深夜のファックス(三分で読める小説)#ボケ学会
深夜の闇を裂くファックス音。
やっと眠りに就いた私を目覚めさせる。
…こんな夜中に誰なんだ。無視しようか?…
と、思いつつも、緊急の事かも知れないと想い直し
ファックスの元に行く。
届けられたメッセージは、
私の全く知らない女性からだった。
…こんな夜中に間違いファックスか!…
と、怒りが込み上げてきたが、
書いてある内容に目が留まる。
それは、女が自殺を仄めかす内容だった。
…知らない女が、死のうが生きようが俺の知ったことでは無い、無視しろ…
と、冷酷な自分が声をだす。
…