高1クライシス、更年期クライシス　２　譲葉

今日の樹は譲葉（ゆずりは）。常緑で丈夫、成長がおそく、日陰や大気汚染にもつよいらしい。現に、実家の庭にも大昔から自生で生えてきた。母によると鳥が運んだのではとのこと。大きく福福と育っている。 息子、今日は行くと踏んでたが、朝になってまだ下痢があるし行かないと言い出した。退学かもしれないよ、といったが、大丈夫だと言って結局休んだ。昨晩は部屋で机を移動したりして、いよいよ勉強する気になったのかと固唾をのんで期待していたが、やっぱりだめか。力が抜けたが、もう、私にできることは限られ

潜在意識が未来を作るらしい。 息子は先行きは大丈夫だ、とうっすら感じる。彼の潜在的なバイタリティは大したものだ。宿題だって勉強だってそのうちやるだろう。 むしろ、心配なのは、私。明日朝までの宿題あるも、水が顔に濡れたアンパンマンみたいに今日も力がでず。。。

眠ってばかりいる休日。息子の診察についていき、買い物して、夕食作った以外は寝ていた。不思議なほど寝てばかりで、以前どうだったか思い出せない

高1クライシス、更年期クライシス　1

留年再高1生の息子、長い夏休みが終わり、今日から登校日。朝、自分で起きてシャワーに入るも、結局、今日は授業ないから行かなくてよいかと聞いてきた。 私は最近眠くて仕方がなく、今日も8時間近く寝たはずなのだが、まだ眠り足りない。やっぱりだめか。今年もクリアできなくて退学になるのだろうか。朝から気落ちしつつ、会社に向かう。 毎日友達と遊んで、旅行は林間学校も入れれば３つもこなし、うち一回はインド。部活にも行っていた息子、非日常性の楽しさを最も謳歌した高校生の1人だろうが、進級の課題

朝がつらい。起きてニュースをつけては幸せそうな家族の映像、明後日から息子の遅刻の懸念が始まるな、仕事きりないな、としんどさばかり浮かぶ。意味ないだろ、サト。でもそれはそれで、痛いひもじさも私の一部だ。

体験に山あり谷あり。一昨日のよい経験でエネルギーが枯渇したか、昨日は一日泥のように寝てしまった上、今朝も８時間以上寝たにも関わらず、気持ちと眠気が冴えないまま仕事に向かい、進路への漠然とした不安と隣合わせで過ごした。ただ、いつもの手足のしびれはなかった。

一か月前は、スーパースター揃いのアメリカの大統領がなぜこのお爺さん２人？と感じていたが、ハリスの応援演説陣と、ハリス自身のスピーチをみて、俄然アメリカらしい底力を感じられ面白くなってきた。オバマ夫人やヒラリーや、有名司会者やら、どの人も、力強くはっきりと伝わる。

私の見る息子への想像と、実際に息子が味わっている世界は違うし青春といえばそうかもしれないだろうに、勝手に悪い方へ考えが膨らみ、力がぬけていく。家庭のだんらんを与えられなかったことを負い目に感じても、変えられないものは変えられない。子であれその人生はその人のもの。

陰と陽。交互に来るらしい。昨日の熱中症気味と、昨晩からの息子への憶測から些細な不安が膨らみ気味で、今日は青が水にぬれたアンパンマンの状態だ。 サトさん、力をぬいて息をしていればなんとかなるよ。遅い活動を今日も始めよう。

ファンのヨシタケシンスケさんの、軽度うつ50年の記事をよんだ。勝手ながら自分と重ねて、共感した。息をしていれば何とかなるってことが。 台湾帰国の友人主催で府中で炎天下で７人でソフトテニスとランチをした。何十年の時間経過と、根っこの不変さを同時に感じた暖かい時間だった。

銀泥と宮沢賢治

銀泥の樹は、葉の裏が銀色で、形が荒れやすい巨木という特徴を読んだ。どこで見られるかと調べたら、花巻の方、宮沢賢治が愛した樹だということを知った。銀泥の文字と、賢治のどっどどどどうどどどうどどうど、というリズム、樹々が風に吹かれ、銀色と緑のゆらゆらが激しく舞う風景が浮かんできた。銀泥の樹が風に吹かれる山をみてみたい。賢治がみた光景をみて、どんな思いを自分が抱くか。賢治に近づけるような気がして、夢見ながら寝た。

ないものねだりよりあるもの満足 人の話やニュースで、家族団らんや仕事の充実話のことを聞いたりすると、羨む気持ちが。それよりあるものをかみしめて私らのオリジナルの軌跡にしていきたいね。