Kenji Tomita / 冨田憲二

Runtrip, Inc. 取締役。ランニングで世界を幸せにするスタートアップが本職。…

Kenji Tomita / 冨田憲二

Runtrip, Inc. 取締役。ランニングで世界を幸せにするスタートアップが本職。 高専/編入/USEN/VOYAGE/genesix創業/SmartNews8番目社員-組織200人まで成長→現職。書籍「企業文化をデザインする」6/1発売。

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なぜ「企業文化」が大切なのか?|カルチャーデザイン

皆さん「企業文化」と聞いて、一体どのようなものを思い浮かべるだろうか? それはそれぞれのカイシャというものに空気のように存在していて、厳密言えば2つとして同じものは無い、法人におけるDNAや血液のようなものだ。しかし多くの人は「企業文化」というものに対して真に正面から向き合い、それが根本何であるか、なぜ大切なのか、どんな構造でどんな力学が働くのか、どのように浸透/維持していくのかという深い考察にふけることはきっと無いのだろう。 かく言う私も、そんな「企業文化」という概念に

    • 全ては"勝ち続ける"ために。圧倒的逆算で創られていったサイバーエージェントの企業文化論|企業文化をデザインする人たち#05

      2023年6月1日に出版された「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にするため、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 第5弾を最終回とし、トリをお願いしたのは株式会社サイバーエージェントの創業期から事業・組織の成長

      • “カルチャーとは組織のOS”未踏の地に立てた旗をグリップし続ける握力の源泉|企業文化をデザインする人たち#04[後編]

        2023年6月1日に出版された「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にするため、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 第4弾となる今回は、株式会社グッドパッチで同社のカルチャーの基礎を築いてきた高野葉子さんです。

        • “社内の不安を払拭する”逃げない背中を信じ続けるフォロワーシップの底力|企業文化をデザインする人たち#04[前編]

          2023年6月1日に出版された「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にするため、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 第4弾となる今回は、株式会社グッドパッチで同社のカルチャーの基礎を築いてきた高野葉子さんです。

        • 固定された記事

        なぜ「企業文化」が大切なのか?|カルチャーデザイン

        • 全ては"勝ち続ける"ために。圧倒的逆算で創られていったサイバーエージェントの企業文化論|企業文化をデザインする人たち#05

        • “カルチャーとは組織のOS”未踏の地に立てた旗をグリップし続ける握力の源泉|企業文化をデザインする人たち#04[後編]

        • “社内の不安を払拭する”逃げない背中を信じ続けるフォロワーシップの底力|企業文化をデザインする人たち#04[前編]

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          "カルチャーが戦略を食う。"シリコンバレーから見た知的好奇心と忍耐強さという日本文化の価値とは|企業文化をデザインする人たち#03

          2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 第3弾となる今回は、SmartNews, Inc. US拠点の立ち上げメンバーで、今年まで「Hea

          "カルチャーが戦略を食う。"シリコンバレーから見た知的好奇心と忍耐強さという日本文化の価値とは|企業文化をデザインする人たち#03

          全部「愛」だった。企業文化を紡ぐ人財に欠共通する欠かせない資質|企業文化をデザインする人たち#02[後編]

          2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 第2弾となる今回は、株式会社マネーフォワードで10年近く同社の企業文化デザインの中心人物として活躍

          全部「愛」だった。企業文化を紡ぐ人財に欠共通する欠かせない資質|企業文化をデザインする人たち#02[後編]

          大失敗から始まった企業文化の"自律機能"が出来上がるまで|企業文化をデザインする人たち #02 [前編]

          2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 第2弾となる今回は、株式会社マネーフォワードで10年近く同社の企業文化デザインの中心人物として活躍

          大失敗から始まった企業文化の"自律機能"が出来上がるまで|企業文化をデザインする人たち #02 [前編]

          経営統合下でコロナへ突入…「組織の分断」が教えてくれたカルチャーの底力|企業文化をデザインする人たち#01[後編]

          2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする企画をスタートさせます。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 今回がそんな連載企画の第1弾。トップバッターは私自身が自らのキャリアで多くを教わってきた

          経営統合下でコロナへ突入…「組織の分断」が教えてくれたカルチャーの底力|企業文化をデザインする人たち#01[後編]

          経営者になってやらなかった最大の失敗は「新卒採用」と言い切れる理由|企業文化をデザインする人たち#01[前編]

          2023年6月1日に出版される「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にすべく、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする企画をスタートさせました。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 今回がそんな連載企画の第1弾。トップバッターは私自身が自らのキャリアで多くを教わってき

          経営者になってやらなかった最大の失敗は「新卒採用」と言い切れる理由|企業文化をデザインする人たち#01[前編]

          【無料公開】書籍「企業文化をデザインする」はじめに〜序章(2023年6月1日発売)

          はじめに ビジネス書の冒頭らしからぬ〝問い〞からはじめさせてください。 「皆さんには〝気〞が見えますか?」  ヒトは「やる気」「活気」「熱気」といった〝気〞を感じることができる生き物です。しかし、実際には目に見えません。当然これらは、定量的に測定することも不可能です。そして、目に見えないもの・定量化できないものというのは、「ビジネス」と呼ばれる世界からは排除・敬遠されがちです。特に論理的に切れ味よく説明・検証できないものをビジネスの世界に持ち込むのが大変難しいのが今という

          【無料公開】書籍「企業文化をデザインする」はじめに〜序章(2023年6月1日発売)

          熱狂の桜ヶ丘|スマートニュースとカルチャーデザイン

          "企業のカルチャーは創業過程、成長過程で様々な成功体験を通じて構築され深められ、時を経て虚い変化する。カルチャーは注意深くデザインし続けなければ自然の摂理のように拡大とともに薄まり、時代や環境の変化に影響を受ける——" 企業という生命体のDNAがそうであるならば、生い立ちや成り立ちをごく一定期間でも克明に記録して残しておくことに、社会的意義や一定の知的資産価値を感じざるを得ない。創業時における「生身のカルチャー」を鮮明に記録して残しておくことで、今も成長し続ける古巣にエール

          熱狂の桜ヶ丘|スマートニュースとカルチャーデザイン

          スタートアップが組織崩壊するたったひとつの理由。

          スタートアップの急成長過程でよく耳にする「組織崩壊」というワード。実際の「崩壊」における程度はそれぞれだとは思いますが、要はスタートアップにおける重要リソースあり、全ての土台である"チーム"が機能不全に陥る状態を指しているのだと思います。 当然、100社あればそんな崩壊の程度は100通りあるとは思いますが、個別事象の地雷とも言える特殊解が、他社における学びにはならないのは自明なので、それぞれ紐解いて紹介する価値は低いです。であれば、多くの"崩壊"事例に共通する「最大公約数的

          スタートアップが組織崩壊するたったひとつの理由。

          明日、他の取締役からダメ出しをもらったら。

          とある3連休直前の金曜日。 その日最後のMTGは当社の取締役メンバー間でのMTGだった。 詳細はさておき、アジェンダは決して軽いものではなく、議論の末に一定の解決が見えたので、私は安堵のため息を心の中でついた。 《ふぅ…これで安心してこの連休を迎えられる》 と。 MTGの最後、1人の取締役から私宛に「フィードバック」があった。 端的に言うと、私の管掌範囲におけるキャッチアップ不足を指摘するフィードバックだった。大変的を得たフィードバックだったので、私はその場で素直に感謝し、

          明日、他の取締役からダメ出しをもらったら。

          完璧すぎる上司は、逆にチームを弱くする。

          このツイートで書ききれなかったことを深掘りしたいと思います。 はいはい、それって「心理的安全性」の話でしょ。って思いますよね。ただ、「心理的安全性」はその言葉のニュアンスが故に ただの優しい組織 ただの安全な組織 として誤解、御用されがちです。また、ここで言いたかったのは「心理的安全性」という概念のその先の、より具体的な「リーダーシップ」の話です。 まず、心理的安全性を正しく理解する具体的な「リーダーシップ」の話に進む前に、今一度「心理的安全性」についておさらいしま

          完璧すぎる上司は、逆にチームを弱くする。

          DAOとは何か?を図解しました。|#HRを図解します

          インターネット界隈を賑わせるWeb3。そして特に今年に入ってからWeb3のコンテキストで何かと話題の「DAO(ダオ)」ですが、今後全ての組織がDAO的なものに起き変わることは無いとは思います。ただ、少なからずインターネットのWeb3的な進化がもたらす、リアルな組織のDAO的枝分かれ進化は、確実に今後数年で浸透していくと思います。 「DAO」は先んじてWeb3領域でスタートアップをしている渦中の方々はもちろんですが、広義のHRパーソンは確実にフォローすべきだと思います。これは

          DAOとは何か?を図解しました。|#HRを図解します

          #HRを図解しますII|人事・組織の図解まとめ6選 パート

          物事の本質を深く理解するためには次の3つが大切だと考えています。 1. 部分ではなく全体を知る 2. 全体の構成要素の相互的つながりを知る 3. 主要な構成要素を見極める つまり、 全体を知り、繋がりを知り、削ぎ落とす。 この"思考のクセ"が物凄く重要です。 その"クセづけ"のために、私は何か深く理解したい事象や対象物があったら、まず紙に絵を描いてみる。同じ要素を囲んだり、関連し合う要素を線で繋いだり。これ自体が上記3つのプロセスを経るための身体と脳のキャッチボールなん

          #HRを図解しますII|人事・組織の図解まとめ6選 パート