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このみさきと申します。 Webライターになりたい!!! という希望をもってnoteをや…

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このみさきと申します。 Webライターになりたい!!! という希望をもってnoteをやっています。 短編小説を主に、詩や日記など枠にとらわれず 自由に投稿していきたいと思っております。 よろしくお願いいたします。

記事一覧

固定された記事

【短編小説】公園と海

《あらすじ》 子供のころ、何になりたかったですか? 夢はありましたか? 叶いそうですか? 公園での老人と少年の会話で、本当になりたい自分を振り返ることが できるかも…

このみさき
2か月前
129

【日記】自由につぶやいています⑥

 未だに中学のころの夢を見る。 その中でも特に多い内容は、体育の授業があるのに体操服を忘れてしまった、という夢だ。 あるあるな話だが、なぜこの夢を多く見るのだろう…

このみさき
12日前
33

【連載小説】惣菜屋 日出子の事件簿 第3話

 「ちょ、ちょっと、ここでは人目もあるしまずいので…。」 と涼さん。 「じゃあ、あそこの公園に行きましょ。」 私は、予備校の前の道を挟んだ公園を指さしました。  …

このみさき
2週間前
32

【連載小説】惣菜屋 日出子の事件簿 第2話

 夫が指を差したビルは、かつてエミちゃんが通っていた、そしてエミちゃんの彼氏が働く「進英予備校」でした。 ピコーン! おそらく、山畑さんが警備されているビルも「進…

このみさき
2週間前
34

【連載小説】惣菜屋 日出子の事件簿 第1話

《あらすじ》 ナニワのおかん「日出子」。 彼女は深夜営業の惣菜店を営んでいる。 長い間営んでいると、訪れる客が選ぶ総菜から、その人の生活がみえるものだ。そして彼女…

このみさき
2週間前
38

【日記】自由につぶやいています⑤

 私が学生の時は、CDはあったが、まだカセットテープが主流だった。 ウォークマンもカセットテープを入れるもので、電車でよく聴いていた。  好きなCDからカセットテー…

このみさき
3週間前
44

【短編小説】マッチング駄菓子あります

 この町には、「ハマノ」という昔ながらの駄菓子屋がある。 高齢の女性が営んでおり、大体、朝10時になれば店のシャッターが開き 営業が始まる。  午前中は小さな子供を…

このみさき
4週間前
60

【日記】自由につぶやいています④

 春になると、まだ慣れてないスーツを着た新入社員や、ピカピカのランドセルを背負う小学生、成長期であるため、少し大きめの制服を着ている中学生や高校生などを見かける…

このみさき
1か月前
49

【短編小説】いかのお寿司

 今日は私の娘「柚」が通う幼稚園の「保護者親睦会」の日だ。 先日、私は姉とランチに出かけた。 姉は「小春」妹である私は「夏美」という。 姉とランチに出かけた理由…

このみさき
1か月前
62

【短編小説】ご飯に牛乳

 今日は妹とランチに出かけた。 私は「小春」妹は「夏美」という。 その字のごとく、産まれた季節で親に名付けられた。 私たちは年子ということもあり、あまり姉妹という…

このみさき
1か月前
53

【日記】自由につぶやいています③

 3月から始めた就職活動。 書類選考でことごとく落とされ、まあ、しょうがないよな。 と思う日々が続いた。  だがある日を境に、2社1次面接通過、1社1次面接と 風向き…

このみさき
1か月前
44

【短編小説】消さずに続けていく

 魚兵、UOBAY、魚Bay、うおべい、ウオベイ、WowBay(なんやそれ) チラシの裏に書かれた言葉たち。  今家族会議が行われている。 俺は調理師専門学校を卒業後、イタリア…

このみさき
1か月前
62

【短編小説】海と陸を思う空

 時々亡くなった妻のことを思い出す。 私くらいの歳になると、色々な経験を踏んでいるが、 妻が亡くしたことは「経験」になるのか「出来事」になるのか、 はたまた「事件…

このみさき
1か月前
47

【短編小説】今日は繁忙日

① 中学3年のユウヤとリクは 学校からの帰り道に必ず立ち寄る場所がある。 それは昔からある駄菓子屋「ハマノ」だ。  きっかけは夏休み、学校の登校日の帰り道だった。 …

このみさき
2か月前
62

【短編小説】悲しさの余情

 今の土地で働きだして、もう3年が経とうとしている。 私は忙しくも充実している日々を送っていた。  仕事が終わり、私は駅のホームにいる。 スマホを観ると、留守電の…

このみさき
2か月前
59

【日記】自由につぶやいています②

お菓子のきのこの山派とたけのこの里派。 楽しい争いだが、私はきのこの山派である。 クラッカーにチョコの塊が乗っているなんて最高だと思いませんか? 他には、ポッキー…

このみさき
2か月前
32
【短編小説】公園と海

【短編小説】公園と海

《あらすじ》
子供のころ、何になりたかったですか?
夢はありましたか?
叶いそうですか?
公園での老人と少年の会話で、本当になりたい自分を振り返ることが
できるかもしれません。

 受験生という言葉が重くのしかかる、
18歳の俺。
特に学びたいこともない。
だけど、当たり前のように敷かれたレールを転がっている。

 最近夕方になると、散歩に出かける習慣がついた。
机に向かってばかりでは体力も無くな

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【日記】自由につぶやいています⑥

【日記】自由につぶやいています⑥

 未だに中学のころの夢を見る。
その中でも特に多い内容は、体育の授業があるのに体操服を忘れてしまった、という夢だ。
あるあるな話だが、なぜこの夢を多く見るのだろう。
流れを言うと
体操服忘れた⇒別クラスの友人に借りに行く⇒始業時間ギリギリになり慌てる
といったものだ。
そしてその先、どうなったかは毎回わからない。

他にも良く見る夢がある。
エレベーターが暴走する夢、立ち入り禁止区域に入ってドキド

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【連載小説】惣菜屋 日出子の事件簿 第3話

【連載小説】惣菜屋 日出子の事件簿 第3話

 「ちょ、ちょっと、ここでは人目もあるしまずいので…。」
と涼さん。
「じゃあ、あそこの公園に行きましょ。」
私は、予備校の前の道を挟んだ公園を指さしました。

 「さあ、ここなら大丈夫でしょう。」
大きな噴水がある広場のベンチに、私とエミちゃんに挟まれる形で涼さんは座りました。
「涼、何か知ってるん?正直に言って。」
とエミちゃん。
「あ、うん…。」
「私を不安にさせへんって言ってたやろ?」

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【連載小説】惣菜屋 日出子の事件簿 第2話

【連載小説】惣菜屋 日出子の事件簿 第2話

 夫が指を差したビルは、かつてエミちゃんが通っていた、そしてエミちゃんの彼氏が働く「進英予備校」でした。
ピコーン!
おそらく、山畑さんが警備されているビルも「進英予備校」なのだと
思いました。
いったい何があったのでしょうか…。

 2月8日 午前1時
いつものように、ルイちゃんエミちゃんコンビがいらっしゃいました。
「ちょっと、エミちゃん!!」
私はエミちゃんを待っていたのです。
「あ、日出子

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【連載小説】惣菜屋 日出子の事件簿 第1話

【連載小説】惣菜屋 日出子の事件簿 第1話

《あらすじ》
ナニワのおかん「日出子」。
彼女は深夜営業の惣菜店を営んでいる。
長い間営んでいると、訪れる客が選ぶ総菜から、その人の生活がみえるものだ。そして彼女にはそこから感じる変化も読み取ることができる力を持つ。
あら、事件の匂いがするで!今日も日出子の頭は冴えてます。
ピコーンとなったら要注意!!

こんにちは。
私、惣菜屋「かもめ屋」を営んでいる「日出子」と申します。
この店は母親の代から

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【日記】自由につぶやいています⑤

【日記】自由につぶやいています⑤

 私が学生の時は、CDはあったが、まだカセットテープが主流だった。
ウォークマンもカセットテープを入れるもので、電車でよく聴いていた。

 好きなCDからカセットテープにダビングをし、マイベストなるものを作ったりして楽しんでいたなあ、と思い出す。

 いつだったか私の誕生日に、友人から「KAN」の色々な曲が入ったカセットテープをプレゼントされたことがある。
友人のおかげで、あまり聴いたことがことが

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【短編小説】マッチング駄菓子あります

【短編小説】マッチング駄菓子あります

 この町には、「ハマノ」という昔ながらの駄菓子屋がある。
高齢の女性が営んでおり、大体、朝10時になれば店のシャッターが開き
営業が始まる。

 午前中は小さな子供をつれた親子が訪れ、楽しそうな時間を過ごしている。
午後から夕方にかけては、小学生や学校帰りの中学生が訪れ、思い思いにお菓子を買い、店先で楽しんでいる。
 18時には「ハマノ」は閉まり、それを引き継ぐように「ハマノ」の隣に店を構える「B

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【日記】自由につぶやいています④

【日記】自由につぶやいています④

 春になると、まだ慣れてないスーツを着た新入社員や、ピカピカのランドセルを背負う小学生、成長期であるため、少し大きめの制服を着ている中学生や高校生などを見かける。

 この前新大阪駅の構内を歩いていると、新入社員であろう、スーツを着た集団が輪になって集まっていた。どうやら今から研修に行くのか、みんな手にはスーツケースと社名の入った紙袋を持っていた。
期待や不安を胸に、みんな歩き出そうとしている。

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【短編小説】いかのお寿司

【短編小説】いかのお寿司

 今日は私の娘「柚」が通う幼稚園の「保護者親睦会」の日だ。

先日、私は姉とランチに出かけた。
姉は「小春」妹である私は「夏美」という。
姉とランチに出かけた理由は、今日行われる幼稚園の「保護者親睦会」の下見のためだった。
「保護者親睦会」は学期ごとの恒例行事であり、「ランチをしながら保護者同士の親睦を深めましょう」ということで、クラスごとに行われる。
今回は私が幹事になったため、姉と店の下見

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【短編小説】ご飯に牛乳

【短編小説】ご飯に牛乳

 今日は妹とランチに出かけた。
私は「小春」妹は「夏美」という。
その字のごとく、産まれた季節で親に名付けられた。
私たちは年子ということもあり、あまり姉妹という感覚はない。

 ランチの帰り、夏美が「お姉ちゃんとこ少し寄ってくわ。」と
我が家に来ることになった。
 5階建てのマンションの2階に我が家はある。
ちなみに夏美は、我が家と同じマンションの4階に住んでいる。
近くにスーパーもあり、小学校

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【日記】自由につぶやいています③

【日記】自由につぶやいています③

 3月から始めた就職活動。
書類選考でことごとく落とされ、まあ、しょうがないよな。
と思う日々が続いた。

 だがある日を境に、2社1次面接通過、1社1次面接と
風向きが変わったのである。

 そして1社、採用となった。
開始まで、まだ期間はあり、開始後も1か月間は試用期間となるが、ひとまず就職先が決まったのである。

 前職を心の病で退職し、1年8か月経とうとしているが、また働ける環境に恵まれる

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【短編小説】消さずに続けていく

【短編小説】消さずに続けていく

 魚兵、UOBAY、魚Bay、うおべい、ウオベイ、WowBay(なんやそれ)
チラシの裏に書かれた言葉たち。

 今家族会議が行われている。
俺は調理師専門学校を卒業後、イタリア料理店で修行してきた。
 高齢に近づく親父のことも考え、家族で営んできた魚屋「魚兵」を、海鮮イタリアン料理の店にして継ごうとしているのだ。
 この件について、親父は快く受け入れてくれ、母親と共に店を手伝ってくれるとも言って

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【短編小説】海と陸を思う空

【短編小説】海と陸を思う空

 時々亡くなった妻のことを思い出す。
私くらいの歳になると、色々な経験を踏んでいるが、
妻が亡くしたことは「経験」になるのか「出来事」になるのか、
はたまた「事件」になるのか。
これをどういえばいいものか、わからないでいる。

 妻が亡くなったのは、息子が10歳の時だった。
息子は、妻が30代後半、私が50代になって産まれた子だ。
私が「空也」妻が「七海」という名前だったので「空と海」ときたら、と

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【短編小説】今日は繁忙日

【短編小説】今日は繁忙日


中学3年のユウヤとリクは
学校からの帰り道に必ず立ち寄る場所がある。
それは昔からある駄菓子屋「ハマノ」だ。

 きっかけは夏休み、学校の登校日の帰り道だった。
あまりの暑さにユウヤは「ハマノ」に立ち寄り、
ソーダアイスを、店頭にある赤いベンチに座り食べていた。
そこへリクが通りかかり、声をかけられたのだった。
「あれ、ユウヤやん。」
「あーおまえか。」
「なにしてんねん。」
「みてわからんか

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【短編小説】悲しさの余情

【短編小説】悲しさの余情

 今の土地で働きだして、もう3年が経とうとしている。
私は忙しくも充実している日々を送っていた。

 仕事が終わり、私は駅のホームにいる。
スマホを観ると、留守電のメッセージが1件入っていた。
母からだった。

 私はメッセージの内容を聞き、すぐに母に連絡をした。
午後6時、帰宅ラッシュの時間だ。
ホームの雑踏で、母の話を聞き取れるだろうかなんて
考えることが出来なかった。

 父が亡くなった。

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【日記】自由につぶやいています②

【日記】自由につぶやいています②

お菓子のきのこの山派とたけのこの里派。
楽しい争いだが、私はきのこの山派である。
クラッカーにチョコの塊が乗っているなんて最高だと思いませんか?

他には、ポッキーは昔あった、アーモンドポッキーが一番好き。
今はないのでイチゴポッキーかなあ。
ポテチはカルビーより湖池屋派。でも一番はチップスターかも。
カップヌードルはラクサが好き。
カップ焼きそばは、UFOじゃない方の日清の焼きそばがいい。
飴は

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