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瞳に勇気、背中に未来 ―やがて冒険の世界に巣立つ君へ―

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おとなはかつて子どもだった。 しかし、そのことをおぼえているおとなは少ないものだ。  ――サン=テグジュペリ『星の王子さま』 ◆すべての少年少女は、やがて大人となり、社会の構成…
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2020年2月の記事一覧

若者を「まちづくり」で潰さないために

若者を「まちづくり」で潰さないために

わたしが所属するような地方の大学では、ゼミ活動・フィールドワークを通じて「まちづくり」に取り組む機会が数多くあります。そういった活動がきっかけとなって、卒業後もその活動を継続・発展させようとする学生も少なくありません。しかし、その多くがあたかも「地域コミュニティによって潰されている」ような現状を目にすることがあります。

前回述べたように、地域資源に関心をもち、その普及や活用に取り組む若者は非常に

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決めつけない、生き方。ー20歳のあなたへー

決めつけない、生き方。ー20歳のあなたへー

20歳の頃、あなたは未来の自分をこんなふうにイメージしていましたね。

名の知れた組織でバリバリ活躍するキャリアウーマン。どれだけハードな環境に置かれようと元気でパワフルで、世の中の、あるいはだれかの役に立っているというたしかな実感があり、毎日の生活に充足感がある。快活で、いつも前に進んでいる感じがある。目標に向かって迷わず突き進むことができる。

高給とりではないにしてもそこそこ貯金をしていて、

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「文系」「理系」の区分はもう古い?キャリア理論から学ぶ新たな区分とは

「文系」「理系」の区分はもう古い?キャリア理論から学ぶ新たな区分とは

皆さんは高校時代、文系/理系をどうやって決めましたか?
特定の教科が得意/苦手だったから、というのは一般的ですね。得意科目であれば記憶の定着率もいいですし、「これがしたい!」というものがなければなんとなく得意、なんとなく苦手で選ぶ人が多いのだと思います。15,16歳くらいの年齢であれば親や友人など周囲の人の影響なども大きいでしょう。

僕は人が選択した時の経緯とかライフヒストリーを聞くのが好きなの

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物語の主人公になれば逆境が楽しくなる

物語の主人公になれば逆境が楽しくなる

不幸はだれが決めるのだろうか。惨めはだれが決めるのか。私のことは私が決めればいい。だから、不幸と呼ばずに逆境と呼ぶ。

逆境は、「自分を主人公にした物語」を魅力的にするためには欠かせない。何かを乗り越える前には必ず逆境が必要なのだ。その逆境の乗り越え方を考えるのが、作者の手腕である。どちらも、自分ひとりでできる。

私はPodcastをいくつか配信している。昨日配信した「クリエイティブの反対語」の

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素直な人とイエスマンは何が違うのか

素直な人とイエスマンは何が違うのか

素直であることと、ただのイエスマンの違いがわからないという質問がありました。
これは確かに微妙なところで、素直さはただの従順さになりえます。また教える側も、実際には相手を従順にさせコントロールする為に素直になれと言っていることもあるかもしれません。では、違いはどこにあるのでしょうか。

私は、素直であるということは行いながら感じているということだとしています。一方ただのイエスマンは無感覚、または感

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成功者には「逃げ癖」がある

成功者には「逃げ癖」がある

こんにちは。人生逃亡中のアルパカ社長です。

逃げると聞いてあなたは良いイメージを思い浮かべますか?それとも悪いイメージを思い浮かべますか?

一般的には悪いイメージを思い浮かべると思います。日本の教育がそうだからなのか日本人の生まれ持った性質なのかわかりませんが、逃げることについてイメージの良い話は全くといっていいほど聞きません。逃げ癖がつく、現実逃避、敵前逃亡、責任逃れなどどんな言葉もマイナス

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「趣味」としての仕事の在り方

「趣味」としての仕事の在り方

みなさんにとって、仕事とは何ですか?

…という謎の出だしからスタートするんだけどさ。あんまり考えたことがなかったので改めて考えてみたのよ。

はじめてやったバイトがカフェのスタッフで、慣れない接客と痺れる脚に耐え、ふたつめのバイトが事務でテンプレ文章作成にあくびを噛み殺していたので、たぶんそのころには仕事=耐えるもの、という印象があった気がする。

そこから営業を経て、「仕事ってそこまで嫌なもの

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右足の指がないセグロセキレイ

右足の指がないセグロセキレイ

水元公園で見かけたセグロセキレイ。
撮影中は気が付かなかったのですが、右足首から下がないようです。
でも、普通のセキレイと同じようにチョコチョコと上手くバランスを取って歩いていました。
前に読んだ絵本「セキレイの歌」と同じく、たくましく生きています。

恐怖と怯えが地に足をつける

恐怖と怯えが地に足をつける

私は、「地に足をつけて生きろ」という人を
長い間、信じられなかった時期がありました。

そのような発言をしている人は、
ストレッチした目標や、限界ギリギリの所を攻めていない
ただの保身に走った安定志向だと考えていたためです。

近年、私の中の上記の発想に変化がありました。

それは特にきっかけも何もないのですが、
「この人はおそらく限界ギリギリの所を攻めて生きているだろうに、
 他者に安心感・安定

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強さってなんだろう。弱さってなんだろう。

強さってなんだろう。弱さってなんだろう。

「知らない街に来てしまった」
そう言って息子とSMSのやりとりをする。もうメールだって余裕だ。
1月は全然一緒に遊べなかった。ごめんなと思いながらも日曜日の今日、前入りで東京に向かう。おやすみのメールが届いて東京と京都で親子のやりとり。他愛もないけど父ちゃんがたくさん元気をもらう。

結婚する前は一人でも生きていけるな、なんて思っていた。
妻と出会い家族ができて愛がなんたるかを知る。それまで何も知

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