見出し画像

交通事故後 治療とリカバリーの旅 その①

  • 事故の経緯

40も後半に差し掛かったころ、はじめて交通事故に合った

信号のない交差点で、一旦停止を無視した80歳女性がぶつかってきたのだった

角には建物が立っており、見通しが悪かったこともあって、ぶつかる本の数秒前に向かって右側から車が飛び出してくるのがちらりと視界に入り、危ないっ、と思いブレーキを踏んだ次の瞬間にはぶつかっていた

思いっきり左に体が振ったあと、跳ね返りで運転席側のドアに頭と右上半身を打ちつけ、その後まもなくサイドエアバックが飛び出てきた (遅いわっ!)

ドアはべこりと凹んでいたため、助手席から外へ出た

なんとも恐ろしい体験だった

頭を強打していたため、死んでしまうんじゃないか、と不安がよぎったが、とにかく何事かと見物に来た人に、

「救急車を呼んでください」

とお願いして、ついでに警察も呼んでもらった

相手の女性はいっこうに降りてくる気配がない


ムカつく気持ちは脇に置き、とりあえず家族に連絡をし、保険の担当者にも報告をした


恐怖の気持ちを抑えることが出来ず、周りも気にせずワーワーと声を出して泣いた

しばらくすると救急車が到着し、コロナ禍ということもあり、あれこれと質問されるが、
エアバックから吹き出してきた粉が口の中の水分を吸っていたため喉は渇ききってうまく言葉が出てこない

血圧、熱、などの計測後直ぐに総合病院へと向かった  到着後直ぐにCTとレントゲンを撮るも異常なし

一日に入院させて欲しいと伝えたが、コロナ中のため家に帰るようにとのこと

その後家族が迎えに来て何とか家帰宅した
が、すぐに頭、首、背中全体を痛みが襲ってきた

わたし、どうなってしまうんだろう…

恐怖、怒り、後悔

とにかく頭の中はどこから来るのかもわからない罪悪感のようなものでいっぱいになった

ここから私の治療と回復へのながいながい旅が始まることになる