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特集 職場のアルコール問題の解決
生活習慣病を引き起こすような飲酒~重度の依存症まで様々な問題を抱えた方が現役世代の中にも大勢います。
産業精神保健学会が発行する『産業精神保健2024 年 32 巻 2 号』で、「特集 職場のアルコール問題の解決」が6月20日に公開されました。全文がPDFで無料でダウンロードできます。
臨床の現場と同じく、産業保健の現場でも、飲酒問題は以前から重要性が指摘されているのの、学会誌で、こういった
【読書メモ】『お金のむこうに人がいる』
本書は、医療経済について考える時のモヤモヤに対して、それを解消するヒントを与えてくれました。
日本の医療費が年々増加しています。
厚労省によると「令和4年度の概算医療費は46.0兆円、対前年同期比で4.0%の増加、対令和元年度比で5.5%の増加。なお、対令和元年度比の5.5%の増加は3年分の伸び率であり、1年当たりに換算すると1.8%の増加」とのこと。
それに伴い、年金と合わせ、社会保障
取材記事 お酒との「正しい付き合い方」 NewsPicks
NewsPicksから取材を受けた記事が5月2日、公開されました。
【保存版】パフォーマンスを上げる「健康ルーティン」85選
という特集で、「各分野で活躍する7人の医師」の1人として取材を受けました。
事前に質問を受け取って、要点を回答して返信しました。拙著(『「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本』)も読んでもらってからオンラインで取材を受けたので、要点を抑えた良記事となっていま
日本の内科診療所における危険な飲酒、アルコール依存症疑いの有病率に関する論文
伴 信太郎. アルコール関連障害に関するプライマリ・ケア多施設協同研究. 日本医事新報. (通号 3945) 1999.12.04,p.37~43.
この研究は、18の診療所、1388人の外来患者さんから得たAUDITの結果を用いて危険な飲酒、アルコール依存症疑いの有病割合を調査したものです。
その結果、22%(95%信頼区間:20%–24%)の方が危険な飲酒をしているか、アルコール依存症
第7回関東甲信越アルコール関連問題学会
2024年3月3日(日)、第7回関東甲信越アルコール関連問題学会・八王子大会に参加しました。
私は朝一番のシンポジウム1「各都県からの現状報告とトピックス」にシンポジストとして登壇するのに始まり、成増厚生病院のスタッフが教育講演やシンポジストとして登壇することもあり、さらに、プログラム終了後、理事会もあって大忙しの1日でした。
事務局の発表によると参加者は182名。会場の広さと参加人数の
第6回関東甲信越アルコール関連問題学会に参加
日本アルコール関連問題学会には各地域に地方会があり、当学会は、その1つです。
2022年12月4日(日)、筑波大学で行われた第6回学術総会に参加しました。
参加者はオンラインですが、登壇者は、選ぶことができるので、私は現地に行き、教育講演(B会場の最初のプログラム)を行いました。内容は「これまでアルコール関連問題に関心はあったが学会に参加するまではいかなかった方々(医師、看護師、保健師な