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コラム

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コラムをまとめました。良くも悪くも適当です。
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2020年7月の記事一覧

時には『ハートカクテル』を

時には『ハートカクテル』を

母の本棚にあったハートカクテル。全編を通してカラーの、その色彩の美しさは以降も廃れる事のないように思う。何歳の時に手に取ったかは忘れたけど、読んだ後、自らが生きる世界はこんなにも素晴らしい物だったんだと感じた覚えがあります。

舞台は80年代の日本。当時の小説や音楽がそうであるように、独特の雰囲気を持つ『ハートカクテル』(作者:わたせせいぞう)は、青春を強く感じるストーリーが主となっています。

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『ステイホーム』ガチ勢の私が、今みなさんに伝えたい事

『ステイホーム』ガチ勢の私が、今みなさんに伝えたい事

2020年、ステイホームにおいては権威でもある私の実績を披露すれば、ノーベル平和賞を授与されてもおかしくないのでは、と思った。
これまでの人生において、幾度となく友情、恋愛、そんな人間関係にディスタンスを取られ続けて来た経験からするに、ステイホームに重要なのは周囲との関係だと言わざるおえません。まさに、ソーシャルディスタンス・マスター。

こんな状況化において、外に出ないというのが絶対に正しいみた

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令和二年の『夏』宣言

令和二年の『夏』宣言

さぁ、待ちに待った四連休!都心に出る訳にはいかないし、飲みに行ったりも控えるけども、普段は絶対に履かない短パンなんか準備して、ポカリでも凍らせておけば、快適な散歩は約束されたも同然!
意気揚々と廊下を走れば、蝉の呼ぶ声がする。リズムに乗って靴をはいたら、まるで自分が、ミュージカルの中に入り込んでしまった様な、そんな素晴らしい情景が浮かんでくる。
はずでした。

「あれ、お前なんでまだいんの?」

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自己紹介は、文字を稼げる

自己紹介は、文字を稼げる

 こんな薄い板の向こうにいる人なんて、本来信用出来るのかどうかも分からない。でも、皆さんが日々投稿する文章、写真、反応でその人となりが分かるというのは、きっと私の読解力が恐ろしく高いか、皆さんの文章に真心がこもっているかのどちらかだと思う。
多分、後者だと思う。

 私の文章は真心がこもっていないから、伝わらない事が多いかもしれない。
某大手商社に勤務していて、年収は一億円超。北川景子、有村架純さ

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自分に配られたカードとは

自分に配られたカードとは

何故、フォントによってこれ程までに印象を左右されなければならないのか。私は今、その視覚による変幻自在の文字トラップに惑わされていると言っても過言ではないのです。
自らの脳に怒りを覚えれば、その怒りを生み出すのも自らの脳であるという、謎のジレンマにハマってしまう私であります。何故なんだ?

 noteではゴシックと明朝、二種類の書体から選択する事が出来る。
私が明朝体を選ぶたった一つの理由、そ

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マスク越しに触れる夏

マスク越しに触れる夏

 なんとなく、言葉を発するのが億劫になった気がする。なんとなく、感情を口に出す事が少なくなった気がする。なんとなく......。
と言っていても、暗い気分になってしまうだけなので、私は今日も一人で街外れをぐるぐると徘徊するのです。

 今週で梅雨も明けるのかな、と淡い期待を抱いて目を覚ました日曜日の朝。悲しい現実が天気予報士の口から発せられていました。
また、最近は文字に頼り過ぎて、言葉を疎かにし

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一期一会の人生なのさ

一期一会の人生なのさ

 SNS界隈でのやり取りや、職場での人間関係、友人との他愛もない会話などを思い返せば、自分はこれまでの人生において、上手くやってこれたのだろうか、胸を張って「僕の人生だ」と言えるのだろうか、というのを稀に考える事がある。
考え過ぎだという捉え方がある。実績も自信もないのではないか、という考え方もある。でも、人は生きている以上、何かを考えないといけないし、普段の下らない思考からするに、その考えという

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カレーを食べる事で、僕の感性は磨かれていくのかもしれない

カレーを食べる事で、僕の感性は磨かれていくのかもしれない

 恥の多い生涯を送って来ました、と頭を抱えるほどではないけど、胸を張れるモノかと言われたら、別にそうでもない。多分、普通です。
※あくまで、私の意見です。はたから見たら、恥の多い生涯に見えるかもしれないです。

普通の良いところは、いちいち何かを説明する必要がない事だと思う。
例えばもし私が、〇〇財閥創設者の曾孫で、親戚には色々な企業の重役がいて、親が政治の片棒を担っているとかなら、こんなに毎日下

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あゝ 古本は良き

あゝ 古本は良き

 ずっと思ってました。なんで古本って良い匂いするんだろうって。
電子書籍の手軽さ、便利さは本当に凄くて、日々黙々と利用しているのだけど、紙から漂う何とも言えない匂いも好きです。
手元にある物を適当に探ってみても、無臭のモノ、芳ばしいモノ、苦いモノなど、様々な種類に分ける事が出来る。
恐らく、発行後に何年経っているかによって、紙が出す香りも違うのかもしれないけど、私の家にある物では以下の様な感じにな

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「晴れたね」と君が言ったから

七月十二日は散歩記念日。少し語呂悪し。
因みに、君とは内なる自分の事であります。

 昨夜、アルコールの海で背泳していた私は、ベッドにたどり着いた十時間後、息が出来ないほどの寝苦しさ(とは言え、十時間は寝た)と周囲の静けさに違和感を覚え、その目を開けるに至りました。
午前九時、七月十二日の日曜日。確かに、梅雨がくれたひとときの隙なのかもしれない。来週になれば、再び分厚い雲が辺りを覆うのかもしれない

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寝ぼけた自分

寝ぼけた自分

が喋っている姿を録画したい、と切に願う。

休みの日、昼過ぎくらいまで情けなく布団に包まっている事がある。誰かの電話で目をパチリと開ける訳ですが、意識は未だいびきをかいて眠っている。
でも人間とは凄いもので、そんな半覚醒状態においても、普段の口調、声のトーン、テンションで言葉を発する事が出来るようです。
ただし、内容はめちゃくちゃですが。

例に漏れず私も、意識が眠っている状態でよく分からない事を

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(無題)

(無題)

 自分自身が、果たしてどれだけの妄想や想像を抱えて生きているのか、たまに気になる事がある。何も考えてない様な気もするし、重要な事を考えていると思いきや、文章に出してみれば、実に下らない内容の時もある。
ぶっちゃけ、今もそんな感じです。

 他人と妄想世界の内容について議論した事はないし、その妄想力を比較するにあたっては、過去の自分しかいないはず。
という訳で、十代と二十代の代表的妄想神話を皆さんに

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レイニーサンデーは気が重い

レイニーサンデーは気が重い

この雨の中、今日は都知事選がありました。
誰に投票したのかは内緒だけど、もしその人が当選したのなら、私や他の方が入れた一票を、決して無駄にして欲しくないし、まぁ簡単に言えば頑張って欲しい。頑張って下さい。

 そんな事を考えながら投票所である近くの公民館まで歩いていると、外出自粛生活前まではあった筈の古い民家や、個人経営の小さな八百屋などが、ことごとくタイムズ(有料駐車場)へと変貌を遂げていた

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生きねば。 拝啓、駿監督

生きねば。 拝啓、駿監督

 沁みる作品は数あれど、記憶に残る物はそれほど多くない、と思う今日この頃。私の記憶力が悪い、という話ではありません。

 遂に、この時が来たか。そう、ジブリ作品のリバイバル上映です。幼い頃より、親の顔と迄は言わずとも、従兄弟の顔よりも見たジブリ。
本当に嬉しいです。ありがとう、駿監督(?)私に限らず、待ってた人はかなり多い筈だし、例え「なんで俺の好きな、アレが入ってないんだよ!なんでゲ......

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