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明るく暖かい気持ちにしてくれた記事

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辛い時、落ち込んだ時、気分が優れない時、そんな時に読むとポジティブな気持ちになれるような記事です。 ありがとうございます。
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#エッセイ

僅少

僅少

ちょっと前、「余裕」というテーマで、HomeTapがまだまだ残っているという話を書いた。

ところが。毎日少しずつ飲んで。当然と言えば、当然なのだが、3月に入る頃に、とうとう、追いついてしまった。

1週間に、1リットルが最大。この、普段のペースに戻ったのだ。

心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。

傲れる者も、久しからず。

確かに。週5日の休肝日の決まりを撤廃した途端、一瞬だっ

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リキ日記_2枚目

リキ日記_2枚目

ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。

我が家のハリネズミの名前は、リキという。

リキにとって、厳しい冬の寒さと、うだるような夏の暑さを乗り超えることは、生き延びるための大きな課題である。

今は、まだ、冬の終わり。3月に入ったとはいえ、まだまだ朝晩は、寒い。ただ、恵まれているのは、私が住んでいる地域は、首都圏では比較

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自由律俳句 #199

自由律俳句 #199

【開けていた窓から鳥の声が】

窓からの風が暖かい。
静かな空間に、鳥の高い鳴き声がした。

瞬間、聞き間違えかと思ったけれど、
今もしっかりと聞こえている。

春だ、春が来たんだ。

窓から外を見回したけれど、
高い鳴き声の主は見つけられなかった。

でも、
青い空と白い雲は見つけた。

窓から離れて、
少し耳をすませていたが、
屋根の雪が解けて、
ポタポタと落ちる音しか聞こえなくなった。

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自由律俳句 #197

自由律俳句 #197

【朝日をひとり占めにするこの時間】

休日の朝、
まだ寝ていても良いのに、
目が覚めたから、
外に出た。

ほんのり明るくて、
少し寒い。

静かな道には、
歩く音だけ。

朝日を見つめた。
見つめている間はひとり占め。

風が冷たくて、視線をそらす。
ひとり占めの時間はおしまい。

今日も1日が始まるから、
静かな道をまた歩いた。
#自由律俳句 #俳句 #散文 #詩 #随筆 #エッセイ #朝日

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自由律俳句 #177

自由律俳句 #177

【日陰の部分が解けていない】

いつものこの時間。
ここの地面は日陰になる。

だから雪が解けない
地面は見えない。

少しとなりの日向のところは、
地面がしっかりと見えている。

僅かな距離でも、こんなに違う。
日の光の偉大さを感じる。

日陰は涼しくて、過ごしやすいけど、
ずっとそこにいたら、寒くなるから、
こっちの日向に来てごらん。
光に照らされて、少し暖かいでしょう。

ひとりぼっちも、た

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自由律俳句 #174

自由律俳句 #174

【怖そうなおじさんの話し方が優しかった】

病院の診察室から出て、待合室に戻る。
空いている席はないかと、待合室を見渡す。

一瞬、怖そうなおじさんと目が合った。
ちょっと睨まれたようにも感じた。

そして、どうやらそのおじさんの後ろの席しか空いていないようだ。
おぉなんということだ。今日も私には様々な試練が立ちはだかる。

私は、先ほど目が合ったことなど気にしていない素振り見せて、
おじさんの後

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自由律俳句 #171

自由律俳句 #171

【メガネが曇ったまま手を洗う】

朝、ゴミ出しのため、
ちょっと外へ。

晴れていて、寒い。
吸い込む空気が冷たくて痛い。

ささっとゴミを出して、家に戻る。

玄関、暖かい。
瞬間にメガネが曇る。

今すぐメガネの曇りを拭き取りたいけど、
ゴミ袋を持っていた手でメガネを拭きたくない。
まず手を洗いたい。

洗面所までゆっくり歩く。
手を洗う。
お湯になるまでの水の温度も温かく感じる。

洗いなが

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自由律俳句 #170

自由律俳句 #170

【噛みたくなる衝動を抑えて】

アメを2つもらいました。
あまりアメは買わないので、
口に入れるのも久しぶりだなぁと感じます。

そして、すぐにガジガジしてしまう。

おっと、久しぶりのアメだから、
かじらないで、ゆっくりと味わおう!
アメは甘くて美味しいなぁ。

でも、無意識に噛み砕こうとしています。
ダメダメ、ゆっくりゆっくり。

噛みたくなる衝動を抑えて、
しっかりと味わいました。
(最後の

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自由律俳句 #167

自由律俳句 #167

【充電していると思っていたんだ】

そろそろスマホを充電しておこうと、
充電ケーブルを挿す。

その充電ケーブルの挿さっている延長コードのプラグが、
コンセントに挿さっていなかった。

充電していると思っていたんだ。
じゅうでんしているとおもっていたんだ。
ジュウデンシテイルトオモッテイタンダ。

損した気分に少しなったけど、
元々、スマホはあまり使っていないから、
これからの充電でも別に大丈夫だ

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自由律俳句 #165

自由律俳句 #165

【曲がりたくない道で曲がった】

散歩していると、
前から下校している中学生がたくさん来た。

すれ違う手前で、
中学生の皆さんが縦1列になって、
私の通る部分を作ってくれる。

ありがとう、ありがとう。

また前から、数名の中学生が来ている。
私は、私が通る部分のことで、
気を遣ったり、使わせたりするのが、
なんだか悪いなぁと思って、

曲がりたくない道を曲がって進んだ。

いつもより、少し遠回

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自由律俳句 #164

自由律俳句 #164

【雪で埋まって入れない公園】

北国の公園は、冬の間にお休みしています。
雪で入り口は埋まっていて、中に入れません。

積もった雪を登れば、
入れることは入れるけれど、遊具では遊べません。

滑り台は、下半分くらいが雪に埋まっているので、
滑っても楽しくありません。

ブランコは、座る部分が上部の支柱に結ばれていて、
乗ることができません。

人がまた集まるのを待ちながら、
お休みしている公園があ

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自由律俳句 #163

自由律俳句 #163

【リンゴってこんなに重たかったかな】

リンゴを2つ、もらいました。

はいどうぞと、差し出された右手と左手にあるそれぞれのリンゴを、

私の右手と左手が受け取ります。

ありがとうございますと言いながら、

それぞれの手に、リンゴの重さが伝わります。

あれ、リンゴってこんなに重たかったっけ?

久しぶりにリンゴを持ってそう思いました。

もらったリンゴを、うさぎの形に切ってみました。

うさぎ

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自由律俳句 #159

自由律俳句 #159

【とあるつららを勝手に観測している】

とある屋根の、
とあるつららを、
そこの付近を通るたびに眺めて、観測しています。

人が簡単に入れないような場所なので、
近寄る人もいなさそうだし、
あのつららが崩れても、周囲に影響は無いと思われます。

ということもあってか、
順調に大きく、長くなっていまして、
そのうち、つららが伸びきって、
地面に到着して、ひとつの柱になるのではないかと想像し、
その時

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自由律俳句 #156

自由律俳句 #156

【ごはんの炊けた音で起きた】

お腹が空いたのでごはんを炊きました。
待っている間に寝てしまいました。
炊飯器のごはんが炊けた音で起きました。
炊き立てのごはんでお茶漬けを食べようと思いました。
梅のお茶漬けの素を入れて、お湯をかけて、
冷蔵庫にある梅干しをひと粒のせて、
ゴージャストッピングにしました。
ささっと食べて、コロリとまた横になって、
とても幸せでした。
#自由律俳句 #俳句 #散文

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