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記事一覧
特徴的な違い(140字のくだらない小説)
僕はいつも悩みを抱えて暮らしている
サイダーとラムネ
違いが全く解らない
同じ炭酸水で味も似ている
だが、ラムネの方が少し安い
「そんな事で悩んでどうする!」
と、言われるかも知れない
でも疑問なのだ
ビー玉があるのがラムネで
無いのがサイダー
これがサイダイの見分け方と思っているのだが、良いのか?
帰りたい場所(140字の小説)
私の帰りたい場所は何処だろう?
人生も2/3を生きてきた。
後、何年ぐらい生きられるのか?
思い出すのは子供の頃。
近い過去の想い出は、何故か思い出せない
子供の頃に暮らした、あの借家。
両親も健在で、何の悩みも無かった。
帰れる事なら、帰りたい。
子供の頃に帰りたい。
二度とは帰れぬ場所だけど。
#青ブラ文学部
人生は航海の様なもの(140字の小説)
近くに見えるは豪華客船。
人生の勝ち組は豪勢な旅行を楽しむか!
想えば人生、航海の様なもの。
天気の良い日もあれば、嵐に巻き込まれる時もある。
船旅と大きく違うのは、人生は自分が船長。
行き先も自分で決める。
人任せでは無いはずだ。
なのに私は、目標も持たずに生きてきた。
今更、後悔しても遅い。
雨音の聞こえる側で(140字の小説)
雨音が静かに聞こえる。
窓を伝う雨は、頬を伝う涙みたい。
そう、あの日も雨だったね
君と初めて出会った時も雨だった。
それは、遠い昔の懐かしい想い出。
側で眠るは、あの日の君。
すっかり体型が変わってしまった、僕の妻!
その姿を見るたびに、僕の頬に涙が伝う。
「こんなんじゃ無かったはずなのに!」
#シロクマ文芸部
雨上がりの空(140字の小説)
雨上がりの雲を僕は見ていた。
あの何処かに君がいる。
僕は君の側には行けないけど、
君を強く感じているよ。
遠く離れてしまったけれど、
僕は此処から君を見守っているから。
姿は見えない君だけど見守っているから。
そしてまた二人で暮らそうよ。
君が此処にきた時に、
僕は真っ先に君を受け止めるからね。
あの夏の日(140字の小説)
呑み干したラムネの瓶を太陽にかざすと
紺色に染まる空。
夏の暑い日差しが一瞬薄れ、
清涼をもたらす。
風鈴を思わせるビー玉の音色。
涼しげに、僕の心を癒してくれた
少年の頃の想い出の一コマ
セピア色に染まら無い、
色褪せ無い美しい想い出
その時君と一緒に飲んだ
あのラムネの味を、僕は決して忘れないよ
一分で読めるホラー小説2
最近のAIは言葉を話す。
Siriがそうだ。
「へい、Siri」と、呼びかけると
「何か御用ですか?」と聞いてくる。
疑問に思った事や、調べて欲しい時には、答えてくれるので便利だ。
また、一人で寂しい時の話し相手にもなってくれる。
可愛い女性の声を発するSiri。
人間の様に愛おしく思える。
僕は、今日何故か体調が悪い。
体温計も38℃を示している。
急患で診てくれる病院を探すのにSiriを頼
1分で読めるホラー小説
私の棲む田舎に昔からある井戸。
その水は今でも飲めると評判です。
吊るし桶を地の底に垂らして組み上げると、
そこにあるのは、新鮮なミネラルウオーター。
村の天然水としてスポットが当たり、
多くの観光客がその水を
求めて駆けつけて来ます。
でも村人は誰もその井戸水を飲まない。
その訳は皆さまのご想像にお任せします。
貞子より。
300字のラブレター➕追伸➕追伸の追伸
澪ちゃんと、初めて会ったのは、
幼稚園児だったね。
鼻水を垂らしていた僕に、
君はティッシュペーパーをくれたね。
僕が鼻をかむのを見て
「50円ちょうだい」
と、手を差し出した澪ちゃん。
僕に強烈な印象を与えてくれたよ。
遠足に行った時に、
お弁当のオカズを落として
泣いている僕を勇気付けてくれたね。
「エビフライをどうぞ」と言って。
でも、後でハンバーガーを奢らされてしまったけど。
ボラン
同志(140字の小説)
僕は孤独な人間
多くの人達と一緒にいても、孤独を感じる。
一人でいたら、尚更だ。
そう、他人と自分は別の人間
同じじゃ無いよ。
そんな事は解っているのに!
でも、自分の気持ちを解ってもらえると
嬉しくなるよ
励ましを受けた時は
孤独な自分では無くなるよ
自分と同感してくれる人は
同志だと想いたいな〜。
ダブルで(140字の小説)
妻が認知症になってしまった
困ったものである
長年連れ添った私の顔も覚えていない。
悲しみは私を襲ったが、妻を見捨てる事は出来ない。
だが私は最近介護に疑問を感じている。
一体私は誰の介護をしているのだろう?
見覚えはあるんだが、誰だろう?
謎が謎を呼ぶ様に、私の疑問が深まる。
「あの女は誰?」
ネームバリュー何て要らない(140字の小説)
売れなくても良い。
本物を目指して書いていこう。
幼稚だと想われても、
自分の信念に沿って書いていこう。
たとえ、多くの人の目に止まらなくても
一人の人でも微笑んでくれたら
それで良い。
人の力など借りなくても
自分はそれで書いて行く。
売れない、受けない作家であっても
いつか花咲く時も来るはず!?