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日本とイタリアのカラスミのお話

Bicerinでは春の定番メニューに「菜の花とカラスミのパスタ」があります。

日本では酒のつまみとして古くから重宝されているカラスミですが、イタリアでもサルデニア島を中心とした海辺の街で古くから愛されています。

一方、イタリアのカラスミは「bottarga」=「ボッタルガ」と呼ばれており、ボラの卵で作る「ムジーナ」とマグロの卵で作る「トンノ」が一般的。
中には変わったものでマグロの身をカラスミにした「ムシャーメ」というものもありますが、こちらはどちらかと言うとマグロの生ハムのような感じでカラスミっぽくはないかもしれません。

さてこのカラスミですが遠く離れた土地で、なぜ同じような製法で作られるようになったのでしょうか?
カラスミの起源に関しては諸説ありますが、私のイチオシはズバリ「マルコポーロ説」!!
時は13世紀後半。当時中国から日本に伝わったカラスミをマルコポーロが地中海に持ち帰ったとされる説です。
真偽の程は歴史のロマンとなってしまっていますが、様々な食材の起源について色々妄想を巡らせるのも楽しいものですね。

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