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百貨店の歴史

Bicerinの店舗の一部は百貨店の中にあり、季節性の百貨店催事なども含めると様々な百貨店とお付き合いがあります。
さて、この百貨店。日本で初めてできたのは1904(明治37)年。三越呉服店が三井呉服店の営業を引き継ぐとともに「デパートメントストア宣言」を発表したことにより誕生した三越百貨店が元祖だといわれています。
また、1929(昭和4)年に、阪急電鉄が設立した阪急百貨店が、世界初の鉄道会社直営のターミナル駅直結百貨店といわれています。
当時、百貨店は庶民のあこがれる贅沢な空間として建築され、建築様式などは海外の百貨店を参考にしたようで、当時の最先端を取り入れられたと言われています。

そんな百貨店ですが、今ではごくごく当たり前になっている物のいくつかは、百貨店が日本に初導入したと言われています。

・エレベーターガール
日本での始まりは、1929(昭和4)年に上野松坂屋のエレベーターに「昇降機ガール」として配備された事だとされています。当時から女性のあこがれの職業として、長らく愛されていていましたが、手動操縦のエレベーターが減っていく中で、徐々に百貨店から姿を消していくことになってしまいます。現在、手動のレバー運転式のエレベーターが残っている日本橋高島屋が、日本で唯一エレベーターガールが残っている百貨店だと言われています。

・お子様ランチ
1930(昭和5)年に三越が「御子様洋食」として子供に人気のメニューを盛り合わせたメニューを開発し、大ヒットたことが元祖といわれています。翌年1930(昭和31)年に上野松坂屋が「お子様ランチ」という名称で展開したことから、全国的に定着しました。

・エスカレーター
1914(大正3年)に日本橋三越に設置されたのが日本で最初のエスカレーターだといわれています。残念ながら関東大震災による消失により現存はしていません。

今ではショッピングモールなどの大型複合施設や路面店なども充実し、お客様が買い物に行く先の選択肢も増えていますが、様々なストーリーのある百貨店手間のお買い物をするのも素敵な事だと思いませんか?

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