26歳で結婚した私が、36歳で出産するまでの話。キャリアと出産の天秤についてとアドバイス
仕事が楽しくなり始める20代後半と出産適齢期の天秤
私の場合、大学卒業22歳。結婚は26歳でした。
漠然と、学生の頃は「30歳になったら結婚できればいいな、結婚できてから子どもを持つことについて考えられればいいな」と思っていました。なので、自分の中では26歳での結婚は思ったよりも早かったなという感じでした。
旦那も私も仕事の面ではまだまだ経験が浅く、これからどんどんキャリアを積んでいきたいと考え、それぞれ仕事に打ち込んでいました。
しかし、社会人になると同時に耳に入る情報の中に「出産は20代でする方がいい」というものがありました。さらに結婚したというと二言目には「お子さんは?」と言われ、なんとなく肩身の狭い思いをしていました。
あるとき結婚後に自治体の子宮がん検診を受けた際、産婦人科の医師から言われた言葉は今でも忘れられません。
そこでなぜか「今は仕事を頑張りたい」と医師には伝えられませんでした。なんとなく笑ってごまかしてその場をやり過ごしました。
30歳が意識できるような年齢になると仕事も任されるようになり、自分が産休・育休を取り一線から退くことが勿体ないと思うようになりました。
周りの女性が徐々に母親になっていき、産休・育休を取り復職する人も出てきました。しかし以前のような仕事量はこなせず、子供の体調がすぐれないと仕事を他のスタッフに申し訳なさそうに託す姿を見ていると、なおさら子どもを持つことに二の足を踏んでいました。
仕事のストレスから解放され、結婚10年目で出産
30歳を過ぎた頃から「女性として産まれてきたのだから一度は子どもを産んでみたい」と強く考えるようになりました。
基礎体温を記録するようになったのですが、ハードワークからか全く安定せず妊娠どころかストレスからか抵抗力が下がり体調を崩すことも多くなっていました。
悪循環から旦那に八つ当たりをすることも増え、夫婦の関係はギクシャクしていました。正直、子どもを持つことを諦め「夫婦二人で楽しく過ごせたらそれでいいじゃない」と旦那に言われるほどでした。
その後、ご縁があって職場を変えました。
以前とは比べ物にならないほどストレスが減り、夫婦二人の生活も悪くないかもと開き直れるようになった頃に妊娠がわかりました。
35歳になったばかりで訪ねた、以前とは違う産婦人科で言われたことも忘れられません。
(なぜだか先生は最初、私のことを20代だと思っていたらしい)高齢出産枠だとも言われず、普通に接してくださったことがありがたかったです。
私なりの高齢出産のメリット・デメリット
結婚して10年、36歳で迎えた出産というイベント。実感としてのメリット・デメリットをまとめたいと思います。
妊娠中の体重増加や妊娠中毒症に気をつけることは全ての妊婦さんに共通することなので、特に年齢を重ねているから気をつけなければならないことはなかったと思います。
経験から言えるアドバイス
当たり前ながら、生物学的に子供を産むのは女性しかできません。だからこそ、夫婦の間で子どもが欲しいか欲しくないかはしっかりと意思確認するべきでしょう。別に、子どもを持たないという選択肢だって正解の一つです。
私たち夫婦は、もし妊娠・出産できなかったら養子をもらってもいいかもしれないと話していました。
妊娠・出産を望んでいるのあれば覚えておいて欲しいことがあります。
妊娠を望んで夫婦生活を営んでいるのに一年たっても妊娠しない場合は、不妊である可能性があるということです。
私の周りの人たちも聞いてみると、不妊治療をしている人たちが何組かいました。程度や内容は夫婦によって様々でしたが、意外と身近な話なんだなと思った記憶がありました。
私自身、妊娠を望んでからなかなか妊娠できずにいました。ふと見たTVをきっかけにアンチミューラリアホルモン値を調べたことがありました。
今、自分に残っている卵子が多いのか少ないのか、目安ですが分かる検査でした。30歳を少し過ぎた頃だったので、もしも妊娠できない体なのに妊娠を望んでいたら旦那も私も辛いばかりだなと思い検査しました。
結果は「年相応な量」でした。
ピークは過ぎ徐々に減ってきている頃であり、特に多くもなく少なくもない量でした。
検査してくれた医師から不妊治療するかどうかを尋ねられましたが、自分の体の現状が把握できた私は何だか安心してそのまま特に何もせず普通の生活を送ることにしました。
こんな私からできるアドバイスは、妊娠できるかどうか気になるのなら、まずは自分の体を知ってみてください。疑問を持ったまま生活するより、知った上でパートナーと暮らす方がきっと楽しく過ごせると思います。
長くなりましたが、私の場合「もう妊娠はイイやー」と開き直った頃に妊娠しました。妊娠中の仕事の話などはまた別の機会に。
読んでいただきありがとうございました。
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