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遠回りの人生

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感情と思考の陳列棚。
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24歳、夏。

24歳、夏。

帰省という行為に憧れがある。

地元に帰ることの意味は人によって様々だけれど、その行為自体が自身に所縁のある土地が複数箇所あることの証明みたいで素敵。

普段過ごしている土地に現実を置いてきて、帰省先でひたすらに思い出を浴びるような夏を過ごしてみたい。

別に年末年始でもいいけれど、夏のほうが感情の振れ幅が大きそう。

どちらにしても、僕は帰省をしたことがない、というかする余地がない。

なぜなら

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京都、至福の夜。

京都、至福の夜。

桜が咲き乱れる直前の3月末に京都を訪れた。

日中は市内の飲食店や神社を巡ったり、お店の方に早咲きの桜スポットを教えてもらったりしてアクティブに活動した。

夕暮れ時にホテルでチェックインを済ませ、ひと休みもそこそこにウェルカムドリンクを渇いた身体に流し込み、いざ夜の京都へ。

✳︎

その夜のメインイベントは、『磔磔』という老舗ライブハウスの50周年を記念して行われる音楽ライブと決めていた。

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今年もケーキ文化に馴染めなかった。

今年もケーキ文化に馴染めなかった。

どうしても思ってしまう、なぜケーキなのかと。

誕生日にケーキ、クリスマスにケーキ。

別に世の中に対して斜に構えたい訳ではない。

祝い事にケーキを食べるようになった歴史的背景がきっとあるのだろうが、あまりにも世の中にケーキ文化が氾濫しすぎていて、少し引いてしまっている自分がいるのだ。

街の様子や各種メディア、SNSを見ていると「ケーキなしの誕生日なんてあり得ない」「ケーキを食べなければ12/

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遺書のような惚気のような。

遺書のような惚気のような。

前回の記事から随分と間が空いてしまった。

ついでに言うと、毎日書いていた日記も2ヶ月近く書いていない。

何となく文字を綴る方向に身体が動かなかったのだろうか。

強いて理由を挙げるなら、急な惚気にはなるが、4ヶ月程前から交際を始めた女性と過ごす日々に心が満たされているからだと思う。

初々しい若者の青春的な文脈の充足感というよりも、共に過ごす中で人間関係を双方向に深め合える充実感に幸せを感じて

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真面目という呪縛。

真面目という呪縛。

こう日記に書いた。

自分の真面目さが足枷になっていると自覚しているけれど、何故かいつも抗えない。

✳︎

地方国立大学の医学生である僕は、大学での病院実習の真っ只中である。

各診療科を1〜3週間でローテーションするのだが、メジャーな診療科から大学病院ならではのマイナーな診療科まで、そのグラデーションは多彩だ。

基本的にメジャー科の実習はハードで、マイナー科の実習は緩い。

僕は現在マイナー

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直感と未来。

直感と未来。

ここ最近、ポッドキャストを貪り聴いている。

2,3年前に『味な副音声』に出会い、今では計6番組を毎回必ず聴く立派なポッドキャストリスナーにすくすくと成長した。

そんな中「時間」について複数の番組で言及されていたのを機に、それについて少し自分なりに考えをまとめてみた。



テーマは、過去/現在/未来の同時性について。

最初の気づきとしては、過去の思い出はその年月に関わらず等しい鮮度でピック

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"feel" MISAKI

"feel" MISAKI

午前4時に自宅を出発し、車を走らせること約7時間。

辿り着いた漁師町で、僕は人生最高の旅を経験した。



振り返ってみればきっかけはnoteだった。

僕のnoteに興味を持ったというDMがあり、1か月ほど前にその方と都内でお会いした。

色々な話をする中で、「知り合いにこんな面白い人がいるよ」と紹介してもらった方(以後、Sさん)がいる。

Sさんは若いながらも行動力が凄まじく、三浦半島の先

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昼寝と感傷。

昼寝と感傷。

とある冬の午後。

筒井康隆氏の『残像に口紅を』を読み、その独創性と作者の緻密で大胆な試みに驚かされている。

が、100ページほど読んだあたりで眠気が襲ってくる。

早朝からビジネス書1冊と映画を1本を摂取したから疲れているのだろう。

普段はしない昼寝をしようと思い立つ。

ルームウェアの襟を立て、ソファの上で毛布にくるまる。

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承認欲求と今後のこと。

承認欲求と今後のこと。

「醜いな」とたまに思う。

自分自身のことがである。

誰かと飲んで充実した時間を過ごせたと感じた日でも、後から振り返ってみると自分語りばかりだったなとか。SNS投稿の裏に潜む、自分自身を優れた人間に見せようとする卑しさを見て見ぬふりをするとか。

とにかく積極的行動の動機が、ただの浅はかな承認欲求なのである。

✳︎

僕のInstagramのストーリーの8割は、面白かった本や映画と一人旅で行っ

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ルサンチマンとの付き合い方。

ルサンチマンとの付き合い方。

哲学の面白さに目覚めつつある。

「ルサンチマン」や「ペルソナ」などの単語が存在していることは認知していたものの、これまでそれらの意味を正しく理解してこなかった。

しかしこの本を読んで哲学に対して一気に興味が湧いた。

アウトプットも兼ねて、特に印象的だった概念を自分なりの考え方で幾つかまとめていこうと思う。

✳︎

今回はルサンチマンについて。

ルサンチマンについては、これまでの経験と知識

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走ること(、寝ること)。

走ること(、寝ること)。

もはや書かずにはいられなくなった日記。

自分は割と新しいことを習慣化させることが得意なほうだと思う。

ハードルを低めに設定して継続することに重きを置くやり方。

この方法で軽度のウエイトトレーニングを(ほぼ)日課にして5年。

最近も日記に加えて新しい習慣を獲得しようと試みている。

それは走ること。
所謂ランニングというやつ。

でもランニングなんていう大層なものではない。

自宅から5分ほ

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誰もが死にたさの類を抱えている、だから尊い。

誰もが死にたさの類を抱えている、だから尊い。

病院実習が始まる前の約2ヶ月間で色んな知人に会った。

遠くに住んでいて会う機会がなかった人、近くに居るけれどじっくりと腰を据えて話す機会がなかった人。

彼らとサシで飲み、語り合った時間は濃密で得難い貴重な瞬間だった。

そこで改めて実感したのは、誰もが死にたさの類を抱えているということ。

これまでも様々な本や音楽に触れる度にそのことを自分に言い聞かせてきた。

しかし実際に知人の口から語られ

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時折の虚しさを伴う一人旅。

時折の虚しさを伴う一人旅。

神戸に引き続き、今度は福岡を一人旅してきた。

僕の中でこの二つの街は揺るぎない地位を誇っている。

洗練と喧騒と安らぎの全てが存在しているし、その調和が保たれている。

神戸の旧居留地、福岡の天神地下街なんて何度行っても心がトキメキで満たされる極上のエリアだ。

ディズニー、ユニバに匹敵するくらいに。

✳︎

だが現に通勤通学やショッピングの際に、そこを生活圏内とする人々は確かに居る。

会社

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阪神高速5号湾岸線。

阪神高速5号湾岸線。

旅行中、最高にお気に入りの道に出会った。

堺から神戸に向かうために偶然使ったのだが、これがまた良かった。

USJをはじめとする大阪湾岸の建造物。
遠くに眺める大阪のビル群。
高架線の眼下に広がる海。
豊かな緑を湛えた六甲山。
徐々に近づく神戸のビル群。

都市の煌めきと自然の雄大さを同時にかつコンパクトに楽しむことができた。

✳︎

僕はほぼ毎日車を使うが、運転は好きではない。

正確には普

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