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おすすめnote 〜タイムラインから〜

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もう一度読みたい記事、応援したい記事を収録させて頂いています
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2019年8月の記事一覧

間のおはなし

間のおはなし

以前アロマテラピーの学校に通っていた頃、
『皮膚は自分と自分以外の世界との境界線』
と先生がおっしゃった。
その言葉がずっとずっと残っている。

決して融合することのない皮膚。
でも触れることで、距離を縮めることはできる。
『肌が合わない』
とはよく言ったものだなぁ。
自分を守る最後の砦を犯すものに、違和感や嫌悪感を持つのは、ある意味生命維持に必要な感覚なのだと思う。
心地よさも心地悪さも、もしか

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多くの人がやりがちな行為「ファビング」 をやめよう。#1

多くの人がやりがちな行為「ファビング」 をやめよう。#1

どうもこんにちは、ゆうたです!

なぜファビングについて書くのかというと、やられるとすごく悲しい行為だから。(シングルタスクって本読むと、より恐ろしさがわかるよ!)

実際、多くの人間関係をぶち壊しているのがこの

ファビングという行為。しかも、ほんとうに多くの人たちがやっている。逆に、やらない人なんているの?ってレベル。

(僕自身ですら、たまにやってしまいます・・・。相手がファビングし始めると

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松島:島々の共同作品

松島:島々の共同作品

8月28日、松島に入った。松島は芭蕉がおくのほそ道の旅を始めるにあたって、一番関心を抱いていた地である。

小学五年生のときに初めておくのほそ道を読んでから、松島は人生で一度訪れたい地だった。

しかし同時に、対面するのに勇気が必要だった。二度目の初対面はないのだから、最初の訪問で芭蕉の感動を自分も味わえるだけ成熟していないと、感動が味わえずじまいだという感覚があった。

松尾芭蕉は、松島を目の前

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【#読書メモ】やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学

【#読書メモ】やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学

モチベーションの状態を、3つの変数を用いて8つのタイプにわけ、そのタイプごとに対処法が書かれている良書の紹介。

本書は、

「やる気を上げる方法は1つではない。」

「”たった1つの方法は、ある条件下で、ある人たちには効果があったと言っているにすぎません。」

が前提のため、対処法の前に個々を理解することからスタート。

本記事では対処法について詳しく記載していませんが、
個々を理解するための変

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たたかうわたしたちへ

たたかうわたしたちへ

最初に言っておきたいのだが、わたしはこの文を、こどもたちに向けては、書かない。
18歳だった自分に向けて、書く。

ここのところ、長期休みが終わる頃になると「学校に行かなくていいよ」「逃げてもいいよ」という主旨のことばを見かけるようになった。
新学期を憂鬱に思うこどもたちに向けられた、まぎれもない優しさだ。
それぞれに困難を乗り越えてきたおとなたちのことばに、明日への恐怖を少しやわらげるこどもたち

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伝える時は、体温を宿した言葉で。

伝える時は、体温を宿した言葉で。

「美しいものを美しい」という感情は、
みんなが持つものだけれど、
「では、なぜそれが美しいと感じたか?」は、きっとみんなそれぞれに理由や視点があって、そこにこそ、その人らしさが表れる気がする。

誰かとの会話やブログの文章を読んだ時に、深みや人間味を感じるのは、そういう言葉に触れた時だ。

自分の言葉を探すこと=自分と向き合うこと例えば、私は旅が好きで旅先で心動いたあれこれを、その都度Twitte

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日本人のイメージと文化

日本人のイメージと文化

日本人の美意識は「自然そのものを美だ」と感じる。
いまさらでもないが、「枕草子」の一節を思い出したい。
春はあけぼの・・・・

そして、
秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
古今集・巻4・秋歌上・169 藤原敏行朝臣

天橋立図-雪舟(京都国立博物館)

日本であることの本質は、技術を中心とした外来文化による変革であろう。
仏典・鉄砲・黒船・核爆弾・クラウド・・・・
その導入

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結果が出ない時に思い出してほしいこと

結果が出ない時に思い出してほしいこと

皆さんこんにちは。
ITジャーナリストの久原です。

自己啓発の本を読んだりセミナーに言った事がある人は共感するかもしれませんが、多くの場合、他人は変えられないから自分が変わりなさいと、教えて頂く事が良くあると思います。
でもこれは英語が喋れると、旅行やビジネスにも使えるから絶対に勉強したほうが良いよって事と同じくらい、頭では分かっていても、なかなか行動もできないし、やったところで、身につかない程

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バイラルになった感動CMに見る、谷口マサトの「コンテンツマーケティングの新常識」

LINEの谷口マサト氏が、自身のヒット作品製作の裏側を解き明かす「コンテンツマーケティングの新常識」を読んでいる最中に思い浮かんだCMがあったので、ここで紹介する。

Extra Gum ”Sarah & Juan” (2015)
エージェンシー: Energy BBDO (ECD: Andrés Ordóñez)
広告主: Wrigley Company (アメリカの製菓)
監督: Pete R

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マーケティング研究家で思うことは、
投稿の時間っ大事。
12:30,22:00,8:00あなたのお客様がSNSをみる時間に投稿しよう。

スティーブン・R・コヴィー 『7つの習慣』を読んで

自己啓発本を読んでいて、精神科医と1 on 1のメンタルセラピーに参加しているような気分になったことはあるだろうか。

課題図書として与えられた『7つの習慣』を読みながら私はそう感じていた。会ったことも無い人に、なぜか心を見抜かれている気がした。

この本の筆者であり、経営コンサルタントのスティーブン・R・コヴィーは、”The 7 Habits of Highly Effective People

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老後生活資金の問題

老後生活資金の問題

 老後生活資金の問題は、いまの日本では、誰にとっても極めて重要で、切実な問題です。
 この問題は、伝統的な日本社会においては、それほど深刻ではなかったものです。
 その理由は2つあります。第一は、退職後の平均余命がそれほど長くなかったこと。第二は、退職後は子供の世帯と同居して生計を一にするという家族内の扶養が一般的だったことです。
 この状況はだいぶ前から変わってきましたが、それでも問題はさほど深

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おすすめの本紹介②

今回の本は教育系の本ではなく、社会心理学の本を紹介します。

今回紹介する本は「社会はなぜ右と左にわかれるのか」という本です。

アメリカにおける、政治において、リベラル派はなぜ、保守派には勝てないのか。ということを切り口に、私たちの道徳観がどのような基盤に立脚しているかということを明らかにしていきます。結論から述べると・・

・理性と情動では情動の方が明らかに強い。

・いわゆる自由民主主義が発

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