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私の心です。
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#私

いい顔してるはず、実は

いい顔してるはず、実は

パートナーが撮ってくれる私の写真、ほんとうにいい顔ばかりしている。カメラを向けられることがあまり得意でなかったのに、彼が写す私自身のことは正直言ってどれも好きだ。しあわせだとわかる表情そのものをしている。

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仕事への不安に苛まれた日々が嘘みたいだとつぶやいたとき、「君にないのは自信だよ」と彼から言われた。経験やスキルや実力ではなく、自信。任された何かを全うすることに対して、無根拠ながら自分には

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半空腹の夜、ひとりごと

半空腹の夜、ひとりごと

ふいに、SNSのアーカイブを覗きに行った。あえて綺麗な部分しか出していない時もあっただろうけれど、私はなんだか前向きに頑張っていたようだ。耐え難いほどの苦しみにも希望があったし、日々のなかにきらきらをなんとか見つけ出していて、私、だいぶ若々しい爽やかさを消費したのだと思った。

良かれ悪かれ人は変化していくものだ。あらゆる刺激を受けながら、現状維持する方が難しい。習得できたもの、まるくなったもの、

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息する手段は枝分かれをして

息する手段は枝分かれをして

しばらく会えずにいた友だちを訪ねた。歩けるようになったちいさな娘は彼女によく似てとてもとても可愛らしかった。時間を空けても当たり前に笑って過ごせる関係性が心底ありがたい。私の生活の中に、彼女がまた現れてくれたことが嬉しい日曜だった。

少しの間、なかなかnoteを書けずにいた。手書きの日記も昔に比べて飛ばし飛ばしになった。文字に心を乗せていく作業はずっと必要不可欠だったし、私にとっては生きることの

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こころがほどけて気づくのは

こころがほどけて気づくのは

こころがほどける、という感覚。
私はきっと、弱くやわらかい人間に変容していっている。

弱く、ということは昔なら明らかに負の意味で使っていたと思う。自身に向けて「強くあろう」と何度も言い聞かせていたから。本当はそうではない自分、わかりながらも奮い立たせるのが日々だった。

私だけをみてくれる人がいる安心を知ってしまった。おかげで不安も増した。ひとりで処理できていたことができなくなった、特に感情にお

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投じるように一日を送れば

投じるように一日を送れば

よく眠るためには、よい満足感が必要。

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再来週あたりから、仕事が本格的に忙しくなる。今はその準備期間にあたるタイミングで、やらねばならないことはあれど期限は少し先…という状態である。先月は別の案件で忙殺されていた反動もあり、ここ最近の私は少し気が緩んでいる。

こんな日があってもいいか、と根詰めずに仕事をした数日間を経て、段々気持ちが悪くなってきた。怠惰にしか過ごせなくなりそうな予感がした上

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変身

変身

仕事の中身が70°くらい変化した少しあと、感染症が猛威をふるい始めた。時間の使い方が急激に変わり、一体これからどんな自分として生きていきたいのかを半ば強制的に問い直す日々があった。あの頃私の感受性は炭酸のようにほとばしる何かを受け止め続け、いろんな記憶が蘇ったり、えもいわれぬ期待と不安とで揉みくちゃになったりした。私だけじゃないだろう、あの年は間違いなくリセットボタンがあらゆるところで押されていた

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灯台の足元で

灯台の足元で

絶対好きじゃん、と思ってその時が来るまでしばらく大事に取っておく。私にはそういう癖がある。最近で言うと、Netflixで配信されている『LIGHTHOUSE』。星野源と若林正恭のトークバラエティ全6回。こんなの絶対好きじゃん、でも6回なんてすぐ終わっちゃうから勿体ない見方はできないじゃん。

満を持して、#1を見た。許されるならば、肩をそっとさすらせてほしいと思った、2人の。同じように味わいたい人

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駆け抜けるならば紐を緩めて

駆け抜けるならば紐を緩めて

何をするにも体力が必要。そう思うのは、今この瞬間、兎にも角にも眠たいから。

酷暑といわれる夏なのに、我が家はなぜだか涼しくて、クーラーをつけなくても汗もかかずに過ごせている。自分の体温調節機能がおかしくなったのかと何度か不安になったけれど、外出すればものの数分で玉のような汗をかくのでそういう問題はなさそうだ。

夜が更けても起きていなければならない事情があり、数日寝不足だった。勝手に閉じていく瞼

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また深く息を吸うために

また深く息を吸うために

ああ、年度末すら明けてしまった。

3月末ギリギリまで公私共に立て込んでいて、自分でもよく乗り越えたものだと思っている。スケジュールは詰め詰めで、心も揺さぶられ、隙間時間は夜更かしして作っていた。おかげで寝不足だったので、ヘルシーな生活とはどうにも言えなかった。

早くここを越えてしまいたいという思いと同じくらい、「越えたとて、また新しい次のヘビーが待つだけだ」感が胸にずっとあった。すっきりさっぱ

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できるもできないもすべて、

できるもできないもすべて、

ひとつめ。

素敵だなと思っていた人と、今度こそ友だちになれた。知人からレベルアップした。ふとその人が口にする言葉に心が動くことが何度もあった。それは新しい驚きの種類ではなく、私が大切にしているものと共鳴する動きだったから、どうしても仲良くなりたいと思っていた。

やっていること、好きなこと、自分のこと、誰かのこと。交互に話していたつもりが、気がつくと混色していた。私たち、そっくりな部分をたくさん

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ぜんぶ溶かしてしまえばいい

ぜんぶ溶かしてしまえばいい

窓を開けて眠るのがとても好きなのだけれど、朝方寒さを感じて目を覚ますようになった。心地よい涼しさが長く続いてくれるといいなあ

そんな秋の気持ちよさとは裏腹に、ここ2週間、めちゃくちゃ余裕がなかった。原因は仕事、完全にキャパオーバー。

半年前までしていた仕事は、目の前に降りかかってくるトラブルをなんとか乗り越え、持ち越し、よきにはからい…という感じだった。現場の仕事はスピード命、しかし質を落とす

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どうか溺れる前に聞いてほしい

たまには、心の大波の話を。

ブルーな気持ちを持て余し、抱えきることも溢れさせることもできずに落ち込む、そんなことが私はちょっと多いと思う。人と比較するもんではないので、あくまで感覚の表現です。

でも人生で一度だけ行った占いで、「あなた、粘膜ハートちゃんね」と言われたのでやっぱり少々敏感な質ではあると思う。粘膜ハートちゃん…。

"心配性"というより"心配症"の方が似合う。
イライラしている

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感受性は開きっぱなしに

ここひと月くらい、心の受信アンテナが割と本気を出し始めている感じがある。
小説のことば、すいすい胸に入ってきちゃうし、映画もドラマも冬ごろまでよりも、なんというか、涙腺に訴えかけてくる。
今日、東京事変のLive DVD(2010のウルトラC)を観ていてはじめて『スーパースター』でぽろっときた。何回も何回も今まで聞いてきているのに。

弱ってるからとかじゃないと思うんだ。敏感になってしまって…とい

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