奥村まほ

ライター・エッセイスト・編集者|テーマは食べもの・夫婦・生き方など|ポプラ文庫『夜更けのおつまみ』掲載|Webメディア「アイスム」でエッセイ連載|最近は絵も描いてます|富山出身。おやつとカレーと自然がすき。ときどき山に登ります。https://lit.link/okumaho

奥村まほ

ライター・エッセイスト・編集者|テーマは食べもの・夫婦・生き方など|ポプラ文庫『夜更けのおつまみ』掲載|Webメディア「アイスム」でエッセイ連載|最近は絵も描いてます|富山出身。おやつとカレーと自然がすき。ときどき山に登ります。https://lit.link/okumaho

    マガジン

    • #呑みながら書きました

      • 1,734本

      みんなで一緒に呑みながら書きました。酔っ払いたちの酔いnote。 呑み書きは3月、6月、9月、12月。3の倍数月に開催します。

    • ときめきnote

      これめっちゃスキ!と、ときめいたnoteを束ねています。エッセイ、小説、漫画など、創作系の記事が中心です。

    • 食べたいもの・作りたいもの・行きたいお店

      noteで見かけたおいしそうなもの、挑戦してみたいレシピ、素敵なカフェ・レストランなどを束ねていきます。

    • うれしいnote

      奥村まほの記事・ツイートなどをご紹介いただいたnoteです。みなさん本当にありがとう。

    • 小説

      小説や童話、ショートストーリーを束ねていきます。

    最近の記事

    固定された記事

    葱のにゅうめん #夜更けのおつまみ

    雨の中を歩いていた。アスファルトに落ちて地面を流れていく雫も鳴り止まぬポツポツという音も、その日はいつもと色がちがった。満員電車に揺られているときですら嬉しかったのだ。恋か愛か知らないが、盲目である。 遠くに看板が見える。暗い雨の道を照らすように、白く淡く光っていた。 * 「仕事が終わったよ。飲みに行く?」 夜の8時過ぎ、夫からメールが届いた。突然の誘いだった。 家で仕事をしており、平日は昼も夜もひとり。いつも適当にご飯を用意して食べているわたしにとっては、金曜日に夫

    スキ
    300
      • #もの書き100問100答 やってみた

        近ごろ創作から離れていたので、モチベーションにつながるかもと思い#もの書き100問100答をやってみました。淡白な回答ばかりですがあしからず。 1.どんな作品を書いている? エッセイ、小説、短歌 日常に根ざしたもの 2.どんな作品を書くのが一番好き? 他人からの反応を考慮せず、頭の中で構成を作ることもなく、たまたま溢れてきた言葉だけを書き連ねた文章やフレーズ。書いているときも読み返すときも違和感がなくて気持ちがいい。ちなみに作っているあいだ一番楽しいのはたぶん短歌。

        スキ
        55
        • 【連載エッセイ更新】 「食」を楽しみ笑顔を届けるメディア、アイスムさんで大好きな福島の魅力を紹介しました。 旅先で購入したおいしいおみやげで食卓を彩る「続・会津の旅」を楽しむお話です。 https://www.ism.life/hareame/020.html #エッセイ #食べ物 #旅行 #コラム

          スキ
          15
          • 【連載エッセイ更新】 「食」を楽しみ笑顔を届けるメディア、アイスムさんで唐揚げをテーマにエッセイを書きました。 自分に揚げものはできないと思い込んでいた私が、夫の影響で唐揚げ作りにハマるお話です。 https://www.ism.life/hareame/018.html #エッセイ #食べ物 #仕事 

            スキ
            18

          マガジン

          マガジンをすべて見る すべて見る
          • #呑みながら書きました
            マリナ油森 他
          • ときめきnote
            奥村まほ
          • 食べたいもの・作りたいもの・行きたいお店
            奥村まほ
          • うれしいnote
            奥村まほ
          • 小説
            奥村まほ
          • ふうふエッセイ
            奥村まほ

          記事

          記事をすべて見る すべて見る

            【小説】ストロベリーパフェ

            「好きなだけ頼んでいいよ」といわれると、逆にひるんでしまうのはぼくだけだろうか。 「うち、お金だけはムダにあるから」 みずきは探検地図をひろげるようにメニュー表を豪快にひらく。 「ほんとにだいじょうぶ?」 不安になってたずねると、みずきは漫画のキャラみたいに目をきりっとさせて、ポケットからとりだした一万円札をぴーんと伸ばしてみせた。 ほんとうにだいじょうぶなのだろうか。みずきがなにを考えているのか、ぼくにはちっともわからない。 * 水曜日の五限後。下駄箱から靴をとり

            スキ
            47

            なんとなくでも、書いてみる。

            noteを書かなくなってから約1年。ひさしぶりにエディタを開いた。このまっしろな画面の右上にぴょこんとアイコンがある感じ、ちょっと懐かしい。 わたしはnoteを「なんとなく」書かなくなった。 スキ数のような一時的な反応に一喜一憂する状況に疲れたとか、情報過多なネット社会そのものに疲れたとか、公募に力を入れたくなったとか、note以外の場でエッセイのお仕事をいただけたとか、家にこもりすぎて心を動かされるエピソードが減ったとか、今思い返せばいろんな理由がある気もするけれど、一

            スキ
            81

            【連載エッセイ】WEBメディア アイスムさんで連載中のエッセイ「晴れでも雨でも食べるのだ」の5記事目が公開されました!(https://www.ism.life/hareame/005.html)「嗚呼。いとし、懐かし、我らの女子会!」と題し、ひたすら食べて話してぐうたらし続ける「女子会」の尊さについて語っています。またいつか開催できたらいいな、という願いを込めて書きました。写真は女子会で友人の何かのお祝い(?)をしたときのものです。何年前だろう……

            スキ
            41

            あなたの木の葉に触れにゆきます

            この風呂がこのソファがこの寝室が微かな愛でできていること 真夜中に小さな窓を飛び出して星座をスキップしてみませんか 彗星の尾っぽにつかまる瞬間にふたりの手には炎が宿る 明日終わる旅だとしてもきみの背の凹凸はずっと覚えています アルプスも太平洋も見たいからきみのとなりの惑星になる まぼろしという名の種をまきました 胸に花弁がひろがりました もういちど生まれたら風になりましょう あなたの木の葉に触れにゆきます *広沢タダシさん『彗星の尾っぽにつかまって』からイメ

            スキ
            105

            【連載エッセイ】 Webメディア「アイスム」の連載「晴れでも雨でも食べるのだ」#4が公開されました。 夫と初めて暮らした懐かしい街でご飯を食べる話です。これからも通って恩返ししていきたい。 https://www.ism.life/hareame/004.html

            スキ
            22

            きれいなひとみ

            「いつまで寝てるの〜!」 2020年7月25日、4連休中の昼下がり。ソファの上に、肩をゆすっても地蔵さながらびくともしない夫がいた。 すやすやと眠り続ける様子はまるで眠り姫のようで、潔くすらある。登山やキャンプを愛するアウトドア派の夫にとって、外出自粛はかなりこたえるのだ。生気を吸いとられてしまったらしい。わたしまで呼応して、死んだ魚の目になっちゃいそう。 しかし、夏の部屋はいい。風に揺れるカーテン、蚊取り線香のにおい、くるくる回る扇風機の羽、炭酸水の泡がしゅわっと消える

            スキ
            347

            アイスムで連載中のエッセイ「晴れでも雨でも食べるのだ」#3が公開されました。大好きなトーストに弄ばれる…救われる話です。 「わたしはメイプルジャムトーストから逃れられない」 https://www.ism.life/hareame/003.html 過去ログ▷https://www.ism.life/hareame/index.html

            スキ
            42

            料理上手な夫のかわりに牛すじ煮込みを作ったら、意識が飛びそうになった話

            土曜日の午後、わたしは牛すじ煮込みにすべてを捧げた。牛すじ煮込みに支配され、翻弄され、意識が飛びそうになった。 これは、料理上手な夫のかわりに牛すじ煮込みを作ることになったズボラ女の、4時間半におよぶ戦いの物語だ。 * 「あれ、カゴになんかでっかい肉が入ってるぞ?」 そやつの気配に気づいたのは、土曜の午前10時すぎに訪れたOKストアで、夫と買い物をしているときだった。 土日は夫が献立を考えることが多いため、彼が先頭に立って歩き、わたしがカゴを持ったりカートを押したりす

            スキ
            321

            好きな表現を探す旅

            久しぶりに美容院に行った。3 年ぶりにショートボブまで短くして、軽くなった頭をぺんぺん揺らしながらひとりでにやつく。帰りにいつものミルクティーを買い、神社のベンチで飲んだ。 「髪切った?バッサリいったね〜!!」 ミルクティー屋のおじさんが話しかけてくれたので、なんだか気分が良くなって、ポテトとひき肉のキッシュまで買ってしまった。 公園に行くと、少し前まで空の青をずっと深くしたような宇宙みたいな色をしていた紫陽花は枯れていて、代わりに虫や鳥の声はうんと煩く、あかるくなって

            スキ
            118

            アイスムで連載中の食エッセイ「晴れでも雨でも食べるのだ」#2 が公開されました。https://www.ism.life/hareame/002.html 今回は我が家で「チュッチュ」と呼んでいた氷菓子の想い出です。どうして夏休みの午後ってあんなにも懐かしくって、愛おしいんだろう。(また妹が登場します)

            スキ
            48

            1.幼少期 母が去り冷たい床で眠る夜 向日葵がやってくるとも知らず 大福のほっぺ摘んで弄ぶなんか知らんけど隣に在った お揃いのミッキーミニーのトレーナー着ててもポーズはいつもちがって ばあちゃんち神棚したの額のふち 翔び出さんとす青い姉妹は 菓子を分け氷を分けて知恵を分け空も光もみんな分けたよ 2.思春期 囓りかけの食パン 半分残ったプリン 台所にて分身と遇う 波みたく燦めき笑う天才はわからぬことを「わからぬ」と云う 目に見えぬものを抱きしめ歩く子の上に立た

            スキ
            111

            書くことが「いま」を照らす

            「みなさんにとって、創作のゴールって何ですか?」 そう尋ねられたとき、わたしは固まってしまいました。嶋津亮太さん主催のオンラインバーCafeBarDonnaでのことです。 同じ会に参加していたサトウカエデさんは、後日「感情のアーカイブ」という言葉でご自身の「書く理由」を表現しました。 人間は忘れてしまう生き物であり、変わりゆく生き物であるからこそ、感情の軌跡を書きのこし、それを思い出すことで人生を彩り豊かにしていくのだ、と。 なるほど、とおもいました。わたしが書く理由

            スキ
            107