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積読本に立ち向かえ!

ストレスが溜まると本屋に行って本を買う。
毎日たくさんの本が出版される時代だけあり、気になる本が尽きることはない。わたしにとって本を買うことはストレス解消法の1つだ。(さすがに財布の上限があるので全部は買えないが…)

では毎月たくさんの本を読んでいるのかというと、それほど読んでいない。溢れる本棚と読書量は比例しないのだ。わたしは手持ちの本の3割も読めていないと思う。本を買うこと自体がある意味わたしの趣味のようになっている。

ストレスが溜まってなくても毎月本は買う。ストレスが溜まった時はほんの少し購入金額が増えるだけだ。我が家から積読本がなくなる日はきっと来ない。だが、家に本が増えるということは心の平穏を保つためにはとても良いと思ってる。

悪いところがあるとすれば場所を圧迫することと、同じ本を買ってしまうリスクがあること。

例えば最果タヒさんの「もぐ」という本がある。

以前最果タヒ展に行った時に「もぐ」のサイン本が売っていた。「もぐ」は『食べる』を綴ったエッセイ本。わたしは食べることが大好きなので食べ物エッセイは無条件で手に取ってしまう節がある。しかもサイン入り。これは買わねば!と思って買った本だった。

自宅に帰り本棚を見てみると…

全く同じ本が置いてあった。
わたしは、食べ物エッセイは、無条件で、手に取ってしまう節がある。

例えば堀川波さんの「女おとな旅ノート」という本がある。

文庫の新刊コーナーを眺めていた時に一目惚れして買った本だった。それを見たとき、『こんなにも素敵な本があるのか!!!』と心躍った。

家に持ち帰り『そういえば前にも旅の本を買ったな〜』と本棚を見てみたところ、その本には…

「女おとな旅ノート」

と書いた単行本が置いてあった。なんと前に買った本の文庫版だったのだ…。

これらはわたしが積読にしていたから起こったことだ。まだ読んでないから気づかなかったのだ。

単行本で購入したのに気付いたら文庫化していたパターンはとても多い。本はできたら文庫で買いたい派だ。その方が値段が安いからという理由ではなく、文庫の方があとがきが追加されていて何かとおいしいからだ。

単行本で買ったのに…パターンは益田ミリさんの本でよくやってしまう。

「永遠のおでかけ」

父の死というテーマが重く、なかなか本を開けずにいるうちに文庫化してしまった。最近友人の父が亡くなり、ようやく読んだ。積読というよりも読むべきタイミングを待っていたのかもしれない。

「美しいものを見に行くツアーひとり参加」

ダラダラしていたら文庫化してしまった。
文庫だと単行本に載っていない旅が追加されていてちょっとショックだった。だからショックを隠すように読んだ、面白かった、文庫も買おう…

折角読みたくて買ったのに積読本のまま置いておくのは本当に勿体無いなぁと最近つくづく感じる。

だからこそ、今年は積読本に立ち向かってみようと思う。読めていない本があっても新しい本を買ってしまうので積読本はなくならない。でも、少しでも減らしていこうと思う。

まずは積読本の把握から!
ということでhontoのmy本棚に「積読本」というテーマ本棚を作った。my本棚というのは、hontoカードが使える店で買った本が自動登録されるツール。

正直いうとあまり使いやすいツールではないのだが、これまで買った本の8割くらい登録されているので手持ちの本を把握しやすいのだ。

今年の6月1日以降、買った本の自動登録がされなくなったので今後の使用はやめるかもしれないが、ひとまず今はこのツールで積読本を把握することにする。

新刊を読みたくなっちゃうので絶対数は減らない気がするし、古い本は紛失しているものもある…!けど…!!!今年は自分の積読本量を意識しつつ、「積読本撲滅委員会」として読書に勤しもうと思う。

今こそ積読本に立ち向かおう!


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