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日記

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2020年からは自分のために書いてます。
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#ドラマ

ジェーン・エア

ジェーン・エアを最初に観たのは白黒映画のやつだった。若草物語のベス役の子役がジェーン・エアの子供の頃を演じていて、あの滑舌と発音がかなり特徴的なので印象に残っていた。

この話は堅牢な石造りの英国の屋敷に不思議な謎があるところが話の肝なので、白黒映画で観ると謎が怖すぎる感じになって、陰気な印象が強く、そんなにこれ名作なのかなー?と思っていた。が、そんなのは白黒しか映像技術のなかった時代に対して抱い

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最近観てるやつ

何か書きたい気分なのですが特に書ける内容がないので、最近観てるやつについて書きます。やつ、というのはいわゆる映画とかドラマとかアニメーションとかです。

○『戦争と平和』(イギリスBBC制作のドラマ/全8話)

トルストイの小説が原作の、1800年ちょい後のロシアのお話です。原作にはセリフのある登場人物が600人弱いるそうですが、ドラマでは30人くらいに絞ってくれています。

ドラマってだいたい映

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3月8日(日)なんも悪いことしてへんで

3月8日(日)なんも悪いことしてへんで

【読みもの】

エストロゲンとプロゲステロンの分泌配分がそういうふうになる時期なんやろうけど、どうにも落ち込みと苛立ちの上がり下がりが激しく、そのこと自体にもがっかりしてしまう。

こういうときは大天使アカシヤ(さんまさん)の出ているトーク番組を観るに限る。安心と安定の明石家印とはよく言ったもので、さんまさんはいつなんどき見ても常に「明石家さんま」をやってくれている。

なので、「ああ、今日もさん

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2月11日(火)心の傷を癒すということ

2月11日(火)心の傷を癒すということ

ドラマ『心の傷を癒すということ』最終回を観た。観ている自分の心まで同時に癒やされるような、不思議な作品で、全4回と短かったけど、放送の度に好きになっていった。

主人公の精神科医の安先生(演:柄本佑さん)は穏やかで優しくて理知的で、時が止まったみたいな静かな雰囲気。人の話もゆっくり最後まで聞いてくれて、こんな先生が日本の医療界にたくさんいてくれたらいいなぁ。

妻の終子さんが第3子を身籠って、大き

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2月5日(水)ほんまにええもん

2月5日(水)ほんまにええもん

※本日のスカーレットの感想です

今日もきみちゃんの話や。明日もきみちゃんの話や。毎日きみちゃんの話や。それくらいにきみちゃんはもう、うちらの体の一部にまでなってしまってる。

ええ色が出た。ほんまにええ色やった。

炎で燃え尽きて穴窯が崩れた時、ためらうどころか更に火が付いたみたいに、薪を焚べ続けるきみちゃんの目、怖かった。壊れてしもたと思った。お母さんも引いてた。誰だって引く。怖かった。だから

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2月4日(火)異性として惚れるのか、才能に惚れるのか

2月4日(火)異性として惚れるのか、才能に惚れるのか

今日も『スカーレット』の話をする。たぶん明日もスカーレットの話を考えてるし、明後日もスカーレットの話を考えてる。朝ドラが生き甲斐だから。1日15分、物語を与えて貰うことで人生にどれだけ余白が広がることか。

穴窯をやりたくってたまらんきみちゃんと、やらんといてほしくてたまらんはちさん。

はちさんはきみちゃんの才能に惚れてない。異性として惚れてる。

女の人は割と、男の人の才能に惚れて好きになって

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2月1日(土)文章にタイトルを付けるということの難しさについて感じたことを語るということの話

2月1日(土)文章にタイトルを付けるということの難しさについて感じたことを語るということの話

昔に比べてインターネットで一般の人が書いた長文を読むことが増えた。一般の人っていうのは、その文章を書くことで金銭的な対価を得ていない書き手、という意味かな、まあいろいろ、そんなことはいちいち言わんでもわかるやろうから割愛。

ほんで、一覧に表示された投稿のタイトルを読んでたら、「〜ということ」とか、「〜した話」とか、そんなタイトルが並びすぎてて、上から順に読んでいくとだんだん、つまりどういうこと!

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1月30日(木)きみちゃん

1月30日(木)きみちゃん

最近、きみちゃんの目が据わってて怖い。取り憑かれとる。穴窯に。きみちゃんって、スカーレットのきみちゃんの話やで、朝ドラの。

毎日お風呂の時間にきみちゃんの話で持ちきりになる(母に入浴介助をしてもらってる)。きみちゃんは今までやりたいことずっと我慢してきたんやとか、芸術家なんやからとか、博打と変わらんやんとか、はちさんはきみちゃんに夢叶えー言うたくせに最後まで付き添わんとか覚悟が足りんかったんやと

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1月24日(金)病室にラブがあってもいい

1月24日(金)病室にラブがあってもいい

『恋はつづくよどこまでも』第2話を観た。上白石萌音さんが本当に演技が上手くて惹き込まれてしまう。

患者さんが亡くなって戸惑う視点の揺らぎ、目が、瞳が演じていて、佐倉七瀬という女の子が乗り移っているようだった。はしゃいでいる時の若々しさ、いてもたってもいられないじたばたとした身体の動き、くるくる変わる表情、不思議な顔立ち、全部がチャーミングでたまらない。

コメディエンヌに最も必要な要素はチャーミ

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1月23日(木)みんなが共感できるコンテンツは存在するのか?

1月23日(木)みんなが共感できるコンテンツは存在するのか?

「2019年はみんなが共感できるコンテンツが豊富だった」という言葉がずっと気になっている。ずーっとである。

年明けに見た、NHK総合『新春テレビ放談』での話で、テレビ東京の佐久間さんとか、おっさんズラブのプロデューサーの方とか、出席していた方々は概ね同意していたように見えた。『凪のお暇』とか、『わたし、定時で帰ります』とか、今の人たちはみんな疲れてるから、疲れを認めるようなコンテンツが多かったね

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日記 2月19日寝る前〜2月20日夜

2月19日(日)

寝る前に2階に上がってからTVerで新ドラマを数本チェックした。相変わらず刑事とか検事とか女医とか病室とか事件とか嫌なテーマの作品ばっかり。何が面白いんだろうなーと不思議に思う。物語に刺激を求めすぎてみんな不感症になってるのかもしれない。人が死ぬのは見てて面白いものではない。

良さそうな作品を数本発見。

『エキストラ!』

関西テレビ制作。撮影現場のエキストラを主役にした異

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「わかる」とか「私と同じ」とか

「わかる」とか「私と同じ」とか

週末の金土日だけやっているパン屋さんがあって、本格派のフランス系のパンを出すとあっていつもお客さんでごった返している。私たちの家からは少しだけ遠くて行動範囲とも逆の方向にあるから、普段は行かないのだけど、そちら方面に用事があったということで家族がクロワッサンなどを買ってきてくれた。ここのクロワッサンはバターがたっぷりで、温め直すとサクサクと生地が細かく崩れ、本当に美味しい。本当に美味しいはずなのだ

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雑記|たわいもない話/ぬいぐるみの話/いいことメモの話

雑記|たわいもない話/ぬいぐるみの話/いいことメモの話

土曜日は読む人が激減するのがnoteの理(ことわり)らしいので、たわいもない話を書いてみます。

①「たわいもない」話たわいもない話をしようと思った矢先、そもそも「たわいもない」っていう言葉って意味がわからないな、と思った。そこで調べてみたところ、なんと「たわい"も"ない」という言い方は誤用だったようだ。

たわい‐な・い【たわい無い】の意味
出典:デジタル大辞泉(小学館)

[形][文]たわいな

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はじめての『白い巨塔』日記 〜涙など見せない強気な財前五郎〜

はじめての『白い巨塔』日記 〜涙など見せない強気な財前五郎〜

おととい水曜日から5夜連続で『白い巨塔』のドラマが放送されていて、何気なく観てみたところこれがめちゃくちゃ面白く、息もつかせぬハラハラ感にもう夢中になって見入ってしまった。この作品は原作の小説があり(50年も前の本らしい)、時代ごとに何度もリメイクしてはテレビドラマ化しているらしい。人によってどのバージョンが良いとか今作はダメとかいろいろ好みがあるらしいのだが、他のを見たことがない私にとってはこの

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