ひふみ国師@笑福100億

瞑想や呼吸法が好きな、精神・心・身体の探究者。自身の体験と先人が残してくれた知識を土台…

ひふみ国師@笑福100億

瞑想や呼吸法が好きな、精神・心・身体の探究者。自身の体験と先人が残してくれた知識を土台に知恵の道を歩いている。 日本人が苦しみから逃れてさらに幸せになるための知恵を分かち合い、日本に笑顔を増やしている。 見つけた知恵を言葉に変えて、詩や短歌をつくったりもする。

マガジン

  • 心の傷があっても幸せになる言葉

    心が傷つくような過去があったとしても、それを乗り越えて、いや、乗り越えなくても、傷と一緒に幸せになるためのヒントです。

  • 仕事論

    「仕事」や「働くこと」についての記事のまとめです。

記事一覧

春・地球の底で

木々は常に水辺へと首を伸ばし 波はいつも陸に上がろうとする しかし枝は川の水を見る前に切り取られ 波は岩と岩の隙間に消えていく そして希望は羽ばたきながら力強く目の…

名古屋観光に迷える旅人へ~尾張 寺社散歩のススメ

「名古屋は飯が旨い」ということは全国的に有名かと思いますが、いざ名古屋飯を味わおうと旅行に行くと、観光スポットが少なくて、現地で「どこ行く?」となるのが"あるあ…

伊勢神宮に匹敵するパワーの神社、見つけちゃったかも

そこには広い池があり、空気は澄んでいました。 道の脇に植えられている木の葉はよく茂り、白や赤の花が咲いています。 都会の喧騒を忘れられる静けさの中で、人の背丈ほど…

神さまからのメッセージ―「ゆるし」について

今、神さまは急いでいると言われています。 何に急いでいるかと言うと、「人間を、より深い幸せを感じられる世界に連れて行くこと」です。 そういうことですので、最近は…

【詩】人は、楽しんでいるだけで褒められていい

好きなアイドルについて、友だちと話しているときの彼女の目は、 熱せられた炭のように輝いている それを聞いている同じくアイドル好きの彼女の目も、 夏の鏡みたいに輝い…

【詩】私たち

 鳥 私は空にいながら、 濁った川の中に泳いでいる魚を感じ取って、  そこに向かって全速力で降りていける。 たまに魚をつかみ損ねることもあるけど、 ただ空気を切り裂…

【詩】ハルクってスマッシュ

ハラきって スプラッシュ はじらうな パトラッシュ ハルクって スマッシュ パルクール きまりっしゅ はいごから チョリッス だいごなら ウィッシュ はらたいら さんにさん…

【詩】解放のドラム

生まれ変わりがあるなんて言っても この名前で生きる人生はたった一回だって誰もが知ってる だから胸の痛みを指折り数えてもはじまらない 姉が自分のイライラにトゲを巻…

【詩】蜜柑

笑い声が生まれる たくさんの人の笑い声が 煮立った鍋の湯気とともに あたたかい部屋を満たすように 彼があのときなんて言ったのか それは忘れたが・・・ とにかくとぼけ…

【詩】神さまがつくるときに考えたこと

木に教わった 根っこの方が葉よりも大切なのではないと 根っこも葉もすべてひとつの「わたし」なのだと 「根っこ」や「葉」といって私をバラバラにしたのは人間ではないか…

【詩】思い出せない

忘れられない きみが夜空に書きつけたあの一本の線が でもぼくらは忘れてしまった 生まれたときにその手に握っていた答えを 宇宙の外の小部屋でモニターを注視している髭…

【詩】雀の恋心

一緒に飛ぶときに きみが起こす空気の渦が好き それに乗って浮き上がるとき ぼくはとっても幸せ 羽ばたきの回数にも きみのセンスが光ってる 振り返るときの首の動きと横顔…

【詩】われは海の子

人と海の境目で ぼくはいつまでも自由だった 波の瞬きは夢 昨日も明日もない悦楽 岩の上を跳んでいく 足の裏の堅い感触 新鮮な運動神経を 誇示しようとして フナムシがぼ…

【詩】祈りを送る

きみの瞳の奥に沈む炎が 幸せの種に生まれ変わるように あふれた涙が 悲しみをすべて洗ってしまうように また悲しみの果てに 命の神秘が見えるように 彼方に昇る陽の光…

【詩】古書店と女

日本列島の極めて太平洋に近い街の一角にある古書店で 彼女は降り積もる埃と戦っている 身をかがめてすばやく動く それはまるで命令を受けた塹壕の兵士のよう 生活のため…

【詩】新年(あけましておめでとう)

早起きした人も昼に起きた人も 男の子もお母さんも おしゃれしてる人もそうでない人も お父さんも小さい娘も インド人も中国人も日本人も 空の下ではひとりの心 そんな人…

春・地球の底で

春・地球の底で

木々は常に水辺へと首を伸ばし
波はいつも陸に上がろうとする
しかし枝は川の水を見る前に切り取られ
波は岩と岩の隙間に消えていく
そして希望は羽ばたきながら力強く目の前に現れ
その姿を見極めようとしたときには隠れてしまう

あの砕けた波はどこへ行ったのだろう?

彼は首に輪っかをつけている
しかし彼は平和な顔をしている
彼が見ている視点はいつも低い
だが彼はそんなことはお構いなしだ
輪っかを引いてい

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名古屋観光に迷える旅人へ~尾張 寺社散歩のススメ

名古屋観光に迷える旅人へ~尾張 寺社散歩のススメ

「名古屋は飯が旨い」ということは全国的に有名かと思いますが、いざ名古屋飯を味わおうと旅行に行くと、観光スポットが少なくて、現地で「どこ行く?」となるのが"あるある"だと思います。
ずっと食べ続けるわけにもいかないし、ご飯とご飯の間にどこに行ったらいいかもわからない。そんな方向けに、名古屋周辺の興味深い寺社を紹介します。

歴史が好きな方、また「ちょっとくらいなら歩いてもいいよ」という方は、ぜひこれ

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伊勢神宮に匹敵するパワーの神社、見つけちゃったかも

伊勢神宮に匹敵するパワーの神社、見つけちゃったかも

そこには広い池があり、空気は澄んでいました。
道の脇に植えられている木の葉はよく茂り、白や赤の花が咲いています。
都会の喧騒を忘れられる静けさの中で、人の背丈ほどの清涼な滝が流れ落ちています。
その滝の反対側、池に浮かぶ小島には神秘的な祠があり、そこへ渡るための橋は掛かっていません・・・。

これは、地方のステキな神社・・・ではなく、じつは東京都の吉祥寺駅にほど近い、遅野井市杵嶋神社(おそのいいち

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神さまからのメッセージ―「ゆるし」について

神さまからのメッセージ―「ゆるし」について

今、神さまは急いでいると言われています。
何に急いでいるかと言うと、「人間を、より深い幸せを感じられる世界に連れて行くこと」です。

そういうことですので、最近は「宇宙のことわり」や「神さまの意志」に気づいている人がどんどん増えています。
特別な修行をしていないような人でもそういう気づきを得ている人が多くなっています。
そして神さまは、時が来たら、「気づいた人」をその新しい世界に連れて行ってくれる

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【詩】人は、楽しんでいるだけで褒められていい

【詩】人は、楽しんでいるだけで褒められていい

好きなアイドルについて、友だちと話しているときの彼女の目は、
熱せられた炭のように輝いている
それを聞いている同じくアイドル好きの彼女の目も、
夏の鏡みたいに輝いている

それがまた、
教室の中で、
授業という時間の中で、
先生の合意のもとに行われていて
なおかつ彼女たちの学びにも役立っているのだから
たまらないね

きみたちの瞳を見ていると、
ぼくの魂が喜びに満ち、
そのエネルギーが、
心臓から

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【詩】私たち

【詩】私たち

 鳥
私は空にいながら、
濁った川の中に泳いでいる魚を感じ取って、 
そこに向かって全速力で降りていける。
たまに魚をつかみ損ねることもあるけど、
ただ空気を切り裂きながら空中をすべっていくその一瞬一瞬に、
「ああ!生きてる」って強烈に思う。

 ひまわり
私はずっと太陽を追いかけてる。
だから私はまだ、自分の影を見たことがない。
後ろは振り返らない主義だけど、いつか自分の影を見てみたいな。
あな

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【詩】ハルクってスマッシュ

【詩】ハルクってスマッシュ

ハラきって
スプラッシュ
はじらうな
パトラッシュ
ハルクって
スマッシュ
パルクール
きまりっしゅ
はいごから
チョリッス
だいごなら
ウィッシュ
はらたいら
さんにさんぜんてん
はらさんから
あべっち
はじまりを
かざれるか
はりきって
いくっす

【詩】解放のドラム

【詩】解放のドラム

生まれ変わりがあるなんて言っても
この名前で生きる人生はたった一回だって誰もが知ってる

だから胸の痛みを指折り数えてもはじまらない

姉が自分のイライラにトゲを巻いて投げつけてきても
兄の視線が一度もぼくに注がれることがなくとも
お父さんとお母さんがぼくのことをいじめても

ジンジャー・エール片手に語り合う友がいなくとも
ぼくがぼくでいられるような日々の糧がなくとも
今日より明日が良くなると誰も

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【詩】蜜柑

【詩】蜜柑

笑い声が生まれる
たくさんの人の笑い声が
煮立った鍋の湯気とともに
あたたかい部屋を満たすように

彼があのときなんて言ったのか
それは忘れたが・・・
とにかくとぼけたことさ
うどんが鍋に溶けてしまうようなことさ

笑い声が生まれる
手を叩く人もいる
上を向く人も下を向く人も
お腹いたいのかなあ

その一瞬 ぼくの視力は失われ
世界がオレンジ色になる
オレンジの中で人々は溶け合う
酸っぱい顔は、し

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【詩】神さまがつくるときに考えたこと

【詩】神さまがつくるときに考えたこと

木に教わった
根っこの方が葉よりも大切なのではないと
根っこも葉もすべてひとつの「わたし」なのだと
「根っこ」や「葉」といって私をバラバラにしたのは人間ではないかと

木に教わった
頭のほうが足よりも大切なのではないと
頭も足もすべてひとつの「わたし」なのだと
「頭」や「足」といって人をバラバラに切り刻んだのは人間ではないかと

神は人間を人間としてつくった
「これは頭」「これは足」
として人間を

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【詩】思い出せない

【詩】思い出せない

忘れられない
きみが夜空に書きつけたあの一本の線が
でもぼくらは忘れてしまった
生まれたときにその手に握っていた答えを

宇宙の外の小部屋でモニターを注視している髭の男が
その手で、腕で、目で訴えてくる何事かを
ぼくらはまだ
解きほぐすことができないでいる

だから宇宙は
今も暗いままだ

【詩】雀の恋心

【詩】雀の恋心

一緒に飛ぶときに
きみが起こす空気の渦が好き
それに乗って浮き上がるとき
ぼくはとっても幸せ
羽ばたきの回数にも
きみのセンスが光ってる
振り返るときの首の動きと横顔を見て
ぼくはぼうっとしちゃう
みんなで電線に止まって夕陽を浴びているときも
きみのことが気になって仕方ない
一緒に虫を探しているときのドキドキ
きみに伝わっているかなぁ
これからも一緒だといいな
広い空で迷子にならないようにね

 

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【詩】われは海の子

【詩】われは海の子

人と海の境目で
ぼくはいつまでも自由だった
波の瞬きは夢
昨日も明日もない悦楽

岩の上を跳んでいく
足の裏の堅い感触
新鮮な運動神経を
誇示しようとして

フナムシがぼくのために急いで道をあける
太陽の下に、三叉の槍を持って立つ
海辺の生き物は忠実な臣下であり
彼は海と空の王だった

あぁ、この光に満ちた全能感・・・

そして海に入って
彼は二度と戻ってこなかった

【詩】祈りを送る

【詩】祈りを送る

きみの瞳の奥に沈む炎が
幸せの種に生まれ変わるように

あふれた涙が
悲しみをすべて洗ってしまうように

また悲しみの果てに
命の神秘が見えるように

彼方に昇る陽の光が
背中をあたためてくれるように

夜空の星たちが
貯蓄された善意を返してくれるように

寝床での呼吸の中に
安らぎの天使が宿るように

寝具のよしあしに関わらず
心を溶かして眠れるように

政治家たちが
頭が切れて素敵な判断ができ

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【詩】古書店と女

【詩】古書店と女

日本列島の極めて太平洋に近い街の一角にある古書店で
彼女は降り積もる埃と戦っている

身をかがめてすばやく動く
それはまるで命令を受けた塹壕の兵士のよう

生活のための戦闘は毎日続く
そうすると、支払われる給料より不平不満の方が多くなってしまう

いつもいつも同じ景色
新書と文庫本と雑誌とハードカバーがつくり出す宇宙

その闇の中に沈んでいく心
それを掬い出したくて確かめる懐

この世のはじまりか

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【詩】新年(あけましておめでとう)

【詩】新年(あけましておめでとう)

早起きした人も昼に起きた人も
男の子もお母さんも
おしゃれしてる人もそうでない人も
お父さんも小さい娘も
インド人も中国人も日本人も
空の下ではひとりの心

そんな人々が
新しいお日さまに目を向けるのは
今日の光を今年ずっと
持っていたいから

お日さまは差別しない
みんなを平等に照らす光

そして光と一緒に注がれる
「おめでとう」

新年は
これから起こる良きことを
笑顔で祝うことからはじまる

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