誰もが死にたさの類を抱えている、だから尊い。
病院実習が始まる前の約2ヶ月間で色んな知人に会った。
遠くに住んでいて会う機会がなかった人、近くに居るけれどじっくりと腰を据えて話す機会がなかった人。
彼らとサシで飲み、語り合った時間は濃密で得難い貴重な瞬間だった。
そこで改めて実感したのは、誰もが死にたさの類を抱えているということ。
これまでも様々な本や音楽に触れる度にそのことを自分に言い聞かせてきた。
しかし実際に知人の口から語られる悩みや過去を聞くと、その解像度が格段に上昇し人生の真実のひとつとして鮮明に印象付けられた。
取り返しのつかない過去。
もどかしい現実。
徐々に選択肢が減っていく未来。
程度の差こそあれども、各々が各々の死にたさの類を抱えていた。
だが僕らはまだ若い。
さらなる地獄がきっとそれぞれの人生に幾つも待っているはず。
それならば生きていることはものすごく大変なことであり、同時にとても素晴らしいことだ。
誰もが死にたさの類を抱えているからこそ、誰もが尊い。
その尊さを知ることで、よりフラットな地点から人間関係を構築できる。
そうすると人生が少し面白く感じられる。
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flumpoolに出会って約10年。
この楽曲に出会ってもうすぐ5年。
歳を重ねるごとに歌詞に感情を強く揺さぶられるようになってきた。
誰もが心の中に言葉にならない感情を抱えている。
その事実が素晴らしい。
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死なない程度に頑張って生きていきましょう。
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