旅人

とにかく旅と考えることが大好きな思想家 徒然なるままに… 果てなき思考の旅へ

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記事一覧

経験に勝る体感はない

いまやネットやSNSを通じてどんなにも情報が舞い込んでくる時代 どの情報に真実があるのかなんてわかりようもない 事実はひとつだけど、真実は人の数ほどあるのだから、…

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1か月前

ハラスメント クレクレ星人から身を守るには

先日テレビで「カスハラ」という言葉をはじめて耳にした カスタマーハラスメントの略らしい お客さんからの理不尽なクレームや言動のことを言うのだそうだ いろんなハラス…

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1か月前
2

交通事故後 治療とリカバリーの旅 その①

事故の経緯 40も後半に差し掛かったころ、はじめて交通事故に合った 信号のない交差点で、一旦停止を無視した80歳女性がぶつかってきたのだった 角には建物が立っており…

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1か月前

みんなそれぞれが自分のことだけに集中してたら、世界は平和だなぁ

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1か月前

傾聴するということ

人のはなしを聴く これほどシンプルで奥深いことはない 先日、これが傾聴かぁ… と言う感覚をはじめて経験した 自分が想像していたものとは全く違っていた すっかり書…

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1か月前
2

話すこと 聴くこと

『大事なことほど小声でささやく』 という映画を観た 筋肉ムキムキのゴンママが営むスナックひばりには、今日も心のうちを打ち明けに人がやってくる あれっ? これって…

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1か月前

私の中のスーパーサイア人

あるとき突然 心の中で猛烈なエネルギー体が発生し 遂にはすべてを巻き込んでメチャクチャにしてしまうようなハリケーンと化していくその自分のことを、私は心のスーパーサ…

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1か月前
1

自分を客観視しコントロールできるか、が相手へのつたわり方を左右する

以前フラメンコの巨匠である、アントニオ・カナーレスという大先生のレッスンを受けたことがある その時に言われたことが、7、8年の歳月をかけてやっと最近肚に落ちてきた…

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2か月前
1

降ろしてみるまではその荷物の重さはわからない

カウンセリングを受けはじめて一年半が経とうとしている いままでに何度となく過去の自分の価値観とお別れしてきた 当たり前のように信じて持ち続けていた自分を守ってく…

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3か月前
1

IKEA MALAのこんな使い方

以前よりずっと欲しかったIKEAのホワイトボード/ブラックボードをとうとう購入した 二月誕生日の自分へのバースデープレゼントという名目で(笑) 本当に使うかなぁ? …

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4か月前
1

答えを自分の中に見い出すチカラ

芸術などの表現活動において、わかりやすくない作品というものに出会うことは少なくない 人はわかりやすいものを提供されたとき、あたかもたいそうなものを見たような満足…

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5か月前
2

人生を主体的に生きるには

「人生の被害者をやめる」 の本当の意味がやっと腹に落ちた どうしてもあまりお会いしたくない方がいるのだけれど、気が乗らないのか、の理由が長いことかかってわかった…

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5か月前
1

人生のロングバケーション

かなり前にロングバケーション、というドラマがあった とても好きなドラマだった いまだにあの言葉の響きが人生の豊かさを想起させてくれる 主人公である南は仕事も男も…

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5か月前
1

あなたならどうする!?(ケーススタディ ドイツ・ベルリン編)

序章ドイツはベルリンでの出来事 今年2月、ベルリンで開催される国際ダンスコンクールへの参加権を取得したダンサーのアシスタントとして渡独することとなった 私はひと足…

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6か月前
4

母からもらった“真面目”という武器と『正義』という名の凶器

もう真面目やーめたっ! そもそもその価値観わたしのものじゃないしー と高らかに宣言した今朝 とはいえ、嘘ついたり人をだましたり なんてことはしようと思っていないの…

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6か月前
13

史上最大規模の「フェルメール展」を観に行った話 読むアドベンチャーその②

「大至急調べてみます!ありがとう!」 と言ってあわてて自分の部屋に戻った スマホをとりだす手は小刻みに震え、心臓はバクバク  WiFiをつないでRijks Museum (アムステ…

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7か月前
2
経験に勝る体感はない

経験に勝る体感はない

いまやネットやSNSを通じてどんなにも情報が舞い込んでくる時代

どの情報に真実があるのかなんてわかりようもない

事実はひとつだけど、真実は人の数ほどあるのだから、正しいも正しくない、のジャッジに意味はない

となると、集めた情報をもとに、

っで、わたしはどう物事を捉える?

と常に自分自身に問うことが、どのようにこの世界を見ているか、にダイレクトにつながっていくから
そして、その見方から人生

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ハラスメント クレクレ星人から身を守るには

ハラスメント クレクレ星人から身を守るには

先日テレビで「カスハラ」という言葉をはじめて耳にした
カスタマーハラスメントの略らしい
お客さんからの理不尽なクレームや言動のことを言うのだそうだ

いろんなハラスメント用語が出てくる
セクハラ、パワハラ、モラハラ…

そもそもハラスメントというものはなぜ起こるのだろう、と考えてみた
結局は自分の抑えられない感情(例えばそれは過剰な期待であったり)を誰かに受け持ってもらうことではないだろうか
それ

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交通事故後 治療とリカバリーの旅 その①

交通事故後 治療とリカバリーの旅 その①

事故の経緯

40も後半に差し掛かったころ、はじめて交通事故に合った

信号のない交差点で、一旦停止を無視した80歳女性がぶつかってきたのだった

角には建物が立っており、見通しが悪かったこともあって、ぶつかる本の数秒前に向かって右側から車が飛び出してくるのがちらりと視界に入り、危ないっ、と思いブレーキを踏んだ次の瞬間にはぶつかっていた

思いっきり左に体が振ったあと、跳ね返りで運転席側のドアに頭

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みんなそれぞれが自分のことだけに集中してたら、世界は平和だなぁ

  傾聴するということ

傾聴するということ

人のはなしを聴く
これほどシンプルで奥深いことはない

先日、これが傾聴かぁ…

と言う感覚をはじめて経験した

自分が想像していたものとは全く違っていた

すっかり書物を読んでできる気になっていた

恐るべし 知識と体感の埋められない溝

「わたしのことは脇に置いておいてただ聴く」

という行為は、我慢する、という感覚でもなく 話し手とすこしの距離をあけたところい身を置く そんな印象が残った

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話すこと 聴くこと

話すこと 聴くこと

『大事なことほど小声でささやく』

という映画を観た

筋肉ムキムキのゴンママが営むスナックひばりには、今日も心のうちを打ち明けに人がやってくる

あれっ?
これって何かに似ている

原田知世さん主演の
『スナックキズツキ』 かな

いつの時代も、ただ話を聴いてくれる場所の存在は大きい
そして、特に今、その必要性が高まっているのではないかと感じている

いろんな情報が混在し、なにが本当なのか
判断

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私の中のスーパーサイア人

私の中のスーパーサイア人

あるとき突然
心の中で猛烈なエネルギー体が発生し
遂にはすべてを巻き込んでメチャクチャにしてしまうようなハリケーンと化していくその自分のことを、私は心のスーパーサイア人と呼んでいる

もうひとり、いや、もう何人目かの自分が、いくところまで行ってしまうだろうそのヤバさにじわりじわりと危機感を感じながら
何もできずにただ見ている

言いましたね
もう後戻りはできませんよ

ねじれてしまった感情はそうい

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自分を客観視しコントロールできるか、が相手へのつたわり方を左右する

自分を客観視しコントロールできるか、が相手へのつたわり方を左右する

以前フラメンコの巨匠である、アントニオ・カナーレスという大先生のレッスンを受けたことがある
その時に言われたことが、7、8年の歳月をかけてやっと最近肚に落ちてきた

“情熱的に踊れ
しかし頭は常に冷静でいなさい”

その当時、燃え盛る感情をそのまま踊りに昇華することが、オーディエンスにダイレクトに伝わる方法だろう、と思い込んでいた私にとって巨匠の言葉は ??? でしかなかった

はて?
そもそ

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降ろしてみるまではその荷物の重さはわからない

降ろしてみるまではその荷物の重さはわからない

カウンセリングを受けはじめて一年半が経とうとしている

いままでに何度となく過去の自分の価値観とお別れしてきた

当たり前のように信じて持ち続けていた自分を守ってくれていた大切な鎧は

いまとなってはいぶし銀がかった、どこかの博物館に飾ってあるような歴史的遺物と化してしまっている

もう自分の身体にはずいぶん前に合わなくなって窮屈さすら感じているのに

気がつかない
いや、気がつきたくない、のか

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IKEA MALAのこんな使い方

IKEA MALAのこんな使い方

以前よりずっと欲しかったIKEAのホワイトボード/ブラックボードをとうとう購入した

二月誕生日の自分へのバースデープレゼントという名目で(笑)

本当に使うかなぁ?

ちょっとデカすぎない?

などと頭の声がうるさかったけれど

買ってすぐに組み立てて部屋に置いてみた

最初は、黒板にチョークで文字を書くのが楽しくて楽しくて、何となく落書きをしていたのが、あるときから頭の中にでてくるアイデアを文

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答えを自分の中に見い出すチカラ

答えを自分の中に見い出すチカラ

芸術などの表現活動において、わかりやすくない作品というものに出会うことは少なくない

人はわかりやすいものを提供されたとき、あたかもたいそうなものを見たような満足感を感じ、それがダイレクトに良い作品だった、と安易に評価につなげてしまうという経験はないだろうか

果たして良い作品だった、と決めるその根拠となるのはどんな要素なのだろう
といつも疑問に思っている

たとえば、本は何のために読むのだろう…

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人生を主体的に生きるには

人生を主体的に生きるには

「人生の被害者をやめる」

の本当の意味がやっと腹に落ちた

どうしてもあまりお会いしたくない方がいるのだけれど、気が乗らないのか、の理由が長いことかかってわかった

その方は70代後半の年配の女性なのだけれど、いつも会うと、自分ごとなのだけれど、どうしたら良いか決めて〜(泣)といって、自分の不安を相手にパスしてくる

そして、私のことじゃないからわからない、という答えを返すと、誰も相談に乗ってく

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人生のロングバケーション

人生のロングバケーション

かなり前にロングバケーション、というドラマがあった

とても好きなドラマだった

いまだにあの言葉の響きが人生の豊かさを想起させてくれる

主人公である南は仕事も男も失って、何もしてないこの時期のことを『ロ〜ングバケィショォ〜ン』って言いながらキラキラと、そして堂々としてたところに一瞬で気持ちが吸い寄せられていった

あのドラマの中では、南が結婚式当日に婿に逃げられたシーンから始まって、モデルとし

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あなたならどうする!?(ケーススタディ ドイツ・ベルリン編)

あなたならどうする!?(ケーススタディ ドイツ・ベルリン編)

序章ドイツはベルリンでの出来事

今年2月、ベルリンで開催される国際ダンスコンクールへの参加権を取得したダンサーのアシスタントとして渡独することとなった
私はひと足先にフランクフルトの友人宅へと向かい、日本から向かうダンサーグループとは現地で落ち合うこととなっていた ダンサーグループはそれぞれ日本各地から集まってきているため、私以外でも二名の方(大人と14歳以下の子ども)が別で現地入りしていた 

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母からもらった“真面目”という武器と『正義』という名の凶器

母からもらった“真面目”という武器と『正義』という名の凶器

もう真面目やーめたっ!
そもそもその価値観わたしのものじゃないしー

と高らかに宣言した今朝
とはいえ、嘘ついたり人をだましたり
なんてことはしようと思っていないのだけれど
母からいつも、「真面目が一番!真面目に生きな幸せになれんよ」
と言われつづけた言葉がぐるぐると頭の中で旋回する
「幸せになれんよ」というその呪術にどれだけ怯えてきただろう

おそらく、“母の真面目に”の意味合いは、「ちゃんと」

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史上最大規模の「フェルメール展」を観に行った話 読むアドベンチャーその②

史上最大規模の「フェルメール展」を観に行った話 読むアドベンチャーその②

「大至急調べてみます!ありがとう!」
と言ってあわてて自分の部屋に戻った
スマホをとりだす手は小刻みに震え、心臓はバクバク 
WiFiをつないでRijks Museum (アムステルダム国立美術館) のウェブサイトにアクセスすると、予想外の情報が…

カレンさんの言ったとおり、3月末までチケットがないどころか、もう会期中のチケットはすべて SOLD OUT !!!!!
ええええええええー―――、こ

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