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フムフム納得、心に響いたnoteを集めてます。
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2019年7月の記事一覧

色を纏うということは書くことと似ている

色を纏うということは書くことと似ている

子どもの頃、紫色の服がぜんぜん似合わなかった。

ブドウの色、茄子の色、さつまいもの色。身近にある色なのに、嫌いじゃない色なのに、紫色の服が着れなかった。手が届かないバリアがあるようで、色が私を受け入れてくれないような、お互いに理解できないような不思議な距離があって、紫色を身につけるとその部分だけ自分でないような気がして不安だった。

紫色の服を着たからといって、誰も、「似合わないよ」と言わなかっ

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会社って、なんなのかなぁ。

会社って、なんなのかなぁ。

社員に対し「家族」のように接する会社があり、「家族」のように接する上司がいます。実際、私が就職した当時もそれを実感しましたし、その「家族」に好かれるように、「家族」から言われたお願いは何でも応えるように、努めていました。

ただ、今は、もうそんな時代ではなくなったと感じます。家族的に振る舞う人を見ると、私は、違和感を覚えるようになりました。

「就職」ではなく「就社」と言われるようになってずいぶん

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「アドバイス」って結局誰のためのものだと思う?

「アドバイス」って結局誰のためのものだと思う?

アドバイス、というと割と聞こえはいいんですけど。
誰かの顔色を窺って自分の行動を決めてしまうこと、結構あるんじゃないかなと思います。

誰かの顔色を窺うのが癖になっていたり、嫌だなと思ったり自己嫌悪したりしながらも、それがやめられなくなっていたり。
もはやそれが自然になっちゃって、自分の意思で物事決められない人もいる。誰かに「こうしなさい」って言ってもらえなければ、決断も行動もできなくなっちゃう人

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つよいかたち

つよいかたち

僕 「ここに厚紙で作った橋がある,この橋の上に10円玉が何枚乗ると思う?」

長男「3枚くらいかな」
次男「3枚くらいかな」

次男は長男の真似をする。

僕「1人1枚ずつ,10円玉をのせていこう。落とした人の負けね。」
長男「僕からのせるよ。いーち」

橋が落ちる。

長男「1枚も乗らないじゃん!」
僕 「長男君の負けー。」
次男「長男君の負けー。」
長男「ずるいー。」 

僕 「じゃあね。こん

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noteからスキの数が消えてしまったら

先日インスタグラムの「いいね」の数が、非表示になっていた。

日本やニュージーランドなどいくつかの国で、数日前から試験的に実施されている。

私はインスタとの馴染みは、ほとんどない。だから今回の「いいね数」の非表示は、「へー」ぐらいにしか感じていない。

では、noteで同じことがおきたら?

スキの数が非表示になり、自分だけが知っている。

一瞬だけ想像して、「それもいいかもなあ」と思った。

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じゃがいもとヨーグルトのポタージュ~「#ヨーグルトのある食卓コンテスト」結果発表に寄せて

じゃがいもとヨーグルトのポタージュ~「#ヨーグルトのある食卓コンテスト」結果発表に寄せて

明治ブルガリアヨーグルトとnoteがコラボした「#ヨーグルトのある食卓」投稿コンテストに審査員の一員として加わり、各賞を選ぶお手伝いをしました。公式の発表はこちらです!

期間中、たくさんのヨーグルトの話を読んで、いろいろな家族やいろいろな朝や、いろいろなヨーグルトの食べ方に触れることができました。ヨーグルトというお題の性質上、ほっこりした、心あたたまる作品が多く見られました。だからこそ優劣はつけ

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家事神話からの解放で、男女の家事時間ギャップを埋めるんだ!

家事神話からの解放で、男女の家事時間ギャップを埋めるんだ!

いまや「男だって家事育児するのが当たり前だろ」という社会的な雰囲気、空気はたっぷりあります。

男の人の価値観だって、それだけ変わってきているわけで「俺だってぼちぼち家事育児してるよ」という人も多いはず。

それにも関わらず、男性の家事率はどうにも低いままのようで。
やはりクリティカルな課題として、「働き方」の問題は大きいと言われています。物理的に時間がないんだよね、ということです。

その一方、

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失敗は、冷静に考えて、未知の世界と接すること。

失敗は、冷静に考えて、未知の世界と接すること。

失敗が怖くない人には、この記事はあんまり意味がないんですが。笑

むかしのわたしはずーーーっと、失敗するのが怖い人でした。
失敗すると、失敗したショックでくよくよして、落ち込んで、いかに失敗が責められるべきことか考え、自分が悲劇的であるかを考えてしまう人でした。今思うととっても面倒くさい人ですね。
それゆえに、失敗しないためにチャレンジしないタイプの人でした。何にもやらなければ、失敗もしないから。

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人見知りって全然悪いことなんかじゃない

人見知りって全然悪いことなんかじゃない

人見知りって治すべきものなのか。
私はちがうと思う。

そう思うようになったきっかけはカレー屋さんのシェフとの出会い。

はじめてお店を訪れたとき、接客をしてくれたのはシェフの奥さんだった。和やかに話しかけてくれたおかげで小さな会話もはずみ、ていねいでちょうどいい接客に気持ちのよい時間を過ごさせてもらった。
その日、シェフとは目を合わせる機会も、話す機会もなかった。厨房の奥にいらっしゃったのだ。

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磁石につく液体をつくる

磁石につく液体をつくる

磁石につく液体(磁性流体)を作ってみた。

【材料】
・レーザープリンターのトナー
・サラダ油

レーザープリンターのトナーはamazonで購入した。

【作り方】
レーザープリンターのトナーにサラダ油を入れて混ぜる。すこしずつ油を入れていって,ちょうど良い具合になるまで入れる。プリンタのトナーは吸い込むと体に悪いので,マスクをして行う。

で,できたものがこちら。

下敷きの上に少しだけたらして

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始める力。続ける力。もう一度やり直す力

始める力。続ける力。もう一度やり直す力

すぐ始める「手が早い人」に目が向きがちですが、「地道な継続力」が実は一番実力がつくと思っています。

結局、「実力は投資した時間に比例する」ので、毎日コツコツやってる方には敵わないなあ、と感じたりもしました。かつ、楽しんでたら本人は努力だとも思っていないので「頑張って」追いつけるはずもないんですよね。

最近は、「努力より習慣」がその人を形作ると考えるようになりました。
自分も地道に取り組んでいる

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あの子は花弁、わたしは茎。輝きの定義が違うのは当たり前。

あの子は花弁、わたしは茎。輝きの定義が違うのは当たり前。

「すべての人が輝け」という時代になったと思う。
一億総活躍っていう言葉が話題になったとき、わたしはなんだかすごくなまぬるい気持ちで苦笑いしていた気がします。

輝くのはすばらしいことなんだけど、言葉ばっかりが独り歩きしてしまって、全員が「花弁」になろうとしてしまっているような、そんな感覚がありました。

***

たとえば、今の時代なら「クリエイター」。
すごく評価されやすいと思うんです。何かを作

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言葉は無力、基本的には。

言葉は無力、基本的には。

それでも尽くしちゃうよね、言葉。笑

今日の記事、書き終えてみたらすごく抽象的な話になってしまったのですが。
最近考えていることがあります。すごく博識で偉人賢人の言葉や文章をたくさん知っているのにも関わらず、曇った世界を見ている人がいるのはなぜだろう、と。

世界との付き合い方をや世界の見え方を記した文章をたくさん読んでいるのにも関わらず、ぜんぜん上手に世界と付き合えていない人がいるのはなぜだろう

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