の方のもの。これで音楽話でひと盛り上がり…
至近他界されたフジコ・ヘミングの話まで、
母の持ちネタを一巡。それ聞いたとは言わず初めて聞いたかのように聞く私達と言う大人の世界。(笑)それを含めて昨日来の超和やかな雰囲気が継続されたのでした。
その間吾妹もその雰囲気を壊さない様にと大人の振る舞い。
いい感じて素敵な嫁姑関係の定着が進行中。
つづく