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神さまからのメッセージ―「ゆるし」について

今、神さまは急いでいると言われています。
何に急いでいるかと言うと、「人間を、より深い幸せを感じられる世界に連れて行くこと」です。

そういうことですので、最近は「宇宙のことわり」や「神さまの意志」に気づいている人がどんどん増えています。
特別な修行をしていないような人でもそういう気づきを得ている人が多くなっています。
そして神さまは、時が来たら、「気づいた人」をその新しい世界に連れて行ってくれる計画を立てているようです。

今この文章を読んでくれている人はきっと、悩み苦しむ古い世界で居残りするなんてごめんだよ、という人だと思います。
ですので私からも、神さまに幸福な世界に連れて行ってもらうためのヒントをお伝えできればと思います。

そのヒントというのはいくつかあるのですが、今回は
ゆるし
というテーマでお話したいと思います。


私は普段よく瞑想をしています。
朝と夜に時間を取ってやりますし、歩きながらや電車の中などでも瞑想に近いことをします。

深い瞑想状態に入ると、"宇宙の根本"に近づいていき、やがて一体になり、小さな自分がその無限の静寂に溶けてしまいます。
そのとき私は、神さまがどんなことを考えているのかを感じます。
ちなみにここでいう「神さま」というのは、特定の宗教の神さまのことではなく、宇宙をつくった存在のことだと思ってください。

さて、神さまがどんなことを考えているか、なのですが・・・
基本的に、神さまはとっても優しくて愛にあふれています。
神さまについて、「厳しい人」というイメージを抱いている人もいると思いますが、そう思うのは、神さまから遠く離れてしまうからです。
私は、瞑想して神さまがいる宇宙の根本に近づくだけで、もうふわふわ〜と心がやわらかくほぐれていきますし、何だかあたたかく包まれているような感じになります。

そのふわふわとあたたかい場所で私が受け取ったメッセージがあります。
それは、
「ゆるすといいよ」
ということです。

念のためお断りしておきますが、これは私が神さまから直接ことばをもらったというわけではありません。
宇宙の根本の近くのエネルギーを感じて、その「感じ」を私がこう解釈しただけです。
とはいっても、このエネルギーを感じたら、誰でもゆるすことの大切さに気がつくに違いありません。

「ゆるすこと」が大切、と言われると、何だか道徳の授業みたい、と思われるかもしれません。
でも、神さまのメッセージのニュアンスは、道徳の授業とはちょっと違っています。

神さまのメッセージは
「ゆるしなさい」
ではないんです。

むしろ、
ゆるすと"あなたが"楽になるから、自分自身のためにゆるした方がいいよ〜
という感じです。

だから、本心では苦しいのに、無理に心を偽って他人をゆるす必要はありません。
ゆるすために努力する必要もありません。

むしろ第一にやるべきことは、自分の心を楽にするためにゆるす、自分を守り、愛するためにゆるす、ということです。

「情は人の為ならず」
ということわざがあります。
これは、人に情をかけるのは他人のためになるだけでなく、やがて自分にも返ってくる、という意味です。
「ゆるす」のもそれとおんなじで、他人のためになるだけでなく、自分のためになるんですね。

私には、今の日本のような「お金最優先」の社会で生きている人の多くは、何かしらの「ゆるせないこと」を抱えているように見えます。
それは過去のしがらみが原因になっているかもしれませんし、人間関係に問題を抱えているからなのかもしれません。

ただ、どちらにしても人が苦しみを感じるときというのは、何かイヤなことがあったときに湧き上がってくる感情が、ずっとわだかまってしまう、というときです。

この「ずっと」というところがポイントです。イヤなことがあって感情が湧き上がってきても、すぐに落ち着いてしまえるなら、苦しみにはならないですもんね。

なので、自分の中でわだかまっている感情も合わせて、過去のイヤなことをゆるすことができたら、あなたはとっても楽になることができる、というわけです。

ゆるすと楽になれる、と言いましたが、良いことはまだあります。
ゆるすことができるとどんな「良いこと」があるのでしょうか。

まず、「ゆるす」ことができると、身も心も「ゆるんで」きます。
私たちは普段この文明生活の中で、小さなものから大きなものまでさまざまなストレスを受けています。
それによって、身も心も「緊張」してしまうんですね。
その緊張が、心身の不調を生み出したり、あなたが本来の自分自身でいることをジャマしているんです。

いろいろなことをゆるすことができると、身も心も緊張がほどけて「ゆるんで」きます。
そうすると、不思議なことに「直観」が活性化してきます。
女性や子どもには直観が優れている人が多いですが、それは彼ら・彼女らが、比較的ゆるんでいる、あるいはゆるみやすいからです。

直観が活性化してくると、自分に必要なことや必要でないことを見分けることができるようになってきて、人生をスムーズに生きることができます。

また、体がゆるむと全身の細胞が活性化しますので、健康にも好影響です。

さらに、自分をゆるすことが習慣になってくると、他人のこともゆるせるようになってきます。
他人のことをゆるすというのは、言い換えるとその人の「そのまま」を認められるようになるということでもあります。
他人のことをそうやって認められるようになると、どうなると思いますか?
そう、ズバリ、モテるようになります。

これはゆるすしかないですね(笑)。

そうは言っても、ゆるすことなんて難しくてできないよ・・・。
という人のために、ゆるすための極簡単な方法をお教えします。

ゆるすためには言葉を使います。
簡単なので一度しか言いませんから、耳の穴を大きく開いてよく聞いてくださいね。
その言葉は・・・

ゆるしました

これです。

イヤな出来事があって、感情のわだかまりが解けないときに、自分にこう言ってみてください。
そのとき、感情を込めて言う必要はありません。
とにかくただ「ゆるしました」と言ってください。
そうすると、その言葉のパワーが、あなたの心と体を変容させます。

これはいわゆる「言霊」の力というものですね。
しかし、言霊のパワーというのは一体何でしょうか。

実は言葉というのは「意味」を伝達しているだけではありませn。
言葉は私たち人間に、その言葉に対応した意識の状態を生み出します。
例えば「好き」と言えば、何となくあたたかく、自分が好きな対象に心が向かっていくような意識の状態になります。
一方で「嫌い」と言えば、元気がなくなって対象を突き放すような意識の状態になります。

実はこの「意識の状態」こそが、人間の心理状態から行動の成否までをも決める根本的な条件なのです。

ゆるせない人というのは、身も心も「ゆるせない意識の状態」になっているからゆるせないのです。
でも、「ゆるします」と言えば、ゆるすことができる意識の状態へと、自分の心身を変えていくことができるのです。

これが言霊の力の正体です。

ということなので、他人をゆるそうと思って「ゆるします」と言う必要はありません。
むしろ、「ゆるします」という言葉によって、ゆるせる意識の状態に変わっていくことが肝心なのです。
ですからこの言葉の効果は、「自分に言ってあげる」ことで発揮されます。
どうしてもゆるせない上司とか、場合によっては夫とか(笑)を無理にゆるす必要はないのです。

それよりも、まずは自分を救うことが大切です。

ですから、感情がわだかまっている自分に向けて、そういう感情になってしまうこと、怒ってしまうことや恨んでしまうことに対して、

ゆるしました

と言ってあげてください。

そうするとことで、あなたが気づかない潜在意識の中で、小さな「ゆるし」が完了します。
潜在意識の一部分でのことなので、最初は効果がはっきりとは感じられないかもしれないですが、少しだけ、ゆるむ感じや楽になる感じがあるはずです。
その感覚を感じながらずっと続けているうちに、寛大な気分になった自分に気がつくことでしょう。

「今までだったら怒っていたけど、ま、いっか!自分に必要なことをしよう!」

未来には、このように自由で前向きな境地を手に入れたあなたがいるはずです。


どうやら2024年から2025年は「愛」というのが人類のテーマになってくるようです。
そして「ゆるす」ことは人の「そのまま」を認めることでもあり、それはまさに「愛」でもあります。

ですから、宇宙の大波に乗っていけるように、練習だと思って、「ゆるす」ことをしてみてください。

神さまは人間をゆるしています。
というか、何ひとつ否定していません。
もちろん悪をなした人にはカルマの法則によって悪いことが返ってくるのですが、しかし一度の悪事で人間を見捨てるということはありません。

ずっと人間の味方です。

あなたも神さまからゆるされています。
もし、罪悪感や劣等感、恨みや怒りを感じているのであれば、それは自分が自分に「ダメ」の呪いをかけてしまったことが原因です。
だからまずは、そのままの自分をゆるして、愛で満たしてあげてくださいね。

「ゆるされた」という感覚は、とっても自由で気持ちいいですよ。
そして、みんながゆるしあったら、この地球は天国になります。
みんなで天国をつくりましょうね。

いつも応援してくださりありがとうございます。