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◆ひねもすgdgd雑記

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日々、何かのきっかけで突発的に書きたくなったけど、おそらく他人にとってはどうでもいいであろうと思われる独り言をため込んでおく倉庫。
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記事一覧

◆日々のうたかた 〜札幌オータムフェスト2024の街を歩いた〜

◆日々のうたかた 〜札幌オータムフェスト2024の街を歩いた〜

 もう、開催が終わってしまったイベントの記事で恐縮なのだけれど。
 何しろ行こうと思い立ったこと自体が全くの無計画突発的衝動的気分任せの選択だったので、その日が開催終了の1日前だなんてことにはちっとも気が回らなかった。
 なので、回っている最中から「そうだ!これnoteのネタにしよー!」と画像を撮りまくったはいいものの、いざ記事を書いている最中にイベントが終わってしまうという間抜けなことになってし

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◆生々流転 〜しそ味噌に見る伯母の面影〜

◆生々流転 〜しそ味噌に見る伯母の面影〜

 毎年夏になると、庭に植えた大葉で味噌を巻いて揚げ焼きした何らかの料理をつくる。
調べてみたところ、東北地方の郷土料理らしいのだが【しそ味噌】だとか【しそ巻き】だとか【大葉味噌】だとか、様々な呼び名で出てくるので、定まった呼称は特にないのかも知れない。
 わたしは生まれも育ちも北海道だが、青森らへんにルーツを持つと思われる母方にも、福島にルーツを持つ父方にもこの料理は伝わっていて、幼い頃から食卓に

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◆あの夏、消えてしまった天国の父へ

◆あの夏、消えてしまった天国の父へ

21年前の、土砂降りの次の日の、よく晴れた朝だった。
その日わたしはすっきりと目覚めもよく、朝風呂あとには鼻歌混じりでドライヤーをかけ、コンビニで買ったおにぎりを2つも車中で貪り食いながら職場へ向かった。
しかし、いつもは入れっぱなしだった携帯電話の電源を、あの日に限ってオフにしていたのはどういうわけだったのか。未だに思い出せない。

職場に電話がかかってきたのは、まだ店舗のオープン前だったと思う

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◆日々のうたかた 〜猫好き・犬好き 独断と偏見でそれぞれに見るグッズ買いの傾向論〜

◆日々のうたかた 〜猫好き・犬好き 独断と偏見でそれぞれに見るグッズ買いの傾向論〜

雑貨を扱う仕事に、若干携わっている。
物販が好きなのである。
自分が可愛い・素敵と思うものが売れた時、えも言われぬカタルシスを感じる。
この年になって気付いたことだが、全くそれとは関係ない仕事を続けてきたにも関わらず、おそらく営業や販売こそが適職なのであろう。

まぁ、そんなことは今さら言っても仕方がないので、とりあえずいい。
今回は、雑貨の物販を通じて気がついた独断と偏見について語っていきたいと

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◆日々のうたかた 〜一条工務店さんのモデルハウスで宿泊体験してきたよ〜

◆日々のうたかた 〜一条工務店さんのモデルハウスで宿泊体験してきたよ〜

①はじまりねぇ、アサちゃん。
一緒に宿泊体験してみない?

そんなお誘いを受けたのは、愛犬こゆきが旅立って間もなくのこと。
誘ってくれたのはお友だちのヒトミちゃん。
きっと、大切な家族を失ってしょげ返っているわたしたちの気分を少しでも明るくしようとしてくれたのだろう。

彼女とその旦那さまは、元々義父母の温泉仲間だった。
義母から「この間お友だちになったヒトミちゃんは、アサちゃんと同い年なのよ」と

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◆日々のうたかた 〜今さらながらにおばちゃんがポケモンGO〜

◆日々のうたかた 〜今さらながらにおばちゃんがポケモンGO〜

ポケモンGOって、そういえば昔流行ったよなあ。

それぐらいの、印象しかなかった。
全然ポケモン世代じゃないし。
でもオタクだから、一応ピカチュウとイーブイとポッチャマとニャースくらいは知ってる。あとサトシ。

認識としてはそんなもんだから、転職して古巣に戻った時、そこにいる人たちがこぞってプレイしてたことにはちょっと慄いた。
いい年した兄ちゃん姉ちゃんはいざ知らず、おいちゃんおばちゃんまでが休憩

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◆追悼・大好きなこゆきへ

◆追悼・大好きなこゆきへ

愛犬こゆき、18歳。
2024年6月1日の深夜、虹の橋を渡りました。

結婚してから6年。
ずっと猫派を自称していたぱぱはボロ泣きで「寂しいなぁ、寂しいなぁ」を繰り返し、何でみんな葬式で酒を飲むのか解ったわ、と言いながら、大して飲めないお酒を買いにいきました。

子どもがいないわたしたち夫婦の、宝物。
愛しくてかけがえのない娘みたいなミニチュアダックス。
もうあなたのもふもふの毛に顔を埋めて匂いを

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◆生々流転 〜山菜賛歌〜

◆生々流転 〜山菜賛歌〜

山菜か何か知らんけど。
そんなもんを採るためだけにヒグマの出る山に入る人の気が知れないね!

そう思った時代がわたしにもありました。
全面的に、訂正したい。
山菜はウマイ。

そうと知ったのは、結婚して和牛農家に嫁いだ数年前からだ。
今は離農して人の土地になってしまったが、夫の実家の敷地は山菜の宝庫だった。

始めは、義母に「アサちゃん、山菜採りに行こう」と言われたのが厭で厭で堪らなかった。
だっ

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◆生々流転 ~カレー粉情話~

◆生々流転 ~カレー粉情話~

冬になると、土木作業員の父には仕事がなかった。
しかしどういう仕組みかは解らないが、収入が完全にゼロになるというわけではなかったらしく、仕事がない日は鹿撃ちに行ったり、猟銃の手入れをしたりして、日がな一日を悠々と過ごしている。

母が男を作って家を出て行ってから、家事全般はわたしの仕事になったが、冬の失業中だけは、気が向いた時に限り父が夕食を作ってくれることがあった。
昭和の頑固親父を絵に描いて額

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◆ラブレター ~今なら言えるあの頃のキミへ~

◆ラブレター ~今なら言えるあの頃のキミへ~

誰にでも、ひとつくらいは忘れられない恋があるのではないだろうか。
とりわけ、肉体の思い出と直結しない実らぬ恋ほど、酷く美しく記憶の中に残るような気がする。
今日は、わたしの心に小さな棘のごとく長年刺さっていた、淡い恋の話をしようと思う。

◇再会
彼女と再会したのは、部活の同級生たちと年に何度か集まる飲み会だった。
薄雪の舞う日で、待ち合わせ場所になっていた居酒屋の前で他の面子が到着するのを待って

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◆生々流転 ~アスパラガスビスケットの美味さが解る年頃~

◆生々流転 ~アスパラガスビスケットの美味さが解る年頃~

この間、親友からタケノコが届いた。
北海道ではまず採れないこの春の味覚は、ひそかに毎年楽しみしているものだ。
ところが、蓋を開けてみると、今年はいつもと少し様子が違う。
タケノコが入った段ボールには、見たことがないものからあるものまで、とにかくお菓子がぎゅうぎゅうに詰め込まれていたのだ。
お礼かたがた親友に電話したところ、スペースが余ったので家にあるお菓子を適当に入れてみた!とのこと。
そんな…お

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◆奇々怪々 ~Xでフォロワーは増やしたいけど迎合はしたくない人々の謎~

◆奇々怪々 ~Xでフォロワーは増やしたいけど迎合はしたくない人々の謎~

別にわたしもそんなにフォロワーさんが多いわけではないのだけれども。
十年以上かつ複数アカウントを運用していると、中にはそこそこの人数フォローしてもらえるアカウントも出てくる。

そんな話をしていると、時々何を間違ったものか、SNSアカウントの運用について相談されることがあるのだ。

基本的には、わたしだってよくわからない。
楽しいと思うことをジャンル分けして運用しているだけだ。
だからフォロワーを

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◆日々のうたかた 〜愛犬介護所感〜

◆日々のうたかた 〜愛犬介護所感〜

愛犬、こゆき、18歳。
去年、凄腕獣医さんの手による乳腺がんの手術を受け、見事に回復した。

あれからちょうど1年。
少しずつ、彼女との生活が【介護】になってきている。
実際のところ、やはり大変だけれど、愛しくてたまらないこの日々のことを、忘れぬように少しだけ記しておこうと思い、筆を執った。

こゆきの乳腺がんは、ちょうど後肢の間くらいにある乳腺の右側にできたもので、異変に気づいたのは今から3年ほ

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◆だから人間は愛しい ~祖母との最後の会話~

◆だから人間は愛しい ~祖母との最後の会話~

去年の12月に、大好きで大好きで大好きだった祖母が亡くなった。
娘5人、息子一人を育て上げ、孫総勢16人に囲まれた祖母。
孫はみーんな本当に祖母が大好きで、葬儀に行ったら全員がもれなく祖母とのエピソードをわんさと抱えて大切にしていたから、みんなでそれを披露し合ってわんわん泣いた。
告別式の前の日はみんなでお別れの手紙を書いて、棺に入れた。

昭和初期に生まれて豪農の嫁となったばあちゃん(ここからは

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