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水泳好きな方に必見:水泳後のヘアダメージ原理とケアガイド

 天気が熱くて涼しく運動したい時に、仕事や人間関係等の理不尽なことで悩んでいる時に、全身の筋肉を鍛えたい時に、心肺機能を高めたい時に、もしくは痩せたいけど体重が重くて膝に負担をかけない時に、恐らく水泳という運動を選ぶ方は少なくないでしょう。何故かと、水泳はこれらの要望は全部満たせる運動で、体へかかる負担が少なくて心肺機能も高められて人間の体に一番バランスのいい運動と言われていますね。
 但し、全てのコインは2つの面があるということわざ通り、水泳にもいくつかのデメリットもありますね。例えば、耳のトラブルや肩の負担、肌トラブル、ヘアダメージ等です。これらの健康トラブルはどれも無視できないですが、実際に役に立つ具体的な内容をより多く語っていきたいため、今回は水泳後一番体感しやすいデメリット、ヘアダメージというトピックにフォーカスして、どんなダメージがあるかとその原因及び具体的な対策についてご紹介していきます。
 水泳好きな方は、体だけでなく、髪の毛も健康に保てて、魅力的な人生を過ごすために、是非最後までお読みくださいね!


どんなダメージがあるか?

 水泳後、濡れた状態の髪の毛を手で触ると、ゴワゴワな感じがしますね。シャンプーで洗って乾かした後でも、鏡に映った自分の髪を見ると、切れ毛や枝毛が増えており、全体的に膨らんで、色も変わってバサバサになっている気がしますね!
 これは勘違いではありません。海で泳いでもプールで泳いでも、髪の毛にダメージを与えるのは事実です。もちろん、個人の体質によって、どんなダメージかどこまで痛むか変わりますが、基本的には、以下のようなダメージがあります。

・切れ毛や枝毛が増える
・髪の毛がバサバサになる
・髪の毛が荒くなって光沢が失われる
・頭皮が乾燥したり、痒くなったりする
・抜け毛が増えて、髪のボリュームが減少する
・染めた髪が色落ちや変色する
・指通りが悪くなる など

どんな原因があるか?

1、髪の毛の特性

 髪の毛は主にケラチンというタンパク質で構成されています。ケラチンはアミノ酸が結びついて形成された強固な構造で、髪の強度と弾力性を保っています。髪の最外層にあるキューティクルは魚の鱗のように重なり合っている細胞層なので、基本的には

・髪の内部のケラチンを外部のダメージから守る
・水分や栄養素を内部に閉じ込める
・滑らかな表面を保って、髪にツヤを与える

この三つの役割があります。
 また、髪の毛と頭皮の自然なpH値は約4.5~5.5の間であり、この弱酸性の状態が最も健康的です。これは、髪の表面を保護しているキューティクルが酸性環境で閉じた状態を保つからです。逆に、アルカリ性になるとキューティクルが開いて、内部のケラチンにダメージを与えてしまいます。基本的には、髪の全ての損傷はこの過程で引き起こされています。

2、プールの場合

 日本では、奇麗な水を維持するために、どこのプールでも次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸ナトリウム液、塩素化イソシアヌル酸、これらの塩素を決まっている量でプール投入して、プールの水のpHは一般的に7.2~7.8の範囲に維持するように管理されます。
 何故かと、この範囲であれば、次亜塩素の殺菌効果が最も高くて、また人体への刺激も最小限に抑えられるからです。但し、前文にも書いてある通り、髪の毛は弱酸性の状態で一番健康なので、プールで泳ぐとその酸性状態はアルカリ性状に変化して、キューティクルも開いて、内部のケラチンが破壊されてしまうため、髪がバサバサになります。更に、適切にケアしないと、髪が抜けてしまったり頭皮が炎症になったりする可能性もあります。
 また、屋外プールで泳ぐと、髪のキューティクルが開いたままで紫外線を受けるとケラチンがより破壊されやすくなるため、髪質をさらに悪化させてしまいます。

3、海の場合

 海水や潮風には塩分が含まれており、その塩分は髪の水分を吸収して、キューティクルも開かせて、髪を脆くさせるため、これはパサつきや切れ毛、枝毛の原因となります。そして、髪だけでなく、頭皮の水分までも奪って、代謝サイクル乱れを引き起こして、抜け毛が増えることに至る可能性もあります。
 また、屋外プールと同様に、紫外線ダメージを受けやすくなるだけでなく、砂などが髪の毛に絡みついて物理的な摩擦を引き起こすことで、髪質や頭皮の健康をさらに悪化させる可能性も高いと考えられますね。

どう守るか?

 ケア対策は基本的にする前、した後、定期的に、この三つの段階に分けられます。具体的には以下となります。

1、水泳する前のケア:
ヘアオイルやコンディショナーも使う化学的な保護と、水を通さないシリコンキャップを使う物理的な保護で、髪の毛を海やプールから守ります。
2、水泳した後のケア:
プールや海から上がったら、すぐシャワーを浴びて、髪の毛についてある塩分や塩素を塩素除去専用シャンプーや弱酸性シャンプーで残留下塩素を徹底的に洗い流します。また、キューティクルを閉じせるコンディショナやトリートメントも使ってダメージを最小限にします。
3、定期的な修復ケア:
定期的に水泳されている方には、やはり自宅で又はサロンで髪に栄養を与えるトリートメントやヘアマスクを定期的に使用して、血行促進できる頭皮にもマッサージを行って、プールや海で失われた水分や栄養を補給・修復するのはお勧めです。

まとめ

 水泳とヘアダメージの原理について色々と書きましたが、実際の対策はそんなに複雑ではないですね。是非、日常生活でこれらの対策を実践して、水泳の健康的なメリットも享受しながら、健康的な髪を持つようにしましょう。

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