マガジンのカバー画像

この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった

131
タイトルの題名通りです。 アラフィーのおばちゃんがひょんなことからライターを始めたいきさつをずらずらと書き連ねただけの回顧録ですが、もしよろしければどうぞお読みくださいませ。
運営しているクリエイター

#クライアント

フリーという立場の弱さを実感した

チームでやっている良案件の単価が大幅に下がった。

理由ははっきりしているしクライアントの指摘は間違っていないのだが、突然言われても困るというのが本音だ。

ただ、ここでごり押ししたところで単価がもとに戻るわけではないので、しばらく様子を見つつ、自分が書いた記事の品質と完成度をもっと高めてクライアントに単価を上げる交渉ができる段階になるまで我慢するしかない。

もしこれが雇用関係であったら労働基準

もっとみる
「納期厳守」と「報連相」は当たり前ではないのか

「納期厳守」と「報連相」は当たり前ではないのか

先日、初めてクライアントと報酬価格の交渉というものを行ってみた。

これまでは労力に見合わない仕事を請け負ってしまった場合、とりあえず受注した分は割に合わずとも報酬以上の仕事を完遂した後にその仕事を降りるというケースでやってきたが、この間どうしても納得のいかない状況となったため、いつもと同じように仕事を降りようとしたところ、クライアントに強く慰留された。そこで、ダメ元で報酬のUPを申し出てみたらな

もっとみる
私の「報酬」に対する考えを話します

私の「報酬」に対する考えを話します

今、世の中はお盆休み真っ最中です。

そしてそういうものとは無縁なはずのフリーな私も偶然この時期に定期の仕事が入っておらず、実質的にお盆休みとなっています。

そんなわけで、はっきり言ってヒマです。だから、今日は報酬に対する考え方を書きます。

まるで誰かに偉そうに話しかけるような口調で書いていきますが、あくまでもこの記事はほぼ自分自身に向けて書いています。

その点について、くれぐれも誤

もっとみる
この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(7)

この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(7)

今朝は比較的涼しかったが、お昼になって少し暑くなってきた。今週は私用があり仕事を抑えているので、回顧録の続きを書きたい。

SEOには強いが記事の質を軽視するクライアントも多い

これは底辺パートタイムライターの私見だが……

多くのクライアントはグーグルの検索順位を上げるためのSEOの知識は豊富だが、文章表現に関する知識はほとんどない人も多い。

また、不確かな情報があふれるネット上から正確

もっとみる
多分「マゾ」なんだと思う

多分「マゾ」なんだと思う

現在受注している案件はそのほとんどが5000文字以上の長文Webコンテンツだ。

そういう案件の多くは執筆の倍ぐらい時間がかかる大量のリサーチがマストで時間をかけてじっくりと考えて書くことを求められる。とても片手間で書けるようなものではない。

おまけに全力で書いたにもかかわらずクライアントから情け容赦のない厳しいFBがガンガン来る。だからここのところ執筆やFBの度に怨念こもった唸り声ばかり上

もっとみる
この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(8)

この年でライターを名乗るとは夢にも思わなかった(8)

今日はいつもの回顧録ではなく、現在の心境とか迷いなどについて思いのままにつらつらと書いていく。

50を前にして博打のような世界に飛び込んでしまった大馬鹿者の話

大抵の人は年を重ねると慎重になる。人生経験とともに失敗も重ねて先の事がある程度予測できる学習能力が身につくのだ。

若い頃の私は「人生は博打だ」が口癖で、進んだ先でどんな世界が待ち受けてもなんとかなるさという楽観的な気持ちがあった。

もっとみる
仕事における自分の「価値」は他者が決める

仕事における自分の「価値」は他者が決める

「仕事における自分の『価値』は他者が決める」

それは、かつて新卒で就職した会社で、私がいやというほど叩き込まれた概念だ。その概念は今も私の心の真ん中にしっかりと根を張っている。そして仕事をする期間が長くなるほど、その言葉の重みが増している。

そんな、この仕事に対する私の考えを、備忘録として何回かに分けて書いていきたい。

----------------------------------

もっとみる
たとえクライアント様相手でも「ならぬものはならぬ」です

たとえクライアント様相手でも「ならぬものはならぬ」です

「お客様は神様です」という言葉があります。

その言葉をライターの仕事に当てはめると、ライターに仕事をくださるクライアントは「神様」です。

だから私たちは「神様」であるクライアントの利益に貢献するために全力を尽くし、クライアントが納得するような成果物を提供しなければいけないと思っています。

しかしながら、それはなんでも「はいはい」と言うことを聞くことではありません。

ライターはクライアントの

もっとみる
私が一緒に仕事をしたいクライアント様とは

私が一緒に仕事をしたいクライアント様とは

いきなり本題に入るが、私が一緒に仕事をしたいと思うクライアント様は以下の通りだ。

1.仕事のレベルや作業量に見合った単価を提示してくれる
2.いかなる場合にも対等な立場でコミュニケーションが取れる

1については最低条件だ。自分が書いた記事を提供する見返りとして適正な報酬をもらうことは当然の権利だと思っているので、クライアント様がこちらが納得する金額を提示しなければ最初からその仕事は受けない。ま

もっとみる
私はブロガーにはなれない(;'∀')

私はブロガーにはなれない(;'∀')

今さらながら、自分はブロガーに全く向いていないことに気づいた。

最も大きな理由は、自分の中で「ブログやnoteはあくまでも個人的な日記または備忘録」と位置付けている点にある。できれば仕事とプライベートはすっぱりと切り離したい人なので、個人的な日記で「1日〇記事更新しなくては」といった脅迫観念を抱きたくないのだ。

ライターとしてメディアに寄稿する記事には必ず期限がある。それを厳守することについて

もっとみる

「できませんでした」では済まされないから断るしかない

最近は条件的に申し分ないお仕事のご打診を頂く機会が増えた。

全てお受けしたいのは山々だが、自分ができる仕事量は限られている。だから、迷った末にお断りする場合もある。

打診があった仕事はできるだけ受けるのが、フリーランスのあるべき姿かもしれない。しかし、自分のキャパを超える数を受けた挙句、納期を過ぎても「できませんでした」ではすまされない。一瞬で信用が損なわれ、今後仕事が来なくなる恐れがある。そ

もっとみる
フリーライターを3年続けて再認識したこと

フリーライターを3年続けて再認識したこと

プロローグ納期が明日に迫っている仕事があるのに1記事も完成していません。

記事にする内容が専門的すぎて難しすぎて、完全に頭がパンクしています。

そんな有様だというのにnoteを書いています。

はい。現実逃避以外のなにものでもございません。(笑)

そんなわけで、この仕事を始めてもうじき3年なので、それをテーマに思ったことを書きます。

「仕事は3年やってみなければわからない」を実感昔から、「

もっとみる
ライターになってよかったこと

ライターになってよかったこと

ライターになってよかったことは数え切れないほどあるが、やはり一番よかったと思うのは、メディアリテラシーやネットリテラシーが養われたことだろう。

今でも強烈かつ痛い記憶であるWELQ騒動や、去年プチ炎上したマイナビ騒動などを通して、誰もが知る大手メディアが堂々と間違った情報を構成案としてライターに渡すことを知った。

また、一部のライターが口コミサイトなどのあやふやな情報源からいいかげんな記事を書

もっとみる
私のライターの原点は「ボランティア精神」。今もそれは全く変わっていない

私のライターの原点は「ボランティア精神」。今もそれは全く変わっていない

私のライターの出発点は地元イベントのボランティア。つまりただ働きだ。そういう働き方をバカにする人もいるが、私はそれも大事な社会貢献の一つだし、立派な仕事のひとつだと思っている。

そんなボランティアライターとしてお金にもならない取材記事を書き続けて8年。今年もただ働きのボランティアとしてその仕事を続けている。それどころか、今年からはよりディープな形で関わっている。



そんなただ働きの仕事が

もっとみる