見出し画像

リアルイベントが飛んでライブ配信に変更。なにを見て、なにを思ったか。【クリエイターキングダム】

2020年4月4日(土)は、YouTubeとTwitterにひっついていました。「何があった?」って、クリエイタープロレス によるオンラインイベント・クリエイターキングダムのライブ配信がありまして。

配信に関するツイートの意図と構成を解説

私はこのオンラインイベントについてべったり一日ツイートしていたのだけど、どんな理由があってどんな形のツイートになったのか、簡単に説明してみようと思います。このあたりをチェックしていただくと、大体どんなことを言っていたのかお読みいただけます。

もしくは以下のコマンドをコピペしてTwitterで検索してみてください。

from:gecca_mitsu since:2020-4-3_23:00:00_JST until:2020-4-6_00:00:00_JST

そもそもクリエイタープロレスって何よ?

そんなあなたに週間クリプロさんのnoteを。もしかするとそれでも「は?何よ?全然わからんけど!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、とりあえず今回の私のnoteに関していえば、クリエイターがプロレスの程でクリエイティブに全力投球っていう大人の遊び(※本気)です。

なら、クリエイターキングダムって何よ?

クリエイターキングダムについてはPeatix(ピーティックス)のページで概要が確認できます。

もともとはリアルイベントとして新木場1stRINGで開催される予定だったクリエイター向けトークイベント。だけど新型コロナウイルスの影響で開催できなくなっちゃった。そしてネット配信に切り替え。誰が出演してどんなコンテンツが配信されたのかは下記リンクよりご確認くださいませ。

10時間ぶっ通しひっつきツイート。

朝から夜まで10時間通しての配信、頼まれもしないのにコンテンツごとにツイートしてました。感想でもレポートでもなく、各コンテンツの簡易な説明と案内みたいな内容を。でもね。それには理由があったのです。

ってことで、コンテンツの案内ツイートをした理由と、なぜその形にしたのかをサクッと説明してみます。大したことはやっていませんが、今後どなたかの参考になれば幸いです。

こんな形式でツイートを投稿

内容やタイミングによって多少の違いこそあれ、基本的にはこの形式を守ってツイートしていました。以下、簡単ではありますが構成を説明してゆきます。

●コーナータイトル
●テーマ・内容・テイスト
●出演者メンション
●イベント用ハッシュタグ
●イベント概要・チケット窓口

ちなみに、トスツイとそうでないものが混在しています。配信開始からいくつかのコンテンツは付けていない。「配信始まりましたよ」のアピールもしておきたかったので。その後、「このタグばかり流れてきたら興味ない人は鬱陶しいよね?そもそも興味ある人はハッシュタグから追うよね?」ということで、内容や感覚で決めています。

いやしかし、「ホントにパッと見だと見えないんだよね?ホントだよね?」って少し不安になりませんか、トスツイ。

誰の目を意識したか

非クリエイター、今回の出演者のセミナーに参加したことのないクリエイター、デザインや販促系の話に疎いけれども勉強したいと思っている人、今回の企画制作者のことをあまりよく知らないTwitterユーザー、など。

内容の記述についても「どんなところに注目すると理解しやすいか」「どんなことの参考になるか」などを意識し記入しています。可能な限り、クリエイターでない方にも通じる言葉で記すことに努めました。

なぜこの構成にしたか

●コーナータイトル
今回の配信ではアーカイブが用意されることも踏まえ、リアルタイム視聴ではなくともどのコーナーのことかわかる・追いやすい形にするため。ワード検索に引っかかりやすくするためという理由もある。

●テーマ・内容・テイスト
リアルタイムで見ている人には「感想」でも通じるが、追っかけ視聴にフォーカスした場合は「どんなテーマを扱っているか」など「内容のヒント」に近づけた方が伝わると判断したため。

また、見ようかどうしようか迷っている人に対しての働きかけや、非クリエイター・非デザイナーから見た場合にどんなコンテンツに見えるか、テーマ・見どころ・見方のコツ・ポイントが少しでも伝わるようにしたかった。

ただし今回の場合は、コーナータイトルやアカウント名・ハッシュタグなども併載するため、割ける文字数がかなり少なくなるのが難点であった。

●出演者メンション
ユーザー目線に立った時、出演者をフォローしていなかった場合にはどこの誰だかわかるはずもなく、調べるのもハードルになる。知らない人のことを調べるところからスタートするのは手間だしストレス。ゆえに当該のツイートからダイレクトにプロフィールを確認できるようにリンク。デメリットはメンションした相手に通知が飛びまくること。んまあ、これは宣伝だと思って許してもらうしか。

今回は文字数の都合でアカウント名まで入れることが厳しく、IDだけという形が多かったけれど、本来なら「アカウント名+ID+敬称」という形でのメンションが親切だし丁寧。

●イベント用ハッシュタグ
関係者・視聴者の大半はタイムラインではなくハッシュタグで追いかける筈なので、ほぼ全てのツイートにハッシュタグを仕込む。アーカイブ・プロモーションの役割を担うため、コンテンツの魅力が伝わるようなツイートであれば、関連ツイートとしてタグを仕込み投稿する使い方も。逆に、コンテンツの影響が色濃くとも、パーソナルな要素を多分に含む場合や誤解・勘違いを生みそうな場合は外す。

●イベント概要・チケット窓口
今回ならアーカイブ用のチケットを取り扱っているPeatix(ピーティックス)のイベントページへのリンク。Twitterカードの設定がされている場合は視覚的な情報として目立ちすぎる場合もあるのでリンク方法や頻度をコントロールしながらうるさくなり過ぎない程度に挿入。まるきり排除してしまうと「で、結局これどこからどうエントリーすればいいの?わからないからいいや。」と離脱に繋がるので注意。

最後はモーメントにまとめる

実は今回、私は複数枚のチケットを購入しました。そこに至るには2つの理由があって、ひとつは「リアルイベントが飛んだことで発生したキャンセル料の補填・カンパ」として。もうひとつは下記のような理由。

リアルイベントであれば同伴が難しかったであろう非デザイナーの友人若干名に対し、チケットをプレゼントしました。

もう少し詳しく言うと、デザインや販促に抵抗感や苦手意識が強く近づこうとしない人であったり(※自身の魅せ方やプロモーションを覚えたら最強とも言えるくらいに魅力的なクリエイター)、企画制作に携わり興味はありつつも専門的な内容までは触れられずにいる人であったり。

クリエイティブではあるけれどもデザインやイラスト、プロモーションや魅せ方、ロジック・ロジカルシンキング・ビジネス的な思考に苦手意識があるような友人たちに対して。

なので、少しでも情報に触れる際のストレスを緩和したかったし、情報にアクセスすることのハードルを下げたかった。より伝わりやすく、より理解しやすいようにフォロー・サポートしたかった。そういう事情がありました。ゆえにモーメントとしてまとめるところまでを行いました。

2020年4月4日(土)『クリエイターキングダムTV』について。非デザイナーである仲間に向け、インデックス・ガイドをかねて「このあたりを意識しながら見るとイメージ・理解しやすいかも!」というポイントを主にツイートしましたのでまとめておきます。関連ツイートも追加するかもしないかも。

モーメント説明文より

もちろん運営の手伝いもしたい

その上で運営のお手伝いもしたかったし、日常的にクリエイティブには触れているものの理解や活用に戸惑う方や、様々な理由でイベントには参加できず気後れしがちなクリエイターの居心地の改善とか、そういう方たちの役に立てたらいいなとも思っていたのでした。ま、このあたりも書こうと思えばそれなりのボリュームになるのですが、伝わる人には伝わっているし、今回伝えたい人には伝わっていたのでそれでよし。

雑感

クリエイタープロレスはその始まりとなったイベント、2019年7月15日(月・祝)開催の『上司タイガー 〜旗揚げ興行〜』から見ている私。ぶっちゃけ「なんかよくわかんないけど面白そうだから行ってみよー」っていう極めて軽いノリと勢いだけで参加して今に至ります。

そのタイミングから存在を知っていたので、クリエイターキングダムという企画自体も告知された時から把握していました。新型コロナウイルスの影響でリアルイベントの検討〜中止決定〜オンライン開催決定までも注目していたし、オンライン開催となればどんなコンテンツでどんな見せ方に変えてくるのかも気にかけていた。

「リアルでの開催が吹き飛んで、キャンセル料が帰ってくることもなく、いやしかしどうするのか?」っていう問題。苦境に立たされた時、どんな判断・どんな決断をし、どのような策を練り、どのように対処し、どのようにして切り抜けていくのか。

時を同じくして悩んでいる人が多い問題に対し、ひとつのやり方・モデルケースを見せたということ。もちろん、目に見えるところに出てきていないだけで様々な考え方・意見があるとは思うけど、それでも決行したことの意味・意義は大きい。

これまでの数ヶ月、ここからの数ヶ月、新型コロナウイルスの影響で中止となったあれやこれや。

エンタメ、演劇、その他舞台作品、芸能、芸術、それから……。取り扱うテーマや内容・コンテンツの特性によって、代替案や新しいスタイルを取り入れられるものもあれば、取り入れるには莫大な金額がかかってしまい現状では難しいものもある。作り手のスタンスだって、ライブ・対面でなくてもその中で伝わるものがあれば伝えたいと思うタイプであるか、対面でなければ意味がないと考えるタイプであるか、そういう違いもある。

個々・個別の判断だから各々が思うようにやればいい。(ただし並列の記載などで、「他者への批判」に見えてしまったり「違うスタンスを持つ人とその支援者に対しての溝に繋がるような表現」に見えてしまう場合には表現方法として失敗・よろしくないのでそこだけ注意。)

また、企画・コンテンツ・イベントなどのパッケージ・組織・団体のみならず、それを動かす現場(=個々人)が置かれている状況は誰一人として同じではない。そういう難しさはあるだろうけれど、ともかく、人間一人でできることなんて高が知れている。しんどい時ほど周りを見渡して頼れる人や仲間、相談できる人、アイデアをくれる人と繋がるってことが大切。どんな些細なことでも。

なんてことを、考えたのでした。視聴中に。

つまりそんなことを考えさせられる程度に「全員が全員、自分の活動を通してフォロー・サポートしたい誰かのことを考えている」っていうのが明らかだった。非クリエイターというゲストも含め、本当に全員。

人間性と思いやり、超大事。今に始まったことではない。今になって明るみに出ただけ。こういう時にこそ問われる人間力、実際はこれまでの積み重ね。すべてが繋がっている。

出演者Twitter


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

サポートありがとうございます。いただいたサポートは創作活動にあてさせていただきます。