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脱タムパ的思考論ー「言語化がスゲぇ」が実は全く凄くない理由。

脱タムパ的思考論ー「言語化がスゲぇ」が実は全く凄くない理由。

今はタムパ(タイムパフォーマンス)の時代と言われて久しい。特に若い世代(Z世代)を中心に「消費コンテンツの短尺化」という視点から全方位的な行動心理へ拡張されている。つまり、コンテンツを起点にあらゆる物事に人類が向き合う「態度」がせっかちになっているのである。これはいわゆる若者だけには留まらない生活・思考トレンド的な様相を呈している。このトリガーとなっているの言うまでもなくネット、スマホ、ショート動

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「やりたい事」はあなたを幸せにしない

「やりたい事」はあなたを幸せにしない

もう15年くらい前になるか。

自衛隊のパイロットを夢見て何年もただそれだけを追いかけていた年下の親友が、山口の宇部空港で行われる最終試験まで行って落ちた。携帯のメッセージで不合格の連絡をもらってから、2ヶ月くらい音信不通になっていたのだが、ある日突然連絡が来て会うと、彼は意外とケロッとしていた。

お互い試験のことには触れず、今何をやっていて次に何をやる予定か、そんな事を話しながらいつものように

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「なぜ努力する必要があるのか」の考え方が根本から変わったお話

「なぜ努力する必要があるのか」の考え方が根本から変わったお話

先日、人生初の自己啓発本として『自分を育てる「働き方」ノート』を出版しました。帯にはでかでかと「自分の価値を上げるのは ”圧倒的努力” だけ」と書かれています。

本の中でも「努力せよ。さもないと成長できないぞ」「努力せよ。さもないと一流の職業人になれないぞ」「努力せよ。さもないと幸せな人生を歩めないぞ」と、自律・自責で努力し、自らの手で明るい未来を引き寄せることの重要性を説きました。

その文脈

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フィードバックの流儀|キツいフィードバックで悩んだ時に読む処方箋

フィードバックの流儀|キツいフィードバックで悩んだ時に読む処方箋

振り返るのは、とある3連休直前の金曜日ーーー。

その日、最後のMTGは当社の取締役メンバー間での役員MTGだった。
詳細はさておき、アジェンダは決して軽いものではなく、議論の末に一定の解決が見えたので、私は安堵のため息を心の中でついた。
《ふぅ…これで安心してこの連休を迎えられる》
と。

MTGの最後、1人の取締役から私宛に「フィードバック」があった。
端的に言うと、私の管掌範囲におけるキャッ

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タイムラインが闇堕ちする仕組み

タイムラインが闇堕ちする仕組み

SNSであれニュースサイトであれ、タイムラインは自然状態で放置をすると、どんどんネガティヴに闇堕ちしていく。

これはnoteにおいても、つねに注意を払っている課題だ。なぜ多くのサービスでタイムラインが闇落ちするのか、チームと共有するためのメモ。

人間の脳は、ネガティヴな情報に積極的に注目する人間の脳は、原始時代に基礎設計されてから、ほとんど進歩していない。このため現代の人間の意思決定は、しばし

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最近学んだ「幸せに近づく技術」について。

最近学んだ「幸せに近づく技術」について。

偶然、いろんなところでオススメ本として現れた書籍《「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室》

縁を感じてポチッたのですが、なかなかいい本でした👏

「5つ」と書籍タイトルにはありますが、結構たくさんの知見が含まれてます笑

その中でも個人的にオススメな「幸せに近づきやすい技術」を4つご紹介します。

1、SNSやメールをチェックするほどストレスが増える詳細は書籍に譲る

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実は私、スポーツが嫌いでした

実は私、スポーツが嫌いでした



こんにちは、星槎のnote担当、星槎のことならなんでも知っている「セイサ先生(仮)」です。今日は、はじめて、私のお話しを書かせていただこうと思います。「#スポーツがくれたもの」の特集をきっかけに、私の人生とスポーツの関わりについて振り返ってみたいと思います。

「周りに合わせなければならない」

私自身のスポーツの経験といえば、水泳くらい。それも、自らすすんでというより、まだ物心もつかない幼稚

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「いいね5つ」のツイートが、たった1人のリツイートから「いいね1000」まで伸びた件から僕が学んだこと

「いいね5つ」のツイートが、たった1人のリツイートから「いいね1000」まで伸びた件から僕が学んだこと

メディア研究の大家マーシャル・マクルーハンは、「メディアはメッセージである」という言葉を残しました。

この言葉の意味は、「メッセージに説得力をもたせたいなら、メッセージの内容と同じくらい、メッセージの流通経路(メディア)が重要である」というものです。

つまり、「そのメッセージを、どこを通じて、誰を通じて発信するのかをよく考えるべき」ということです。

この意見に反対する人は多いのではないかと思

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幸せの4つ葉のクローバー

幸せの4つ葉のクローバー


ロボットに幸福?!

先日、あるラジオ番組に聞き入ってしまいました。

「ロボットと幸せ」についての内容です。

ゲストが、ロボット工学者で知られている、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の前野隆司氏。

同氏は日本では珍しい「幸福学」についても研究しているユニークな方です。

経歴は以下です。

【前野隆司氏略歴】

1962(昭和37)年、山口市に生まれ、東京工業大学第4

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「本が嫌いだった」自分の資産を増やすアウトプットと言語化

「本が嫌いだった」自分の資産を増やすアウトプットと言語化

Twitterやnoteなど、いわゆるSNSやブログから発信をすることに対して、
苦手意識を持っている人は、実のところ社内外問わず案外いるのではないでしょうか。

アウトプットすることへのメリット。言語化力を身につけるための方法。
言語化力がどのようにデザインへ繋がっていくのか。

今回は、「アウトプットと言語化力」をテーマにADWAYSと交流の深い
Goodpatchの野田 克樹(のだ かつき)

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「期待」が持つ大きな力との距離感

「期待」が持つ大きな力との距離感

先日、夫の実家とテレビ電話でお話をしていた時のこと。

在宅ワークが増えて、一緒に過ごす時間が増えている私たち夫婦に、義父が「お前たちは喧嘩しないんか?」と質問をしてくれた。

私は「ケンカしないんですよね〜。多分お互いにそんなに期待とかしていないから、がっかりすることもないし、モメる原因がないんです〜」なんて答えたら、義弟が「ドライな夫婦やな」なんてコメントをくれたんだけど、あ〜確かに期待がつな

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【ヴァーチャル】Google Arts & Cultureで見られる国内外ヴァーチャル美術館

【ヴァーチャル】Google Arts & Cultureで見られる国内外ヴァーチャル美術館

Google Arts & Culture

日本東京国立博物館(Tokyo National Museum)

東京国立近代美術館(The National Museum of Modern Art)

国立西洋美術館(The National Museum of Western Art)

東京富士美術館(Tokyo Fuji Art Museum)

DIC川村記念美術館(Kawamura

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うまくいく人は、かならず「終わり」を決めている

注)このnoteは、ぼくがライティングでかかわった『なぜ、2時間営業だけでうまくいくのか?』からの抜粋です。特別に著者、出版社の許可を得て転載・一部再構成しております。尚、予告なく削除する場合がありますのでご了承ください。

終わりを決めるから本気になれる

「将来どうなるか不安だ……」
「夢をかなえたいけど、どうすればいいかわからない……」
「年金とか老後が心配で、仕事に身が入らない……」

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SNSへの反応は、積み上げてきた信頼の通信簿

SNSへの反応は、積み上げてきた信頼の通信簿

SNSのフォロワーを増やしたいという相談を受けたとき、私がいつも話すのは『オフラインの人間関係を広げる』ということだ。
これは単に出会った人と毎回SNSアカウントを交換して泥臭くフォロワーを増やしましょうという話ではない。
すでにオンラインとオフラインの垣根がなくなりつつある今、オフラインで築き上げた人間関係がそのままオンラインにも反映され、それがフォロワー数やエンゲージメント率として可視化される

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