布花・紙花ちまいもん

岐阜県岐阜市に暮らし、普段はインハウスプロダクトデザイナーとして仕事をしています。趣味…

布花・紙花ちまいもん

岐阜県岐阜市に暮らし、普段はインハウスプロダクトデザイナーとして仕事をしています。趣味として始めた布花コサージュづくりについてお伝えするとともに、クリエイティブのこと、仕事のこと、子育てのことなど女性デザイナーとして思う事を伝えていきたいと思います。

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  • ハンドメイドの話

    2013年にゆるゆると趣味として始めたハンドメイドの道のりを紹介していきます。

  • 昭和生まれ平成育ち。そして令和がやってきた。

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布花コサージュのつくり方 あじさい

ひとつひとつ丁寧に染め上げた布だからこそできる、温もりと肌ざわり。 それがちまいもんの自慢です。 コロンとかわいい布花の姿に、身に付けるだけで心ときめき、 何気な…

普通科に通う高校生が、芸大を目指した裏で起こっていたこと

今回は、私が芸大受験をしたことによって母校で起こったちょっとした現象を紹介していきます。 美術室を溜まり場にしていた仮面美術部男子と、芸大志望の私美術の授業すら…

普通科に通う高校生が、芸大を目指すためにやったこと(その3)

なんだか、前回の記事がたくさんの方に見られているなぁと思ったら受験シーズンですものね。 20年も前の話が役に立つかは謎ですが、誰かをクスリとさせれたら嬉しいと思い…

普通科に通う高校生が、芸大を目指すためにやったこと(その2)

いざ行かん、河合塾千種校ついに、高校3年生になった私は、毎週日曜日に河合塾美術研究所に通い始めました。 東海3県の芸大美大を目指す高校生や浪人生が集まり、一日中絵…

普通科に通う高校生が、芸大を目指すためにやったこと(その1)

あらすじ芸大志望だったのに、センター試験のために進学校に進学してしまった私。 入学初日から盛大に居心地の悪さを感じてしまいました。 そしてある種絶望にも似たよう…

子供が救急搬送されたけど無事だった話

2023年夏の日曜日の夜。 ナッツを炒っていたら、おチビさまが「食べてみたい!」と一言。 4歳だし、歯も生えそろっている。 大きなアレルギーも無いし、小さい粒だったの…

芸大志望がいわゆる進学校に進学して、初日から大いに場違いを感じた話

※1990年代後半の話なので、現在とはかなり違う点があると思いますがご了承ください。 前の記事に書いたように、私は芸術大学に行きたくて近くの高校に進学しました。 ▼…

私が中学生で公立芸術大学を目指すことになった話

私の親はジュエリーデザイナーでありクラフトマン親の職業の影響で、小学校の高学年の頃からクリエイターと呼ばれる人たちが身近な存在である環境で生活をしていました。 …

人生100年(かもしれない)を見据えて、コーチングを受けてみた話

母親業も3年。ふとよぎる「この生活はいつまで続くのか」という考え 子どもを産んで3年を過ぎたあたりから「自分の次のステップ」について漠然と考えるようになりました。…

エヴァと私の長いお付き合いの話

テレビアニメを初めて観た時、私は主人公たちと同じ14歳だった。 観たことも聞いたことも無い各種設定に、厨二病の私にはツボしか無かった。 芸大を目指し始めてマンガ・…

産後半年での仕事復帰と託児の話

普通は産後どれくらいで、仕事復帰を考えるのでしょうか? 私は子どもを授かった時、産後1年で復帰しようと思っていました。 何となく、産前から希望の託児先は決めていた…

26歳で結婚した私が、36歳で出産するまでの話。キャリアと出産の天秤についてとアドバイス

仕事が楽しくなり始める20代後半と出産適齢期の天秤私の場合、大学卒業22歳。結婚は26歳でした。 漠然と、学生の頃は「30歳になったら結婚できればいいな、結婚できてから…

ちょっとした備忘録。仕事に対する私の基本方針について。

タイのバンコクが好き過ぎて。 タイで作られている車に乗り、バックミラーにタイの花飾り(プアンマーライ;พวงมาลัย)を飾っている。しかも二代目。三代目まで…

会社にとって未婚女性を雇うことは、リスクなのか。仕事をしながら結婚を選ぶこと。

人生は何があるか分からない私は、26歳のときに結婚をしました。当時社会人4年目。デザイナーとして「新人」と呼ばれる枠をはみ出し、少しずつ仕事も任されるようになり徐…

私と布花の出会いについて

きっかけは、市営図書館で見つけた本もともと、手芸が好きだった私は、市立図書館でいろいろな手芸の本を借りていました。編み物やビーズ、布小物やちりめん細工、フェイク…

はじめまして「布花・紙花 ちまいもん」です

まずは名前の由来から布花・紙花=布・紙で作られた花 ちまいもん=小さくて可愛らしいもの その名前の通り、布と紙を使って花を作っています。 作る花は身につけられる小…

布花コサージュのつくり方 あじさい

ひとつひとつ丁寧に染め上げた布だからこそできる、温もりと肌ざわり。
それがちまいもんの自慢です。
コロンとかわいい布花の姿に、身に付けるだけで心ときめき、
何気ない日常を素敵に変えていくでしょう。
あなたも自分だけの彩りを添えてみませんか?

真っ白な布からキレイな花コサージュができる様子をお楽しみください

普通科に通う高校生が、芸大を目指した裏で起こっていたこと

普通科に通う高校生が、芸大を目指した裏で起こっていたこと

今回は、私が芸大受験をしたことによって母校で起こったちょっとした現象を紹介していきます。

美術室を溜まり場にしていた仮面美術部男子と、芸大志望の私美術の授業すらなかった私の高校。なぜか美術室はありました。
石膏像は数体ありましたが、別に誰もデッサンはしていませんでした。

美術部も一応ありましたが、放課後に美術室に行くと男子が麻雀をしていたり、漫画を読んでいたり。簡単に言うと家に帰りたくない生徒

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普通科に通う高校生が、芸大を目指すためにやったこと(その3)

普通科に通う高校生が、芸大を目指すためにやったこと(その3)


なんだか、前回の記事がたくさんの方に見られているなぁと思ったら受験シーズンですものね。
20年も前の話が役に立つかは謎ですが、誰かをクスリとさせれたら嬉しいと思いつつ続きを。

未経験、普通科高校生が美大合格を目指してやったこととにかく、周りの人を観察しまくる

このままではダメだと早々に思った私は、高評価を叩き出す人の近くで授業を受けることにしました。

同じ課題をこなしながら、浪人生に張り付

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普通科に通う高校生が、芸大を目指すためにやったこと(その2)

普通科に通う高校生が、芸大を目指すためにやったこと(その2)

いざ行かん、河合塾千種校ついに、高校3年生になった私は、毎週日曜日に河合塾美術研究所に通い始めました。

東海3県の芸大美大を目指す高校生や浪人生が集まり、一日中絵を描いたり立体作品を作る日曜専科コース。
朝の9時半から夕方6時までみっちりと作品を作りました。

私にとっては、創作にどっぷりと浸かる時間を得る初めての経験でした。

裕福ではなかった我が家にとっては、かなりの出費だっただろうと今では

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普通科に通う高校生が、芸大を目指すためにやったこと(その1)

普通科に通う高校生が、芸大を目指すためにやったこと(その1)

あらすじ芸大志望だったのに、センター試験のために進学校に進学してしまった私。
入学初日から盛大に居心地の悪さを感じてしまいました。

そしてある種絶望にも似たような、もやもやの高校生活を送っていました。
とはいえ、私の目標は「芸大に行く」こと。

流石にこのままではダメだ!と思い、受験対策を考えました。

河合塾美術研究所名古屋校高校一年生の時に説明会へ参加してみる

私は当時、愛知県の尾張地区に

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子供が救急搬送されたけど無事だった話

子供が救急搬送されたけど無事だった話

2023年夏の日曜日の夜。
ナッツを炒っていたら、おチビさまが「食べてみたい!」と一言。
4歳だし、歯も生えそろっている。
大きなアレルギーも無いし、小さい粒だったので「どうぞ」と食べさせた。

感想を聞くと「美味しい!」との事で良かった良かった。

この当時、私のうろ覚えの知識では3歳以下の子どもにナッツを与えてはいけないというものでした。
今回、この記事を書くにあたり、改めて調べ直すと消費者庁

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芸大志望がいわゆる進学校に進学して、初日から大いに場違いを感じた話

芸大志望がいわゆる進学校に進学して、初日から大いに場違いを感じた話

※1990年代後半の話なので、現在とはかなり違う点があると思いますがご了承ください。

前の記事に書いたように、私は芸術大学に行きたくて近くの高校に進学しました。

▼詳しくはこちらの記事をご覧ください。

私の高校の決め手は至って簡単でした。
志望大学が公立だったため、センター試験を受ける必要がありました。
塾に通うような金銭的な余裕がなかった家計を鑑みて、「ここなら必要な学力カバーができるだろ

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私が中学生で公立芸術大学を目指すことになった話

私が中学生で公立芸術大学を目指すことになった話

私の親はジュエリーデザイナーでありクラフトマン親の職業の影響で、小学校の高学年の頃からクリエイターと呼ばれる人たちが身近な存在である環境で生活をしていました。
彼らは作家やクラフトマンと名乗っていて、ガラス細工や陶芸、木工など手仕事を生業とされている方ばかりでした。

その当時、今のようなインターネット環境はなく、クラフトマンたちはデパートや百貨店、ギャラリーと呼ばれる場所で展示即売会を行っていま

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人生100年(かもしれない)を見据えて、コーチングを受けてみた話

人生100年(かもしれない)を見据えて、コーチングを受けてみた話

母親業も3年。ふとよぎる「この生活はいつまで続くのか」という考え

子どもを産んで3年を過ぎたあたりから「自分の次のステップ」について漠然と考えるようになりました。
毎朝5時半に起き、7時過ぎに子どもを起こし、朝食をとって子どもを園に送り、その足で職場へ。定時までしっかり働き、園にお迎えに行き夕食・入浴、寝かしつけという名の寝落ち。
あんなに不安まみれだった、子育てと仕事の両立も今では板についたも

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エヴァと私の長いお付き合いの話

エヴァと私の長いお付き合いの話

テレビアニメを初めて観た時、私は主人公たちと同じ14歳だった。
観たことも聞いたことも無い各種設定に、厨二病の私にはツボしか無かった。

芸大を目指し始めてマンガ・アニメが後ろめたかったあの頃、こっそり家でイラストを描きまくったし、残酷な天使のテーゼはカラオケでよく歌った。

件の25話と26話を観た後、意味不明過ぎて心に傷を負った。し、旧劇場版を観ても何にも分からなかった。(ここら辺は記憶が曖昧

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産後半年での仕事復帰と託児の話

産後半年での仕事復帰と託児の話

普通は産後どれくらいで、仕事復帰を考えるのでしょうか?
私は子どもを授かった時、産後1年で復帰しようと思っていました。

何となく、産前から希望の託児先は決めていたわが家。たまたま近所に子ども園があり、そこに預けたいなと思っていました。

私が産後すぐまだ入院していた時。
出生届など役所まわりをこなしていた旦那殿が、ついでにと市役所に保育先について問い合わせていました。(早い!)

すると、わが子

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26歳で結婚した私が、36歳で出産するまでの話。キャリアと出産の天秤についてとアドバイス

26歳で結婚した私が、36歳で出産するまでの話。キャリアと出産の天秤についてとアドバイス

仕事が楽しくなり始める20代後半と出産適齢期の天秤私の場合、大学卒業22歳。結婚は26歳でした。
漠然と、学生の頃は「30歳になったら結婚できればいいな、結婚できてから子どもを持つことについて考えられればいいな」と思っていました。なので、自分の中では26歳での結婚は思ったよりも早かったなという感じでした。

旦那も私も仕事の面ではまだまだ経験が浅く、これからどんどんキャリアを積んでいきたいと考え、

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ちょっとした備忘録。仕事に対する私の基本方針について。

ちょっとした備忘録。仕事に対する私の基本方針について。



タイのバンコクが好き過ぎて。
タイで作られている車に乗り、バックミラーにタイの花飾り(プアンマーライ;พวงมาลัย)を飾っている。しかも二代目。三代目まで買ってある。
今日はグラニフで買った、お気に入りの「けんかはよせ」Tシャツを着て会社に行った。

レキシや岡崎体育の音楽を聞いてニヤリとしたり、子どもを車に乗せながら、椎名林檎を堂々と聞いている。し、椎名林檎になりたいと10代の頃から今で

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会社にとって未婚女性を雇うことは、リスクなのか。仕事をしながら結婚を選ぶこと。

会社にとって未婚女性を雇うことは、リスクなのか。仕事をしながら結婚を選ぶこと。

人生は何があるか分からない私は、26歳のときに結婚をしました。当時社会人4年目。デザイナーとして「新人」と呼ばれる枠をはみ出し、少しずつ仕事も任されるようになり徐々に仕事の幅も広がり、仕事にやりがいが見えてきた頃です。

旦那に出会うまで、自分は結婚するとしても30歳以降であろうと思っていました。デザイナーという(当時)残業が常態化している職種のため、誰かと一緒に暮らしたり、ましてや人生を共にする

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私と布花の出会いについて

私と布花の出会いについて

きっかけは、市営図書館で見つけた本もともと、手芸が好きだった私は、市立図書館でいろいろな手芸の本を借りていました。編み物やビーズ、布小物やちりめん細工、フェイクデザート、デコスイーツなどジャンルに制限を設けず、手当たり次第に読みあさっていました。そんなある日、山上るいさんの本「布で花をつくる」を手に取りました。

今では少なくなった布花(アーティシャルフラワー)。30年以上の前、手芸の世界では布花

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はじめまして「布花・紙花 ちまいもん」です

はじめまして「布花・紙花 ちまいもん」です

まずは名前の由来から布花・紙花=布・紙で作られた花
ちまいもん=小さくて可愛らしいもの

その名前の通り、布と紙を使って花を作っています。
作る花は身につけられる小さなもの(ちまいもの)が多く、作る花にもよりますが、時には一輪で花びらの数は100枚を超えることも。

好きでやっているのですが、我ながらよくやるなぁなんて思うこともよくあります。なので冗談っぽいニュアンスで「ちまいもん」と名付けました

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