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Bicerinが教えるイタリアの歴史と食文化

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Bicerin広報担当者が皆さんにご紹介するイタリア食文化。 郷土料理やイタリア人の日常に根付いたあるあるまで、色々ご紹介して行きます。
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2021年12月の記事一覧

【梅田ミツバチプロジェクト】のハチミツフィナンシェ ~UMEDAインゴット~ Bicerin HANKYU UMEDA 限定商品

【梅田ミツバチプロジェクト】のハチミツフィナンシェ ~UMEDAインゴット~ Bicerin HANKYU UMEDA 限定商品

Bicerin HANKYU UMEDA 限定商品として販売されている「UMEDAインゴット」。
大阪、うめだの地に足をつけて、地元に長く愛される店にしていきたい。
そんな願いを込めて、店舗限定商品の開発をしました。

阪急うめだ本店に入っているBicerin店舗限定商品ということもあり、G20大阪サミットで日本政府より各国の元首に公式提供された「八尾の枝豆のビスコッティー」と、「UMEDAフィナ

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【Buon Natale !!】~Merry X's Mas!!~

【Buon Natale !!】~Merry X's Mas!!~

2021年も早いものでクリスマスを迎えました。
皆様の下にはサンタクロースは訪れましたか?

さてイタリア語でサンタクロースは「babbo natale(バッボ・ナターレ)」と言います。少し聞きなれないですがかわいいですね。

さて、Bicerinではパネットーネも大好評発売中!

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Bicerinのコンセプト ~「ひと時の贅沢」~

Bicerinのコンセプト ~「ひと時の贅沢」~

トリノ最古のカフェとして250年以上の歴史があるBicerinですが、お客様に提供するものは今でも変わりません。
創業以来一貫しているコンセプトは、Bicerinを訪れるお客様に「ひと時の贅沢」を味わっていただくこと。

普段よりちょっとだけゆっくりとした時間をカフェで過ごす。
普段よりちょっとだけ贅沢にランチやドルチェ、コーヒーを楽しむ。

この「普段より少し贅沢なひと時」を楽しんでもらうことで

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【GINZA SIX】の贈り物 金粉と銀粉のフィナンシェ 〜GINZAインゴット〜

【GINZA SIX】の贈り物 金粉と銀粉のフィナンシェ 〜GINZAインゴット〜

Bicerin GINZA SIXの限定商品として「GINZAインゴット」という商品があります。

Bicerinで人気の「バーチ・ディ・ダーマ」と〔銀粉をまぶしたGINZA刻印〕〔金粉をまぶしたGOLD刻印〕の2種類のチョコレートフィナンシェの詰め合わせのゴージャスなもの!!

また、こちらの商品はぐるなびが企画する「現役秘書が目利きした信頼できる『接待の手土産』」にて、日頃からビジネスにおける

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焼き菓子の歴史 〜フィナンシェ〜

焼き菓子の歴史 〜フィナンシェ〜

洋菓子店の焼き菓子として定番のフィナンシェとマドレーヌ。
どちらもリッチで香り豊かな焼き菓子ですが、細かい違いをご存知ない方も多いと思います。

これら二つの違いはまずはその原料。
砂糖、薄力粉の他にフィナンシェにはアーモンドパウダー(アーモンドプードル)が入ります。また、マドレーヌが全卵を使うのに対し、フィナンシェは卵白のみを使います。
そしてフィナンシェは延べ棒型の平たい型を使うのに対して、マ

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様々なリクエスト、承ります!! ~バーチ・ディ・ダーマ【カラフル】~

様々なリクエスト、承ります!! ~バーチ・ディ・ダーマ【カラフル】~

Bicerinで人気の「バーチ・ディ・ダーマ」。もともとはトリノの郷土菓子で「貴婦人のキス」と呼ばれ、メディチの御姫様がフランスに嫁ぐ際、パリに持ち込み今のマカロンになったと言われています。

さて、このBicerinの「バーチ・ディ・ダーマ」ですが、G20大阪サミットやG7伊勢志摩サミットにおいて、日本政府の公式提供品として各国の首脳陣におもてなしの一環としてお出しさせていただいています。
また

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キノコの王様 〜ポルチーニ茸〜

キノコの王様 〜ポルチーニ茸〜

イタリア料理でキノコと言えば皆さんも大好きなポルチーニ。フランスではセップ、ドイツではシュタインピルツとも呼ばれ、世界中の人に愛されています。ちなみに和名はヤマドリタケという名前がついています。

Bicerinでも秋から冬にかけては各店舗でパスタやリゾットなど、いろいろなバリエーションでお出ししています。店舗によってアレンジを変えてありますので、季節になったらBicerinの各店舗での食べ歩きを

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コーヒーでついたシミについて

コーヒーでついたシミについて

今回は洗濯のお話ではなく、コーヒーのメニューについて。

エスプレッソを使ったドリンクの中に「カフェ・マキアート」というものがあります。
語源はイタリア語で「シミをつけた」「シミがついた」という意味なんです。
元々の「カフェ・マキアート」はエスプレッソに泡立てたフォームミルクをほんの少し注いだもの。エスプレッソの茶色い表面に白いミルクの注ぎ跡がシミのようにつくことから、この名前がつきました。

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ザッハトルテ = サケル

ザッハトルテ = サケル

ウィーン発祥のチョコレートケーキ「ザッハトルテ」。
クレメンス・メッテルニヒに仕える料理人だったフランツ・ザッハーが1832年に考案したと言われています。
フランツの次男が開業したホテル・ザッハーのスペシャリテとして人気を博したものの、後に訪れたホテルの経営難の際に洋菓子店「デメル」が借金のかたにレシピを取得したと言われています。その後ホテル・ザッハーとデメルはザッハトルテの販売権をめぐり7年間も

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日本とイタリアのカラスミのお話

日本とイタリアのカラスミのお話

Bicerinでは春の定番メニューに「菜の花とカラスミのパスタ」があります。

日本では酒のつまみとして古くから重宝されているカラスミですが、イタリアでもサルデニア島を中心とした海辺の街で古くから愛されています。

一方、イタリアのカラスミは「bottarga」=「ボッタルガ」と呼ばれており、ボラの卵で作る「ムジーナ」とマグロの卵で作る「トンノ」が一般的。
中には変わったものでマグロの身をカラスミ

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百貨店の歴史

百貨店の歴史

Bicerinの店舗の一部は百貨店の中にあり、季節性の百貨店催事なども含めると様々な百貨店とお付き合いがあります。
さて、この百貨店。日本で初めてできたのは1904(明治37)年。三越呉服店が三井呉服店の営業を引き継ぐとともに「デパートメントストア宣言」を発表したことにより誕生した三越百貨店が元祖だといわれています。
また、1929(昭和4)年に、阪急電鉄が設立した阪急百貨店が、世界初の鉄道会社直

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コラボレーション ~オードリーヘップバーンの愛したメニュー~

コラボレーション ~オードリーヘップバーンの愛したメニュー~

Bicerinでは不定期で様々なコラボレーションメニューを展開しています。

中でも好評だったのが2021年4月に阪急うめだ本店で開催されてた「写真展オードリー・スタイル 飾らない生き方」とコラボレーション。オードリーのレシピブック『オードリーatHome』から息子たちお気に入りのメニューを再現し3品をご提供しました。

オードリー・ヘプバーンが心から信頼をおける友人たちを招いたホームパーティでふ

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Bicerinのインテリア ~サモバール~

Bicerinのインテリア ~サモバール~

Bicerinの店舗にあるこちらの機材。
サモバール(Samovar)というイタリアのアンティークの機材です。

20世紀に電動のエスプレッソマシンが普及するまでは、バール(Bar)と呼ばれるカフェには欠かせない物でした。元々はロシアが起源とされている機材で、「サモワール」などとも発音されたりもします。上部の水甕の中に炭や焼石を入れて使う湯沸かし機で、お茶会などには欠かせないものだったと言われてい

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Bicerinのインテリア ~LOCALI STORICI D'ITTALIA~

Bicerinのインテリア ~LOCALI STORICI D'ITTALIA~

店内に飾ってあるこちらの本。イタリアの歴史的なカフェやレストラン、ホテルなどを集めた由緒正しいガイドブックです。現在230店舗が紹介されており、トリノのBicerin本店ももちろんこちらで紹介されています。
ガイドブックではMICHELINが有名ですが、それとは違った趣のあるこちらの書籍、イタリアの歴史に興味がある方は是非参考にしてみてはいかがですか?

Bicerinの紹介ページの翻訳です。

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