社会人になり損ねたら夢が見つかった話
大学を卒業し、新社会人として新たな1ページを踏み出すはずの4月1日。私はベッドに寝転がりながら1日を過ごしていた。
「今頃みんな入社式かー」
そんな考えたくもないことを考えては夢の世界へ逃避する。そんな堕落した1日だった。
つまり、私は就職できなかった。就職する努力もしなかったのだ。一応就職活動をしていた時期もあった。リクルート主催の就活イベントには参加していたし、企業主催の就職説明会にも行ったことがある。ただ、どうしても面接を受けるという行為が無理だった。面接特有のピリ