思春期や青年期は、人生の逢魔が時である。現代では、これが長引いているのだろう。人間存在を通時的に捉えることが、道しるべの一つにでもなるかもしれない。人類学の教科書で「通過儀礼」の項目を学び、そう考えさせられた。