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本屋になれないわたしの「空想書店」開業記
「でも、もう本屋には戻れない」
全ての始まりはこの言葉でした。
そうだ、空想書店を開こう大学から20代後半までの約9年間、ずっと本屋で働いていました。人生初のアルバイトとして入社し、いくつかの本屋を転々としつつも働き続けた場所。
レジ業務はあまり好きではなかったけど、本の発注をしたり、フェアを企画したり、そのフェアにぴったりな本を探したり。本屋の醍醐味ともいえるそれらの仕事は大好きでした。
本と、ケーキと、わたしと。 #1 わかったさんのショートケーキ
子どものころから大好きで何度も読み返した児童書がある。『わかったさんのおかしシリーズ』だ。
クリーニング屋さんで働くわかったさんが配達途中に不思議な世界に迷い込み、そこで出会ったおかしな住人たちとお菓子をつくる物語。
お話としての面白さはもちろんなのだが、イラストが可愛らしく色使いも素敵で、この本のことが愛おしくて仕方がなかった。
シリーズは全部で10冊あるが、わたしの家にはクッキー、ドーナ
積読本に立ち向かえ!
ストレスが溜まると本屋に行って本を買う。
毎日たくさんの本が出版される時代だけあり、気になる本が尽きることはない。わたしにとって本を買うことはストレス解消法の1つだ。(さすがに財布の上限があるので全部は買えないが…)
では毎月たくさんの本を読んでいるのかというと、それほど読んでいない。溢れる本棚と読書量は比例しないのだ。わたしは手持ちの本の3割も読めていないと思う。本を買うこと自体がある意味わた
不思議の国に誘われて
突然現れたシロウサギを追いかけて不思議の国に迷い込むアリス。そのへんてこりんでちょっぴり怖い物語に初めて出会ったのは幼稚園のときだった。家族の誰かがディズニー版「不思議の国のアリス」のビデオをレンタルしてきたのだ。
今となっては魅力的だと感じるアリスの世界だが、正直いうと当時は苦手だった。ずっと笑っているチェシャ猫も、クレイジーな女王も、いもむしも。その世界観がどことなく不気味で怖かったのだ。
ちびまる子ちゃんの思い出
2024年4月21日の放送回から「ちびまる子ちゃん」の声優がTARAKOさんから菊池こころさんに代わりましたね。
わたしはアニメ主題歌冒頭の
「みんなー、いくよー!」
という菊池こころさんの呼び掛けを聞いたとき、涙が出そうでした…
物心ついた時からずっと見ていたちびまる子ちゃん。アニマックスの再放送もひたすら見ていたし、コミックスも持っているし、1期のアニメならタイトルを言われたら内容が分
テラヤマキャバレー観劇記
SMAPでは香取慎吾くんが好きだった。
昔大好きだった赤ずきんチャチャでリーヤの声をされていたこともあり、身近な存在に感じていたからだ。
といってもライブに行ったことはないし、ファンクラブに入るほどの熱狂的なファンでもない。テレビに出ていたら見てみたり、雑誌に載っていたらちょっと読んでみたり。そのくらいのにわかである。
それでも人生で1回くらい生香取くんを見てみたい!ということで、3月に梅田芸
夢を叶える覚悟とは?「ドキュメント宇宙飛行士選抜試験」
本気で夢を追いかける大人は最高に格好いい。
昨日は「宇宙飛行士の日」だったそうです…!
宇宙飛行士というと華やかな職業ですが、その夢を叶えるまでには多くの情熱や葛藤、泥臭い努力、そして「宇宙が好き!」という純粋な気持ちが存在します。
謎のベールに包まれた宇宙飛行士の世界を覗いてみましょう!
ドキュメント宇宙飛行士選抜試験著者:大鐘良一、小原健右
出版社:光文社
2021年、JAXAが第6回
造幣局:桜の通り抜け2024
わたしは季節を感じるような場所に縁遠い人間だ。夏も海に行かないし、秋に紅葉を見にいくなんて風流なこともしない。行きたくないわけではなく、いつも気づいたらその季節が終わっているのだ。
そんなわたしだが唯一季節を感じる場所に行くことがあるとすれば、春だ。お花見だけは毎年欠かさずに行っている。
今年行った場所は大阪造幣局。昨年に引き続き人生2回目の桜の通り抜けだ。
今年の桜は141品種あり、全部で
あの日のぼうけんをもう一度 〜エルマーのぼうけん展〜
「エルマーのぼうけん」と出会ったのはいつだっただろう。この本は捕らわれのりゅうを助けるためにぼうけんに出た少年、エルマーの物語だ。
物心ついたときには既にそばにいた「エルマーのぼうけん」。好きだった物語なので「PLAY!」を飛び出して巡回してくれると知った時は小躍りしたくらい楽しみにしていた展覧会。折角なら書店時代の友達と行こうと誘ってみると瞬間で「行く!」と返ってきた。そうだよね、みんな懐かし
ビッグバンドの魅力を知ったディズニー・ワールド・ビート2024
オーケストラが好きでよくコンサートに行く。
弦楽器の繊細で豊かな響きや木管楽器の柔らかくて優しい音色、金管楽器の力強くてまっすぐな音。それぞれが混ざりあい、生み出される音楽が心地良いのだ。
クラシック、ポップス、映画音楽。どれもわたしにとっては馴染み深いジャンル。それに比べてジャズやビッグバンドは聴く機会がほとんどなかった。
そんなビッグバンドのコンサートに誘われたので行ってきた。わたし1人な